海風

海に吹く風は、海の風..
陸に吹く風は、陸の風..
街に吹く風は、街の風..
どこにも風が吹いている.....

海中魚処 萬坊

2009-05-24 00:35:34 | 街の風
旅行の最終日は、呼子周辺をドライブ。
呼子といえば、「いか」、「いか」といえば呼子.....しかし、何故に呼子が「いか」で有名なのか?
1 日本海流と対馬海流が合流する玄海灘は、餌が豊富でいかや魚が良く取れる。
2 呼子港は、リアス式海岸の複雑な地形に位置した良港で、昔から漁港として栄えていた。
3 漁港なので、当然、朝市があり、(最近は日本三大朝市の一つだそうです。)観光客の口コミでいかが有名になった。
という感じでしょうか.......

そんな訳かどうか分かりませんが、呼子の町のいたるところに「いか料理」の文字が見られます。
僕がいか料理を食べに行ったところは、呼子大橋のたもとにある「萬坊(まんぼう)」というお店です。

萬坊は、海の上に浮いているレストランで、なんと海中で食事ができます。
ここの海中レストランが、日本で最初の海中レストランだそうです。
デパートの九州物産展なんかでよく見かける「いかシュウマイ」は、ここのお店が発祥です。

お店には、12時前に到着したのですが、駐車場に長い車の列が......
途中にあった町営の無料駐車場に車を停め、猛烈ダッシュでお店に入ると、「現在40分待ち」の看板がありましたが、折角ここまで来たのでジ~ッと待つことに。
海の上にいるというだけで、気分がハイになっているのか、時間があっという間に経ちました。

案内されたのは、海中の席。
確かに海!時々、小魚が窓から見えます。

注文したのは、当然「いかコース」で、小鉢、いかシュウマイ、いかの活造り、下足の天ぷら、ご飯、吸い物、デザートで2,625円
いかシュウマイは、外はフワフワ、中はブリブリとした食感で、食べるといかの甘味が口一杯に広がります。
活造りのいかは、新鮮そのもので、身が透き通っています。
活造りの下足は、後で、天ぷら、塩焼き、刺身、煮物のいずれかにしてもらえます。周囲を見回すと、ほとんどのお客さんがが天ぷらだったので、天ぷらにしてもらいましたが、塩焼きも絶対に美味しいと思うので、「天ぷらと塩焼き」と2種類注文するのが良いと思います。
ご飯は、追加料金で、ウニご飯か鯛ご飯に変更できます。僕は、ウニご飯を食べましたが、いかの活造りを醤油で食べるので、普通のご飯のほうが良いと思いました。

駐車場の車のナンバーを見ると、ほとんどが佐賀ナンバーだったので、地元の人も良く来るお店のようです。
ロケーションもいいし、いかも美味しいので、近くに住んでいたら、年に何回かいかを食べには来るかもしれません。(笑)
 
《海中魚処 萬坊》
佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦1946番地1
電話:0955-82-5333
FAX:0955-82-5566
営業時間 11:00~20:00
駐車場 あり
http://www.manbou.co.jp/restaurant.html


雲仙岳登山

2009-05-19 23:58:27 | 陸の風

旅行の2日目は、今回の旅行の目的だった雲仙岳に登りました。
雲仙岳というのは、妙見岳、国見岳、普賢岳の三峰の総称で、雲仙岳という山はありません。
満開のミヤマキリシマを見ながらの登山を期待していたのですが、残念ながら1週間程早かったようです。

ゴールデンウィーク中の仁田峠は、早朝から駐車場が満杯になるということで、早めにホテルを出発したので、始発のロープウェイに乗ることができました。
ロープウェイだと仁田峠(標高1,079m)から妙見岳駅(標高1,300m)までは、たったの3分。この間を歩いて登るとなんと40分。ちょっとズルした気持ちになりましたが、時間の節約ということで....
仁田峠から登るのも実はちょっとズルで、本当は温泉街に近い「池の原」がスタート地点だそうです。(笑)

ロープウェイを降りて右手に行くと妙見展望台へ。
左手にしばらく尾根を歩くと、妙見神社(標高1,333m)へ....山頂なのに低木に囲まれていて、全然景色が見えませんでした。(展望台に行くと、景色が良く見えました。)
登山道に「これから先は、登山装備が必要です」という注意看板が?

ダラタラとした尾根筋を15分ほど歩いて下ると、「国見分れ」に到着。
この辺りには、結構、ツツジが咲いていて、ミヤマキリシマを見ながらの登山という目的は一様達成。

次は、国見岳に登ることに。
国見岳を見上げると、登山者が悪戦苦闘して登っている姿が....
途中、何か所か鎖やロープを使って岩をよじ登りながら15分ほどで標高1,347mの国見岳の山頂に到着。眼下に諫早湾干拓地や島原が見え、遠くには阿蘇山も見えました。
国見岳の登山道は結構ハードだったので、注意看板に納得しました。

次は、普賢岳に登ることに。
「国見分れから10分ほど急坂を下ると、「紅葉茶屋」に到着。
ここは、仁田峠から普賢岳に登るメインの登山道との合流地点なので、ここから急に人が増えました。
結構、軽装な人が多いので、国見岳より楽?
30分ほど急坂を登るとやっと、標高1,359mの普賢岳の山頂に到着です。
山頂からは、今でも水蒸気が出ている平成新山(標高1,483m)が間近に見えます。
平成新山は、日本で一番新しい山で、溶岩ドームは国の天然記念物に指定されているそうです。(何故に?)
山頂からは、360度ぐるりと海が見え、とっても景色が良かったです。
条件が良いと桜島まで見えるそうですが、当日はモヤがかかっていて残念ながら桜島は見えませんでした。

