自然観察系ぷち旅日記 うにまるが行く!!

遅咲きのなんちゃってトラベラーうにまるが再び動き始めます。薔薇と化石と砂漠を巡る、自然観察系旅日記です。

龍王の城、市民の市場

2016-08-12 12:16:43 | ブータン
こんにちは。一昨日から3カ国目のミャンマーに入りました。すでに旅はラストスパート態勢ですが、ブログの方はまだ序章だったりします(^^;;

まあ、自分のための忘備録なので、ゆっくり書き進めて行こうと思っています。リアルタイムの近況報告はこちら
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さて、本日はブータンの首都ティンプーのお城と市場をご紹介!!



ブータンで唯一の信号は交通整理のおまわりさん。しかも朝夕の通勤時間のみ。
ティンプーの街は目覚ましく発展中。

この街の一角に龍王が治める城があります。平日の17時までは、国旗が掲揚され、実際に公務が行われている場所。同時に城の半分は大僧正を始め僧侶が努めています。



午後5時。国旗が降納される儀式が始まります。一糸乱れぬ機敏な動きで、国旗はシワひとつなく畳まれ、運ばれます。



そして、コレを合図に、観光客は城の内部を見学できるのです。



ブータンではゾンと呼ばれる城。チベット文化圏に多く見られる城塞建築。ブータンの各地方にあり、庁舎となっています。どれも造りは似たり寄ったり。

中に入ってまず目を引くのは、大きな広場。



ここでは祭りが行われるとのこと。宗教的な物語要素の多い音楽や踊り、そうしたものを僧侶が演じるんだそうです。華やかで色鮮やかな衣装や仮面。大勢の観客。壮観だろうなぁ…。

そして、一番奥にはご本尊さまっていうんでしょうか釈迦牟尼像とあと2体。

ガイドさんによると、一体は「建国の父」。こちらは、チベットの僧侶でブータンの初代な国王シャブドゥン・ガワン・ナムゲル。そしてもう一体が「二番目のお釈迦様」。こらがどうにもよくわからないのですが、ひょっとしたらチベットに密教をもたらしたパドマ・サンババのことかなと思います。

とにかく、内部は撮影禁止。バターや小麦で作るというカラフルなお供え物や長い年月を経てなお色褪せない仏教画の数々が飾られているのですが、紹介できず残念です。

外観の撮影はOKということで…









金色の筒はマニ車。時計回りに1回回せば、お経を読んだのと同じご利益があるというもの。日本でも見かけますが、ブータンはとにかくいたるところにマニ車があります。風力や水力を利用して回り続けるものも。お土産屋さんでは、ろうそくを灯して回すものも見かけました。

そして、庭園にはバラの花。バラはどこの国でも高貴な花として愛されているようです。





城内では僧侶の姿も多数見かけました。朱色の袈裟と白い壁がよく似合っています。



さて、一方こちらは市民の台所、ティンプーの野菜市場です。





広い二階建ての建物内は、週末にもなると各地から届くたくさんの商品で溢れるそうですが、水曜日のこの日は、やや閑散としていました。

でも、市場を眺めるのは楽しみのひとつ。見たこともない野菜や果物。いったい何に使うのか、勝手に想像したり…

まず目を引くのは唐辛子。





入り口でも量り売り



ブータンでは唐辛子は香辛料ではなく野菜。丸かじりだってしちゃいます。





シシトウじゃないですよ。採れたて唐辛子に塩をつけて、がぶりといただくのです。
軟弱な私は端っこを一口かじっただけですけど…(^^;;

意外にも食べられちゃうものですね。…一口だけですけど(笑)

そして、ブータン産のチーズ!



このチーズと唐辛子で作るエマダッツィという料理が最高なんです。
さらにそれに干し肉を混ぜたり…





豪快に並んでました。
ブータンはもともと肉を食べる習慣はあまりなく、食べるとしたらこのような干し肉だったんだそうです。

そしてよくわからない野菜たち







お米売り場も充実。







このお姉さんがとってもフレンドリーでした♪

やっぱり市場はおもしろい!!

