自然観察系ぷち旅日記 うにまるが行く!!

遅咲きのなんちゃってトラベラーうにまるが再び動き始めます。薔薇と化石と砂漠を巡る、自然観察系旅日記です。

DAY9 人里離れ離れた修道院へ

2017-05-31 18:00:42 | スペイン巡礼旅

2017.5.25(Nájera泊)
Albergue de Peregrinos de Nájera
ドミ1泊12ユーロ


こんばんは。
巡礼9日目は観光デー。
今日はナヘラから人里離れたサンミュゲルまで世界遺産の修道院を見学に行きました。
まずはログローニョからナヘラという小さな街へバス移動。30分ほど。



時間も早いので、とりあえず朝ごはん。
注文するのもすっかり慣れてきました。だいたいコーヒー1杯で1.2〜1.5ユーロというのが相場。ドトール的な感じです。

ここからサンミュゲルまではバスで1時間ほどの距離なのですが、残念ながら朝早い便は土日だけということで、タクシーを利用。



言い値で22ユーロのところを笑顔で20ユーロにまけていただきました。ちなみにバスなら1.3ユーロ。もっともタクシーにとっては往復の値段になるわけですからそのくらい取られても仕方がないかなと思えます。



幾つかの小さな村を抜け、サンミュランに到着。







サーモンピンクがかった赤茶のレンガで出来た家々は、昔ながらの面影を今に伝えてくれているようです。そんなひっそりとした村に建つ修道院ユソ(Yuso)。



そして、Yusoを見下ろすように建つスソ(Suso)の修道院。



スソは上、ユソは下という意味なんだそうです。先に建ったのは、より人里離れたスソの修道院。

この修道院の内部を見るためには、時間制のツアーに参加しなくてはなりません。事前予約が必要なのですが、なんと朝いちばんの回(9:50〜)のみ、予約なしで参加できます。しかも入場料の4ユーロも不要♪
洋子さんの事前リサーチの恩恵。



ツアーに参加すると、ユソの修道院前からスソの修道院前までマイクロバスで送ってくれます。

そして、ガイドさんが鍵を開けて修道院の中へ。



ちなみに、言語はスペイン語です。私の場合は、英語でもスペイン語でも、あまり変わらないんですけどね。オールイマジネーション(笑)





10世紀に建てられたというこの修道院は絶壁にもたれかかるように作られていて、その崖の岩をくり抜いて作られた礼拝堂もある。

入り口を入ってすぐの石櫃はなかなかに生々しい。



このひっそりとした修道院に、時を経た現在、こうして立っているという不思議な感覚。



外に目を向ければ眩しいほどの緑の海が広がるばかり。





思わずお土産を買っちゃいました。
小石にかかれた修道院の絵。



再びマイクロバスで道を下り、今度はユソの修道院を見学。こちらは別料金で7ユーロ。ただし巡礼者は4ユーロで入れます♪

レセプションでバックパックも預かってくれるのがありがたかったです。











もともとは11世紀に建てられたとゴシック建築の建物だったようですが、途中壊されてしまい、現存するものは16〜18世紀に再建されたものらしいです。ルネサンス様式とゴシック建築とが混在しているんだとか…。

こちらの修道院は古い書物も多く残っていて、最古のものは10世紀のものだとのことです。





↑この大きな書物も迫力でした。

ちょうど1時間ずつくらいのガイドツアーを終えたのが正午前。
早速ランチ。



冷えたコーヒーが欲しいと伝えたら、なんとか通じたらしく、氷の入ったグラスを持ってきてくれました(笑)
どうやらアイスコーヒーの習慣はないようですが、要求にはきちんと応えてくれる様子。ありがたい!

15:05のバスまでは時間つぶしに必死。

とりあえずユソ修道院を、上から撮影するために坂道を登ります。







ついでにジャンプの練習も!初のセルフタイマー撮り。いつの日か山を飛び越せるよう、精進します(笑)



バス停は街のはずれにあるということで移動。









バス停に着いてはみたものの何もない炎天下。わずかな日陰で、ひたすら時間つぶし(笑)







↑冷たい飲み物を求めて探し当てた村の何でも屋さん。



ようやくバスが来てナヘラの街へと帰りました。本日のアルベルゲ。





とても小洒落た感じです。

夕飯はナヘラ川沿いのレストランでパエリア!







