南勢ユニオンのブログ

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「健康で働くための東海セミナー」で発表

2015-03-29 21:27:00 | リポート
3月28日、岐阜市で開かれた「健康で働くための東海セミナー」に出席しました。この集会は、愛知健康センターなどが主催、地域のアスベスト被害対策の他、主に職場の労働安全衛生問題の取り組みを交流するために開かれました。
岩井羊一弁護士が「過労死等防止対策推進法の制定の意義と実効性について」、植木啓文岐阜大附属病院准教授が「メンタルヘルス問題」について講演し、勉強になりました。岐阜、愛知、静岡、三重の4県から、過労死自殺や学校の長時間労働に対して取り組んでいる発言がありました。
私は南勢ユニオンが取り組んできた下請け工場の労災認定のとりくみに関して、当事者のAさんとともに報告しました。
残念ながら三重県には現在、労働安全衛生に取り組むセンターがないので、愛知健康センターのお世話になっている案件が5件あります。伊勢市の中部電力、桑名市のやまぜんホームズのそれぞれ過労自死のご家族の方と知り合いになりました。

《南勢ユニオンの取り組みの報告》
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   150212jo.pdf


パワハラ、過労自殺を引き起こすメンタルヘルスについて講演する植木准教授

DIOジャパン債権者集会に出席、発言

2015-03-18 13:25:00 | リポート

1月に破産が確定したDIOジャパンの債権者集会が18日、東京都内で開かれました。
冒頭、本門のり子社長のお詫びの発言がありましたが、経営破綻の原因を食品偽装事件とマスコミ報道に転嫁するものでした。
ついで、管財人の澤野正明弁護士から破産手続きに至った事情、財産状況、今後の方針などについて報告がありました。財産の現在高、379万円に対し、優先すべき届出債券等が8239万円あり、一般債権に配当できないことが示されました。
質疑応答に移り東北地方の自治体の関係者からの質問への回答の中で、管財人はDIOグループ全体の実態として子会社への補助金も受注した収入も全部、本社が吸い上げていたと話しました。また、補助金は1年限りなので、その後は事業による受注がないと経営が困難になる構造になっていたとの説明がありました。
三重県の志摩コールセンターの従業員の代理人として出席した南勢ユニオンの役員からは、未払い賃金の8割は国の立替払で支払われるが、2割はどうなるのかとの質問だありました。管財人からは支払えない状況だとの回答でした。
さらに、同労組役員は、雇い止め、賃金未払いにより、従業員は塗炭の苦しみを味わった事を紹介し、DIO社役員の責任を追及し、損害賠償を求めるべきだと主張しました。管財人は「現在までのところ、個人責任を追及すべき事実は発見されていない」と述べるにとどまりました。
次回の債権者集会は7月22日に開催されることになりました。


三重県知事選ーー藤井新一さんを推薦

2015-03-17 09:47:00 | リポート
私が所属する労組、南勢介護医療ネットは12日、南勢ユニオンは14日、それぞれの会議で4月12日投票の三重県知事選にあたって藤井新一さんを推薦し、支持、支援を訴えていくことを決めました。
推薦決定にあたって出された主な意見は次のようでした。
●藤井さんを押し出すことは、消費増税、派遣法改悪、原発再稼働、TPP推進、集団的自衛権などを強行しようとする安倍自民党政権に「ノー」を突きつけることになる。
●前みえ労連事務局長として、ブラック企業規制の運動の先頭に立ったたたかっている。
●前介護施設事務長、県民主医療機関連合会事務局次長として、介護・医療・福祉の充実のために身を呈してがんばっている。



組合員なら持病があっても医療共済に加入できる

2015-03-15 19:54:00 | リポート

南勢ユニオン組合員のAさんに全労連共済から医療共済の給付金が出ることになりました。
南勢ユニオンでは持がある人でも医療共済に加入できるように65歳未満の組合員が全員、組織医療共済4口、交通災害共済1口に加入しています。
Aさんには持病がありましたが、1月に9日間入院しました。この入院に対して、日額2400円、9日間合計で2万1600円が給付されることになり手続き中です。
Aさんは「給付金が出ることは知りませんでした。入院費の一助になり助かります」と話しています。


外食チェーンのマタハラ

2015-03-14 11:50:00 | リポート

A外食チェーン店で働いていたBさんは、妊娠が判明したので店長に伝え、産前休暇まで勤務したいとお願いしていました。
ところが、産前休暇まで十分に期間があるのに突然、「出勤しないように」と言われたので「クビですか、クビなら解雇予告してください」と質問しました。店長からは「クビではない、休暇だ。離婚したら……」とまで言われました。
Bさんは南勢ユニオンに加入して、会社と団体交渉を行いました。会社は、店長がAさんを休ませた時から団体交渉の日までは、有給休暇と会社都合による休業補償を検討すると回答しましたが、Aさんに対してマタハラやセクハラを行ったことを認めようとしません。出産は次代の子どもを生む大切な営みで、社会全体で支えなければなりません。しかし、A外食チェーンのやり方は、妊娠している従業員に事実上の解雇を迫った行為と疑われても仕方がないものです。
南勢ユニオンはマタハラ、セクハラを許さず闘っていきます。