南勢ユニオンのブログ

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医師国保・所得補償保険が補償できないケース

2015-05-22 14:44:00 | リポート
AさんはB医院の開業時から事務員として働いてきました。ところが、4月某日、院長からパワハラを受け人生が一変しました。新入事務員が相次いで退職したのは、Aさんの教え方や態度が悪いと一方的に責任を押し付けられたのです。終業後、2時間にわたり院長から責められ「あなたの存在は院にとってマイナスだ!!」とまで決め付けられました。
精神的に参ってしまったAさんは出勤できなくなり、現在に至っています。

相談を受けた南勢ユニオンはAさんとともに、休業補償や医療費を賄うために労災の手続きを医院に求めましたが拒否されました。医院は健康保険に未加入で、医師国保なので傷病手当が出ません。院がかけている所得補償保険から傷病手当に相当するものが出るはずだと院長は言いました。そこで、ユニオンは保険会社に問い合わせましたが、この所得補償保険は精神的疾患による休業は補償の対象にはならないというのです。ショックで休職中のAさんは休業補償を受けられないままの無給です。

ユニオンはB医院に団価交渉を申し入れました。交渉では、他県の弁護士や社会保険労務士が「Aさんの疾患は業務によるものではない」「保険で降りないものは補償できない」などと院長をがっちりガードしました。院側は問題解決のために考慮を約束しましたが、予断を許しません。
B医院の就業規則には「従業員が業務外の疾病にかかったときは健康保険法により給付を受けるものとする」と明記していますが、健康保険には加入していないのです。
B医院は、労災も認めず、労災扱いにしないならばせめて、就業規則に明記している健康保険の給付相当のことを行うべきですが、これをせず、あくまでもAさんに泣き寝入りを押し付けるならば、絶対に許すことができません。

メーデーに参加、最低賃金引き上げを労働局に要請

2015-05-15 23:46:00 | リポート
5月1日、津市で行われた三重県中央メーデーに南勢労連はマイクロバスを運行し、南勢ユニオンからは20人が参加しました。
今年のメーデーは、安倍内閣が強行しようとしている戦争立法、派遣法改悪、残業代ゼロ法案に真っ向から抗議し、たたかう決意を固める集会とパレードでした。
メーデー参加後、南勢労連として三重労働局を訪ね「最低賃金1000円以上にして下さい」との要請書を提出しました。その後、松阪城跡で昼食をとり、島谷特別執行委員の解説で城跡や御城番屋敷を散策しました。

《労働局への最賃引き上げ要請文》
 クリックして下さい ↓ ↓
 150501jv.pdf


  三重労働局に最低賃金の大幅引き上げを要請



  メーデー参加者のパレード


  松阪城跡の藤棚をバックに記念撮影