それでは皆様、よい1日を♪




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峠と田んぼと寺と城そして吊り橋

2016-08-08 13:08:54 | ブータン
こんにちは!現在地、バンコク。毎日朝から晩まで出歩いていたため、更新が滞りました(^^;;
そして、まだしばらくブータンの記事が続きます。リアルタイムの近況報告はこちら
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さて、本日は民族衣装キラを着てのティンプー→プナカの1日ドライブのお話。

標高2300mほどのティンプーがブータンの通年首都になったのは1955年のこと。それまでは標高が1000mほど低いプナカが冬の間の首都。仏教国ブータンでは王様と同じくらい、仏教の大僧正が力を持っているそうですが、今でも大僧正は夏と冬で2つの都市を行き来しているとのこと。

季節によって低地と高地を住み分けるライフスタイルを民俗学では、「トランスヒューマン」と呼ぶらしいのですが、ブータンでは、ティンプー⇄プナカだけでなく、全土にわたってこうした習慣があったようです。今でも2つの地域に家を持っている人もいるくらい。

付け焼き刃の豆知識なはここまでにして、ティンプーからプナカへと向かうことにします。

その途中にあるデチュ・ラ峠。標高3150m。



ブータン最高峰ガンカル・プンスム(7570m)を含む北部国境線の高峰を一望することができます。

冬の晴れた日にはヒマラヤの山々まで見えるこの地には、ワンゲル・チョルテン108基の仏塔が並びます。







民族衣装を身につけ、ちょっぴり天女になった気分!





展望台にはオシャレなカフェも!





ここから先は、まだ工事中の悪路。ここまでも1時間ほど曲がりくねるヘアピンカーブに揺られ続けてきたのですが、さらなる試練。

そしてたどり着いた圧倒的なまでの緑の世界。







伝統的な様式の民家が並ぶ小さな村。

村を見下ろすお寺。









こちら、プナカのお城



木の橋を渡って城内へ







お城と民族衣装のコラボがなんとも絵になります。





未だ生活路として使われている長〜い吊り橋。





高所恐怖症のわたしは、真ん中まで超えたところで引き返したのですが、帰りは一人きりになり、むしろ涙(笑)



↑証拠写真(緑の人がうにまる)
膝をがくがくさせながら、足元がよく透け透けの揺れる吊り橋と格闘することに。

でも、古い異国の物語に迷い込んだような風景に立っているという不思議な高揚感。
ブータンという国の魅力にどんどんハマっていきます。

次回はティンプーのお城と市場のお話です。お楽しみに(*^_^*)



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民族衣装を着てみました!

2016-08-06 07:00:14 | ブータン
おはようございます!現在地、バンコク。昨夜10時頃宿にチェックインできました。しばらくの間、滞在予定。
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ブータンでの移動は、全てが専用車。言うなればお抱え運転手つきのプライベートツアー!すべての旅行者、それ以外の選択肢はありません。

昨日も紹介しましたが、私たちのガイドさん(右)と運転手さん(左)。
(利用したツアー会社→ブータントリートさん





お二人が着ているのは、「ゴ」と呼ばれる民族衣装。ブータンでは仕事に行くときは男性は「ゴ」、女性は「キラ」の着用が義務付けられているそうです。学校の制服も全てがこの民族衣装。

ですから、伝統的な衣装を身につけて行き交う人々がとても多いのです。街の風景や田園風景に溶け込んで、まるで時代が遡ったような錯覚に!









…?

あれ!?



あれ!?

もしや、この二人は!!!



そうなんです。けっこう似合ってるって言われましたよ♪



ブータンツアーのサービスの中で、この民族衣装「キラ」を着せてもらえるっていうのは、なかなか人気のようです。
しかも、キラを着たまま、1日観光ができちゃうのです。こりゃ、テンション上がりますよー(*^_^*)



朝ごはんの後、ホテルの従業員の方が部屋まで着付けに来てくれました。
贅沢を言うと自分で色や柄を選びたかったけど。これから行かれる方は、事前に好みを伝えておくといいかもしれません

1枚の布を上手に巻くもので、動きの幅もあるし、1日着ていても、ほとんど着崩れることもありませんでした。着物と違ってセパレートになっているのも便利。



というわけで、ブータン2日目は、キラを着てお出かけ。次回の更新はその様子をお伝えしたいと思います。絶景です!!