ツーリスティックな1日でした(*^_^*)

米今日のお小遣い帳※
ログローニョ→ナヘラ1.75ユーロ
コーヒー+クロワッサン2.6ユーロ
タクシー(二人で)20ユーロ
ユソ修道院4ユーロ
ランチ7.5ユーロ
ユソ→ナヘラ1.3ユーロ
パエリア+ジュース7.9ユーロ

今日も1日お疲れ様♪
明日もいい日になりますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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DAY8 魔法の蛇口と魔法の杖

2017-05-30 18:00:20 | スペイン巡礼旅
こんばんは

2017.5.24(Logroño泊)
Albergue de Peregrinos Albas
ドミ大部屋1泊(さくらんぼ付)12ユーロ


巡礼8日目はウォーキングは休憩。バスでログローニョへ移動。

何もしないのも退屈なので、3km先までウォーキング。



ブドウ畑に昇る朝日。この辺りはワインの産地。なんと、ワインが出てくる水道があるというのです∑(゚Д゚)

噂は本当なのか???



もしや、この人だかりが!?



2つの蛇口。右はAGUA(水)、左はVINO(ワイン)って書いてあります
(((o(*゚▽゚*)o)))

で、で、出た〜



ワインがある蛇口は実在しました。ポンジュースとうどん出汁を試す前にワインに出会っちゃいました(笑)

ここはイラーチェ修道院(ワインに気を取られ写真はなし)のすぐ近くなのですが、巡礼者にワインを振舞っていたという昔からの習慣が、現代に受け継がれたものだそうです。現在、ワインを提供してくれているのは、イラーチェワインを作るボデガというワイナリー。毎日蛇口につながるタンクにワインを入れてくれているんだとか…。



なので、タンクが空になればそれでおしまい。巡礼者同士譲り合って恩恵にあずかりましょうヾ(@⌒ー⌒@)ノ

このワインの蛇口ののすぐ手前、素敵なアクセサリー屋さんが店を出しています。



鍛冶職人の手作りアクセサリー♪



工房もあるようです。
これは、ひょっとすると手作り体験させてくれるかも〜。

身振り手振りで作ってみたいと伝えると、なんとなんと思いが伝わりました。







世界に一つだけの旅の思い出の出来上がり!!



巡礼者の杖とホタテをイメージした飾りです。早速バックパックにつけましたよ。



体験させていただきありがとうございました。



街へ戻ると朝市開催中。





その後、予定通りバスに乗ってログローニョへ。







ログローニョも大きな街







バックパックを背負って街を歩いていると、前からくる女性が「アルベルゲなら向こうよ」と教えてくれました。

まだ少し距離があるのによく分かったなぁと思っていたら、なんとその女性は宿のスタッフ。昼ご飯を買いに出かけたところのようで、門前で待っていると大きな丸いパンを抱えて戻ってきました(笑)

どうやらこのあたりは丸いパンがマストアイテムのようです。これ↓



駄菓子の右上に乗ってるのがそのパン。

夕飯は近くのスーパーで



宿からのサービスのさくらんぼ。今が旬とのこと。



※本日のお小遣い帳※
コーヒー+サンドイッチ 2.6ユーロ
スナック菓子+ジュース 2.2ユーロ
夕飯(パン、トマト、チーズ、ハム、ヨーグルト)二人で4.6ユーロ


今日も1日お疲れ様♪
明日もいい日になりますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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DAY7 のんびりウォークと心熱き宿

2017-05-29 18:00:41 | スペイン巡礼旅
2017.5.23(estella泊)
Albergue parroquial San Miguel
大部屋ドミ1泊2食付き:寄付


こんばんは
巡礼7日目はシラウキからエステージャまで14.5kmをのんびりウォーキング。
昼の炎天下を避け、早朝から歩く作戦に切り替えました。

朝6時のスペインはまだ夜明け前



次第に明けゆく空





やはり朝は気持ちがいいです♪



この辺りはローマ時代の石畳があるというのですが、特に表示は見つけられずらひょっとしたらこれがそうなのか!?