登ってきた道を「紅葉茶屋」まで下り、「紅葉茶屋」からは普賢岳のメイン登山道を、森林浴をしながら出発地点の仁田峠へ。
短い時間だったけど、妙見岳、国見岳、普賢岳の三峰で良い景色を満喫できたので、大満足の雲仙岳登山でした。

《妙見・国見・普賢岳登山ガイド》
http://www.unzen.org/japanese/tozan/pdf/myouken.pdf


雲仙温泉「九州ホテル」

2009-05-12 23:46:41 | 街の風

旅行1日目は雲仙温泉の九州ホテルに泊まりました。

九州ホテルは大正6年に開業した古いホテルで、(といっても改築されているので、外観は普通のホテルや旅館と変わりませんが......)雲仙地獄に隣接しているので、これぞ温泉!
しかも、料理が美味しいということで、雲仙温泉の宿泊場所はここに決定。

食事は、開業当時のダイニングルームを再現したという百年ダイニングで。
当日の夕食メニューは、
 前菜(ちまき、兜寿司etc)
 向付(ゴマたれのお刺身サラダ)
 スープ(どちらかを選択)
 1すりおろし島原ごぼうのクリームスープ
 2蛤のお吸物
 魚料理(3品の中から1品を選択)
 1長崎産いとよりの蒸し焼きアサリとエタリのバターソース
 2有明海産真鯛潮仕立てソース
 3あわびのステーキ肝ソース
 肉料理(3品の中から1品を選択)
 1島原名水地鶏と雲仙ポテトノソテーガーリックとフォンドヴォーのソース
 2雲仙もみじ豚の西京焼き
 3長崎牛のステーキ
 ご飯(竹の子ご飯、湯葉豆腐白味噌仕立て)
 デサート(ココナッツのブラマンジュと苺のアイス)
 飲み物
という感じて、味付けは和食ですが、飾付や構成はフレンチそのもので、まさに、和洋創作料理です。
食べたいものが選べるというのが、とってもいいシステムなのですが、全部食べてみたくなるのが欠点かも......

どの料理もとっても美味しかったのですが、一番美味しかったのは、向付のゴマたれのお刺身サラダ。
マグロ、海老、イカ、赤色の海草(名前忘れました)、玉ねぎ、グレープフルーツ、山いも、松の実、揚げた餃子の皮を特製のゴマたれをかけ混ぜるので、いろいろな具材が複雑な食感と味を作り出していました。

百年ダイニングや露天風呂からも雲仙地獄が見えて、温泉情緒を満喫できるホテルでした。

《九州ホテル》
長崎県雲仙市小浜町雲仙320
電話 0957-73-3234
FAX 0957-73-3733
http://www.kyushuhtl.co.jp/


島原の郷土料理

2009-05-10 23:25:01 | 街の風

GWにETC割引を使って九州へ2泊3日の旅行に行きました。

まずは、1日目。
早朝に広島を出発して、高速道路を一路島原へ......
6時間かかって、やっと島原に到着。
島原に着いたとたんに雨(泣)

島原城と湧水の水路が400m続く武家屋敷を見学した後は、いよいよ昼食タイム。
今回は、島原の郷土料理の「具雑煮」と「寒ざらし」を食べることに。

まずは、島原城の正面にある具雑煮の「姫松屋」へ
姫松屋は、創業が文化十年(1813年)で、200年近くも具雑煮を作り続けている具雑煮屋の元祖だそうです。
ここの具雑煮は、丸餅、焼きあなご、3種類の蒲鉾、ごぼう、卵焼き、凍豆腐、椎茸、白菜(普通の白菜とちょっと違っていました。)、レンコン、鶏肉、春菊の全13種類の具が入っていました。
出汁は鰹ベースだと思うのですが、いろんな具から出汁が出ていて、薄味ながらとっても深い味でした。

デザートは、寒ざらし。
寒ざらしは、水で冷やした白玉団子に蜂蜜、黒砂糖、水飴などで作った蜜をかけた(というか「蜜に浮かべた」という方が正確かも)デザートで、いろんなところで売っています。
今回は島原城近くにある猪原金物店の奥にある茶房&ギャラリー速魚川(ハヤメガワ)で食べることにしました。
お店はシックでいい感じで、とってもリラックスできます。
ここの寒ざらしの蜜は、蜂蜜ベースなのでちょっと重い感じでした。
僕的には、水飴ベースでスッキリした蜜の方が合うような気が......

島原にはまだ「六兵衛」というサツマイモで作った黒い麺(うどん?)もあるのですが、これはまたの機会に食べることにしました。
というか、夕食に備えて、ちょっと遠慮しました。(笑)

昼食タイムの後は、雲仙岳の土石流で被災した家屋が保存されている「土石流被災家屋保存公園」と火山体験学習施設の「がまだすドーム」を見学して、今日の宿泊場所の雲仙温泉へ......

《姫松屋》
〒855--0036 長崎県島原市城内一丁目1208
電話 0957-63-7272
http://www.himematsuya.jp/

《速魚川》
〒855--0045 長崎県島原市上の町912 猪原金物店内
電話 0957-62-3117
FAX 0957-62-3118
http://www.inohara.jp/