
コーランの 以下の章の読誦によって
天に蓄える宝となり
地獄における責め苦より 自己を防ぐものになるとされます。
○大権
「大権を掌握なされる方に祝福あれ。
本当に 彼は凡ての事に全能であられる。
(彼は)死と生を創られた方である。
それは あなたがたの中
誰の行いが優れているのかを試みられるためで
彼は 偉力ならびなく寛容であられる。
(彼は)一層一層に
七天を創られる御方。
慈悲あまねく御方の創造には
少しの不調和もないことを見るであろう
それで改めて観察しなさい。
あなたは何か裂け目を見るのか。
それで今一度 目を上げて見るがいい。
あなたの視線は (何の欠陥も捜し出せず)
ただ ぼんやりして 元に戻るだけである。
彼は灯明(星)をもって 最下層の天を飾り
悪魔たちに対する磔(流星)となし
また 彼らのために烈火の懲罰を準備した。
彼らの主を信じない者には 地獄の懲罰がある。
何と悪い帰り所であることよ。
彼らがその中に投げ込まれる時
それ(地獄)が沸騰するかのように不気味で忌まわしい音でうなるのを 彼らは聞こう。
激しい怒りのために破裂するかのようである。
一団がその中に投げ込まれる度に
そこの看守は彼らに
「あなた方に 警告者はやって来なかったのか。」と問う。
彼らは言う。
「そうです 確かに一人の警告者が 私たちの許にやって来ました。
だが 私たちは拒否して言った。
「アッラーは何(の啓示)も下されない。
あなた方は 大変な過誤の中にいるだけである。」
彼らはなお言う。
「私たちが聞き 熟考したならば
烈火の住人の中には 入らなかったでしょうに。」
彼らは自分の様々な罪を認めた。
烈火の住人は (容赦から)遠く離れている。
本当に目に見えない主を 畏れる者には 容赦と偉大な報奨があろう。
あなたがたが言葉を隠していても
またそれを表わしても
彼は本当に 胸の中のものを知っておられる。」