こちらの橋もかなり古そう。



この日もアップダウンの少なめの麦畑をひたすら進みます。



2時間くらい歩いたところで小さな村が見えてきました。

小さなカフェで朝ごはん







注文は欲しいものを指差して、キエロ(欲しい)とポルファボール(お願いします)でなんとかなります。ちなみにミルク入りコーヒーは「カフェコンレチェ」。コン(入っている)、レチエ(ミルク)っていう意味です。

再び麦畑。ポピーの花が赤土の道によく映えます♪







広々とした風景。
道端の可愛いものたち









標識もいろいろ







スリップ注意のアーチ状の橋を渡ってエステージャの街へ





こちらも橋。かなりの急勾配∑(゚Д゚)



エステージャは川沿いの美しい町





町の名前は「星」という意味だそうです。



高台にあるサンミゲル教会





この日の宿はこの教会の名と同じアルベルゲ(巡礼宿)。



アルベルゲは基本的に5〜20ユーロくらい。中には宿泊代は決めず、寄付でまかなっているところもあります。この日の宿はそんな宿。



てっきり、施設もサービスもよろしくないのかと覚悟していたら、全くその逆。



サービス精神旺盛のスタッフに熱く迎えられました。

サングリアのサービスまで!



これ、口つけずにまわし飲みするやつです。同宿の人たちと順番に飲みました。

部屋は大部屋ですが、フリードリンク有り





朝食も豊富!

夕飯はみんなでテーブルを囲んでワイワイと…。



レンテハス

レンズ豆とチョリソを煮込んだ郷土料理

マチェドニア

いわゆるフルーツポンチ

それに地元産のワインやビール、サラダも食べさせてくれました。

「寄付=安い」という思い込みは間違ってました(^^;;

もっともアルベルゲによってかなり違いはあると思います。ペンションみたいなものでしょうか?というわけで寄付の方もそれ相応の価格で20ユーロ入れてきました。

この旅ではいろいろなアルベルゲを体験できることも楽しみの一つのようです(*^_^*)

韓国の友達もできましたよ。



彼女は2年間の旅の途中らしいです。
そういえば今回の旅で会えるかもしれなかった旅友のかと子ちゃんは、どうやら行き先変更になったようで、今回は会えそうもありません。残念ですが、いつの日か彼女の冒険談を聞けるのも楽しみです♪









コーヒー+チョコデニッシュ 3ユーロ
コーラ+果物+クッキー(2人で)2.2ユーロ




今日も1日お疲れ様♪
明日もいい日になりますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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DAY6 小麦畑と古い町並み

2017-05-28 18:00:33 | スペイン巡礼旅
こんばんは



スペインの空はやたらと飛行機雲が目立ちます。

巡礼6日目はバススタート。一度パンプローナに戻り、プエンテラレイナまで一気に移動。

パンプローナでの乗り継ぎに失敗した我々はとりあえず朝ごはん。



乗り継ぎ時間が短かった上に、パンプローナのバスターミナルが地下にあるとは気づかずに、ちょっと戸惑いました(^^;;



2時間ほど空白の時間ができてしまったので、パンプローナ郊外のシウダデラ(要塞)公園へ。五稜郭のように五角形をした要塞跡。



特に何があるというわけではないですが、「五角形」っていうのは世界各国にあって面白いですね。

10時過ぎに出たバスは、わずか30分ほどでプエントアレイナへ。



町外れの橋を渡ります。





この橋、とってもかっこいいんです♪



この日は炎天下のウォーキング。



なんの変哲もない道は特に答えます(>_<)
とはいえ、道は次第に麦畑の中へ。

気がつけば辺り一面の麦!!!