それでは皆様、よい1日を♪



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美しい織物と大きすぎる仏像

2016-08-05 07:00:44 | ブータン
おはようございます!現在地、パロ。今日でブータンともお別れです。
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さて、本日は美しいブータンの織物と大きすぎる仏像の話。

ティンプーに到着して向かったのは、アートギャラリー



ここでは、織物の工房と販売店が見学できます。

昔ながらの手法で一つ一つの模様を紡ぎ出すヒマラヤの織姫たち。









こちらは縦糸の準備をしているところ



色とりどりの糸



本当に細かい作業。複雑な手の動きに引き込まれてしまいます。



1日にたったの数年cmし、半年以上かけて織り上げた美しい織物。



もう、ため息しかでないです。
こうして織り上げた布で作り上げる民族衣装。それは、女性たちの誇りそのもの。

ブータンでは、今でも多くの人が民族衣装を身にまとっていますが、さらにすごいことには、それらの衣装の多くが、各家庭で手作りされ、親から子、子から孫へと受け継がれているんだそうです。







ちなみにお値段は20〜30万円。高いですが、クオリティはそれ以上。

お買い上げするわけでもなく!写真だけ撮る私たちを快く受け入れてくださった店主さんに感謝!

素敵な布の数々に後ろ髪を引かれながら、向かった先はクエンセル・ポダン。

ティンプーの町から山の上に見える仏像です。



!!!!!

あれ?なんだかやたら大きくないですか?
実はこちら、2010年にシンガポールと香港から寄贈されたという世界最大の大仏。



その高さ、なんと51.5m。通称ティンプー大仏と呼ばれ、新たな名所になっているそうです。下部の寺院と周辺施設は、まだ工事中ですが、見学することができます。

大仏の中も見学可能。たくさんの仏像や仏画、ブータン独特のお供え物などがありましたが、残念ながら内部の撮影はNG。これは、基本どこでも(どこの国でも)一緒。もちろん服装も配慮が必要です。

とにもかくにも、スケールがデッカいティンプー大仏





いたるところ黄金色に輝いています!!

さて、次回は民族衣装キラを着せていただいたお話。

それでは皆様、よい1日を♪



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首都ティンプー

2016-08-04 07:00:42 | ブータン
おはようございます!現在地、ティンプー。今日はいよいよブータンの目玉タクツァン寺院に登ります。3000m級の登山。
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さて、今朝は空港のあるパロから首都ティンプーへの移動の話。



空港のバゲージクレームはなんだか伝説の物語への入り口のよう。
ブータンの人は、ほんと、普通に民族衣装で過ごしています。

荷物を受け取り外へ出ると、そこにはたくさんのガイドさん。ブータンはガイドなしに旅行ができない国なので、客のグループだけガイドさんがいるっていう…。目の当たりにするとけっこう迫力です。

我々も無事にガイドさんと合流し車でティンプーへ。



いきなり牛なんですね。空港の一歩外に牛さん!!!

そして緑と青が眩しい!!!



露店にぶら下がるヤクのチーズ!



伝統重視のブータンの建物





「ルンタ」と呼ばれる五色の旗。直訳すると「風の馬」。旗に印刷された経文の中に宝珠を背負った馬の絵が描かれています。五色にはそれぞれ意味があるんだとか。



首都ティンプーへ到着です
Welcme to Thimphu chty !!



ティンプーはマンションやホテルなどの大型建築が立ち並ぶ大都市です。

まだ中心地ではないのですが、建物の雰囲気が変わってきました。



近代化されても、窓枠と扉は伝統的な木枠で作るというルールがあるそうです。こうした伝統を重んじる政策が浸透しているため、現代においても昔ながらの景色が残っているようですが、ティンプーの発展ぶりを見ると、その均衡はずいぶん崩れてきているようです。







少し高いところから見下ろしたティンプーの街は建物でびっしり。

街の中心地にはたくさんのお店やレストラン、バーやナイトクラブ、そして、カラオケまで!!!







近代化の中、古きものと新しきものが入り混じり、混沌とした風景を作り出していたティンプーの夜

そして、今回の旅を案内してくれる若きガイドさんと運転手さん。



これから5日間、どうぞよろしくお願いします!!

次回は、ブータンの美しい織物と世界一の仏像のお話。



それでは皆様、よい1日を♪



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