道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

チャーリーとチョコレート工場

2006-02-05 17:38:59 | MOVE
チャーリーとチョコレート工場のDVDみました。

前評判が高かったので(アマのレビューなんか5つ星がとても多かった)すごく期待して見たのですが、気分が高揚することもなく、どちらかというと気持ち悪くなってしまって買ったことを後悔しました。

それぞれの演技がどうこうというわけではないんですけど、全体的にブラック・ジョーク的な雰囲気があって・・・特にウンバ・ルンバと呼ばれる小人族がキモかったんですよ。みんな同じ顔で歌って踊ってるし・・・ああ、思い出したくない。

物語はメルヘンチック(児童書が原作なんですけど映画を見る限り読んでみたいとは思いません)で、ストーリーも最後は穏やかに収束する。原色カラフルな画作りや、主人公の住む奇妙に傾いた家のデザインなどは面白かったけど、CGシーンはすぐにソレとわかるかなりチープなつくりで見るべくものはなかった。残念ながら私にとっては無駄な出費となってしまいました。

話は変わって・・・
この作品とは別に、「白夜行」の原作本を読み終わりました。
最初はその分厚さに取り付く気力を削がれていたのですが、読み始めると文体も癖がなく非常に読みやすくサクサク進みますね。

ドラマがいま4話までしか進んでいないので、途中まで進んでドラマの進行とリンクしながら読もうかと思ったのですが、読み始めると先が気になってしょうがない・・・。結果的にドンドン先に読み進んでしまって、気がつくと読み終えておりました。

ドラマは主人公二人の気持ちの揺れ動きをかなり突っ込んで描いていますけど、原作は二人が直接接触している描写はまったくなく、読み手は二人の持ち物が動いていたり、第三者から見た二人の行動から、つながりの推測は出来るわけですが、周囲の登場人物には二人のつながりは見えない。

しかし、二人を追う刑事や探偵の小さな情報の積み重ねが、やがて二人のつながりに迫っていく、追い詰められていく二人の阻止行動と、読んでいて飽きない展開でした。

原作読んじゃって、ドラマの先の展開がわかってしまう残念さはありますが、原作とドラマを相互に補完しあえる話作りだと、この先のドラマも楽しみですね。暗い話なので視聴率的に厳しいと思うけど、作り手は是非頑張って欲しいと思います。


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