暑いけど、こういうのっていいんじゃなーい
(((o(*゚▽゚*)o)))

やっぱり登ったりもするんですけどね。



でもこの景色





この黄色いのはエニシダだと思うけれど、高速道路の周りはひょっとしたら植栽かなぁ?

再び続く麦畑







そして見えてきたシラウキの町





なんだかすごい!!!!!

日本語みたいな響きのCirauqui。今夜の宿がある町。







町への入り口。これ可愛い↓





町の中は予想通りの坂だらけ。
固く閉ざされた教会の入り口





この日の宿の門もチェックイン前のため閉ざされてました。

日陰で休んでいるとチャリダーの紳士が昼ごはんを恵んでくれました。



ありがとう、イギリス紳士!!



シラウキという小さな町のアルベルゲは、静かで居心地抜群。









混合ドミ1泊11ユーロ
夕食11ユーロ
シスルメノール→パンプローナ1.35ユーロ
コーヒー+デニッシュ2.5ユーロ
パンプローナ→プレンテナレイナ2.25ユーロ





今日も1日お疲れ様♪
明日もいい日になりますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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DAY5 パンプローナの休日

2017-05-27 18:00:32 | スペイン巡礼旅
こんばんは

巡礼5日目はウォーキングは休憩。
いつもよりゆっくり起きて遅めの朝ごはん。



とりあえず街探検ということで、ふらふらと歩いてみる











ガチャポンとか、サトちゃんぽいやつとか…(笑)

そしてこちら↓



パンプローナは宮川大輔さんも参加した「牛追い祭り」で有名な街。



こちらは闘牛場。

牛追い祭りっていうのはこんな風に街中を牛が駆け抜けるお祭り。そしてその牛をギリギリでかわすのがカッコいいらしい。





危険すぎ!!!!!

教会も見学。



教会を出ると大きな人形が∑(゚Д゚)



しかも、なんと、この人形、動くのです
∑(゚Д゚)∑(゚Д゚)∑(゚Д゚)



まちの中を移動しては、くるくる回ったりするのです。ヒガンテス(Wikipedia)という、スペインの巨人らしいです。

どうやらこの日は街のビデオクリップ撮影とやらで、街じゅうがにぎやか。







民族衣装を着た女の子たちが一緒に写真に写ってくれました(*^_^*)

彼女たちはこのあとダンスを披露したのですが、ちょっと緊張した面持ちで、出番を待っているのが可愛かったです。

広場では別の着ぐるみ「?)も。



洋子さんのリサーチによると手にぶら下げているボールのようなものは、子どもたちの頭を叩くためのものなんだとか。ちょっと明るい感じのナマハゲ的な仮想なのでしょうか?



ちょっとどころかかなり明るいけど(笑)

こんな楽しげな顔して子どもの頭を叩くってのもどうなのぉ〜???

生ハム屋の陽気なお兄さん。



絶品生ハムサンドを買ったら、サラミを一つ味見させてくれました♪

ヘミングウェイがコーヒーを飲んだという由緒正しいカフェで休憩。







チュロスも揚げたてで美味しかったです♪

街探検も楽しんだので、宿のスタッフに別れを告げて次の宿へ。





すると、奥からひょうたんを持ってきてプレゼントしてくれました。いろいろと質問して世話を焼いてもらった我々のことを多少なりとも気に入ってくれたのかもしれません。バカな子ほどかわいい的な?

そして、この日の宿は美しい庭が有名な名物宿。パンプローナから5kmほど離れたシスルメノールという街にあります。





足も痛いしバスに乗りました(笑)
あっという間です!!











素敵すぎる宿でした!!

夕飯はついてないので、紹介されたレストランで巡礼者用メニュー



宿もそうですが、レストランも巡礼者にはとても優しい風土なのです。





ワインもデザートもこみこみで10ユーロ。自炊するつもりで持ってきた味噌や醤油は当分出番はなさそうです(笑)



混合ドミ1泊 10ユーロ
夕飯10ユーロ
サンドイッチ(二人で)3.9ユーロ
コーヒーとチュロス

今日も1日お疲れ様♪
明日もいい日になりますように
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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