南勢ユニオンのブログ

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虚偽文書を作成提出していた近代清掃系介護会社

2012-08-25 21:05:00 | 南勢ユニオン便り
近代清掃の社長が経営する介護会社=アゼスト社は訪問介護ステーションも運営していますが、「サービス提供記録」を作成せず、三重県の監査の際に虚偽の記録を作成・提出していたので、2010年4月から3カ月間、業務の停止処分を受けていました。
アゼスト社は、同社の有料老人ホーム「悠々」の入居者に訪問介護を行っています。「悠々」の従業員は訪問介護の仕事も兼務しています。

2年前に業務停止の行政処分を受けていながら、アゼスト社は介護職員の採用時の研修や健康診断を実施して来ませんでした。研修や健康診断は必須事項であり、同社も「悠々」の設立にあたっての計画書のなかに明記していた事項です。

採用した看護職員の研修、教育訓練も十分にせず、職員を解雇するアゼスト社の責任は厳しく問われなければなりません。


伊勢市前山町にある近代清掃とアゼスト社の事務所(正面の建物は清掃車のガレージでその裏に両社の事務所がある)

三重県最低賃金審議会傍聴記

2012-08-23 18:44:00 | リポート
8月22日、2012年度第5回三重県最低賃金審議会が開かれました。審議会の会議の模様を傍聴したみえ労連の書記さんがリポートしているので紹介します。
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三重県では8月6日、最賃を7円引き上げ724円にする旨の公示が行われました。
それに対し、みえ労連・南勢労連・南勢ユニオンから異議申出書を提出、22日最賃審議会が行われ、傍聴をしてきました。

別添「異議申出書」を労働局が読み上げ、審議会は議論に入りました。

会長(公益)からの「労働側委員さんいかがですか」との問いに、連合出身の委員は「審議会で精一杯議論して決定した金額なので、これ以上の金額検討は必要ない」と回答。

最賃額決定に際し反対に回った経営者委員二人から「デフレが進む中で最賃引き上げが必要なのか」「中賃目安(4円)を重視している。(三重の)プラス3円した金額は危機的な数字。中小の経営に対し、危機感をひしひしと感じている。」「支払い能力の限界」「雇用の維持が大切。働く場がある喜び。最賃を上げずに雇用の確保を続けることを重視してほしい」「日本人のお互い支え合う精神を審議会にも活かしてほしい」と意見がありました。

賛成に回った経営側委員二人からは「労働側は800円を目指していたが公益が説得して低いところにおりてくれたので賛成した」「中央方針は1円の引き上げにも反対だった。方針からはずれたが賛成した」と発言しました。

決定の際、経営側は5人中2人が反対、3人が賛成に回ったらしいことがわかりました。

(労働側がプラス7円で賛成に回るのは納得がいきませんでした・・・)

労働側委員には「やはり7円引き上げではダメだ」と発言して欲しかったのですが、あっさり「再検討は必要ない」とのコメントで、非常にがっかりしました。
「経営側が4人発言するなかで労働側1人だけの発言」でもわかるように、最賃を引き上げたくないほうが一生懸命になっています。
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南勢ユニオンが提出した異議申出書を紹介します。↓(クリックして下さい)
opqnw_redacted.pdf

やすらぎプール残そう…署名活動に参加

2012-08-12 19:37:00 | リポート
南勢ユニオンも参加している「やすらぎ公園の存続を求める会」では、7月7日のプール開園以来、毎土・日曜日にプール前で、プール存続を求める署名にとりくんでいます。8月12日、私も組合役員とともに署名運動に参加しました。
「プールを残すために署名にご協力を!」と訴えると大人も子どもも「えーっ、プールなくなるのーー?」。「いま、伊勢市で検討しているんです」と答えると「廃止になったら困る」と次々に署名に応じてくれました。前の当番の10-13時には136人が、私たちが訴えた13-15時には100人が署名してくれました。


僕も私もと署名してくれました

こんな楽しい立派な施設を昨年度末、市当局が取り壊しを決めていた!……その時、廃止反対の市民の声がなかったら、このプールは無かった

炎天下、9時半~4時まで、駐車整理のおじさん
高い入場料――中学生400円、小学生300円は伊勢市ぐらい。他の自治体はたいてい200円(中)、100円(小)だ。コインロッカー代100円も後で返還しないのは伊勢市だけ。子供からふんだくる料金を決めた市議会は何を考えとんのか

松阪七夕祭りで脱原発署名――南勢ユニオン

2012-08-06 20:51:00 | リポート
8月4日、松阪七夕祭り・鈴の音市に南勢ユニオンは労働相談のブースを出して参加しました。
今年は青年組合員が友達を連れて参加、「原発からの撤退を求める署名」を行き交う人に訴え102人の署名を集めました。


昨年は隣同士になった「ザ・サークル」のみなさんが今年も参加し、ご自慢のカントリーミュージックをはじめ、「聖者の行進」「テネシーワルツ」など、なじみの曲をたくさん奏でていました。午後5時半から8時半まで3時間ぶっ通しの熱演、熱唱でした。

パワハラ、不当解雇と闘う労働者を励ます会

2012-08-06 11:10:00 | リポート
8月3日、南勢ユニオンの主催で「パワハラ、不当解雇と闘うOさん、Sさんを励ます会」が開かれました。
ブラザー工業子会社のパワハラ地獄と連日闘っている0さん、近代清掃系の介護施設の不当解雇と闘うSさんは、それぞれの実情と報告して闘う決意を表明しました。
参加者との質疑応答、激励の討論の後、横浜ゴムの活動家排除の不当解雇と11年間闘い勝利的和解した辻村勝二さん(伊勢市)、松阪鉄工所の女性差別と8年間闘って勝利した内田圭子さん(松阪市)から、それぞれの戦いの紹介とOさん、Sさんへの激励がありました。また、「緑と海の合唱団」のみなさんも駆けつけ、参加者と合唱し連帯しました。
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いじめ地獄5年……
「君の仕事は再就職探し」、みせしめ降格
ブラザー子会社(明和町)で働くおOさん(男性)

 会社は5年前、従わないと降格だと脅して、再就職活動を強制、1年半にわたってハローワーク通いを強制しました。他社に就職しなかった後には、たった1人で作業するゴミ係に降格し、現在まで見せしめにしています。パワハラによるうつ病で休職をよぎなくされましたが、会社は「病気になった反省をしなさい」と言い放つ始末です。
研修もない使い捨て解雇とたたかっています
近代清掃社長経営の老人施設で働くSさん(女性)

 勤務して間もないのに上司から転職を迫られ、たまりかねて労働基準監督署に相談した後、解雇されました。この施設は採用時に、研修も健康診断もなく、従業員を働かせています。研修もなく働かせておいて、従業員に「能率が著しく低い」などと言いがかりを付けて解雇するのは解雇権の濫用であり無効です。


Oさん、Sさんを励ます会(8月3日、ハートプラザみその)