「如是我聞(にょぜがもん)
一時薄伽梵(いちじばがぼん)
住室羅伐城逝多林(じゅうしゅらばつじょうせいたりん)
給孤長者園(ぎっこちょうじゃおん)
与大びっ芻衆千二百五十人倶(よだいびっしゅしゅせんにひゃくごじうにんぐ)
衆多諸大菩薩摩訶薩(しゅたしょだいぼさつまかさつ)
爾時世尊告(にじせそんご)
阿難陀言(あなんだごん)
阿難陀有陀羅尼(あなんだうだらに)
能除世間一切疾病(のうじょせけんいっさいしっぺい)
汝当受持読誦通利如理作意(にょとうじゅじどくしょうつうりにょりさい)
即説密言曰(そくせつみつごんわつ)
タドヤター・チレミ・チレミ・バナンコキリ・スリマティ
クンタレ・ドゥンドゥビ・インドラニムレ・スヴァーハー
仏告阿難陀(ぶっごあなんだ)
此陀羅尼若誦持者(しだらににゃくしょうじしゃ)
宿食不消癨乱風黄痰いん(しゅくじきふしょうかくらんふうこうたんいん)
患痔瘻淋上気(かんじろうりんじょうき)
嗽虐寒熱頭痛半痛(そうぎゃくかんねつずつうはんつう)
著鬼魅者悉得除差(じゃくきみしゃしっとくじょさ)
我以仏眼観見彼人(がにぶつげんかんけんひにん)
諸天魔梵沙門婆羅門能作障難(しょてんまぼんしゃもんばらもんのうさしょうなん)
除非決定業報尽者(じょひけつじょうごうほうじんしゃ)
余無能違越作其障難(よむのういのつさしょうなん)
如来応供正遍知説(にょらいおうぐしょうへんちせつ)
一切有情中如来為尊勝(いっさいうじょうちゅうにょらいそんしょう)
一切法中離欲法尊(いっさいほうちゅうりよくほうそん)
一切衆中僧伽為尊(いっさいしゅちゅうそうがいそん)
以此誠実言願我及一切有情(にしせいじつごんがきゅういっさいうじょう)
食飲喫啖入腹消化得正安楽ソワカ(じきんきったんにゅうふくしょうかとくしょうあんらくそわか)
爾時世尊(にじせそん)
説是経已(せつぜきょうい)
諸びっ芻僧(しょびっしゅそう)
並諸菩薩摩訶薩(へいしょぼさつまかさつ)
一切大衆天龍八部(いっさいたいしゅてんりゅうはちぶ)
受持仏語歓喜奉行(じゅじぶつごかんきぶぎょう)。」
「真気を養う」
小周天などの修業法は
本来 主要な霊的脈管を開通させて
真気を養ってから行うべきとされ
以下の方法でも 真気を養う事ができるとされます。
座して 目を閉じ
男性は左手、女性は右手で
親指と人差し指、もしくは中指の先を合わせ、
その指先で 胸の中央を36回摩擦し、
それから7回押します。
次に 臍で同様に行います。
それから親指のみを「気海(臍から5センチぐらい真下の部位)」に至らせ、
その指先で 胸の中央を24回摩擦し、
それから7回押します。
それから 両手の親指と人差し指の間を重ねて 腹に当てて
何度も時計回りと 反時計回りに腹を摩擦します。
回数は300回程度が目安とされていますが、
その人に合わせて 回数を増減するべきとされています。
終えたら合掌して
舌先を上顎に当てて 深くゆっくり呼吸をしながら
下丹田に気のボールがあって 呼吸に合わせて回転する様子を観じます。
終える際には 津液を3回に分けて飲み下して
津液が下丹田に納まると観じ
眼球を何度か 反時計回りにまわしてから
ゆっくりと目を開け
顔面を軽く摩擦してから
四肢を伸ばします。
「餓鬼に甘露を施して功徳を集める容易な方法」
器に
浄水に米粒を7粒以上入れたものを入れて
その器を 左手の親指と人差し指と小指で 支え持ち、
残りの指を握ります。
右手は 親指と中指の先同士を付けて 輪を作り
手のひら側を 器に向けます。
自分の指先から 牛乳のような液体が 絶えず流れ出て、
餓鬼達の口元に入り 餓鬼達を満たすと観じながら7遍誦します。
「オン・ブブディリ・ガトリ・タタガータヤ。」
再び7遍誦します。
「オン・スルパヤ・タタガターヤ
タドヤター・オン・スル・スル
プラスル・プラスル・スヴァーハー。」
そして器に入っている水を 少しの間置いておくか
戸外に流したり または下水などに流します。
そのようにして 自己の寿命や精気や気力を増す事ができるとされます。