白昼の悪夢

いじめによる学生さんの不幸な自殺の連鎖は
一応落ち着いたようですが、現在日本の学校現場で
どのような取り組みが行われているかが非常に
気になる所です。

「いじめによる自殺予告の手紙が文部科学省に」
という事件もありましたが、それらの件とも関連して
文部科学省は90億円を超える予算を得たので、
一部には文部科学省による自作自演を疑う声さえ
あります。
事実はわかりませんが、それだけの予算を得た
のですから、真剣な取り組みをして欲しいと
願います。

いじめに関する見えない部分での反動、応報に
ついて、台湾の仏教修行者の方が書かれていました。
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職場における叱責は、職務上の指導や命令のために
必要である。
しかしそういった理由のない「しごき」は卑しい弱者の
卑劣な魔性にすぎない。

本当に強い者は、弱い者をいじめたりしない。
「しごき」や「いじめ」は弱い者がするものである。
つまり弱い者が、自分より弱い者がいる事によって
立証し、自分を慰めているにすぎない。
中学生のいじめは、魔性の致す所であるかもしれない。
しかし本人は、それが知らず知らずのうちに「生霊を
痛め傷つけている」悪業を重ねているのだという事に、
気がついていない。
（中略）
常に同級生をいじめている腕白少年はよい高校に受から
ないし、よい就職先につけない。
それは統計で明らかである。
また順調に人生の旅路をかけ登ったかと思っても、
そこにはとんだ災難が待ち構えているという事でもある。

いじめの程度が過ぎたり、それが長続きすると、
「天地が相容れない悪魔」として地獄に登録されるので
ある。
天地が容認できない人間となったら、その人の霊魂は
いつでも崩壊してしまうもろい状態に変質してしまうのだ。
いじめに喜びを感じる者は、その事を知るべきである。
理由無く魔性のために生霊を痛めつける事は、今世の
うちに、娑婆で必ず報いを受ける事になる。
その人と同居している家族に及ぶ事もある。

いじめを喜ぶ者は、自分がいつの間にか「悪魔の化身」
となった事を検討し、反省しなければならない。

生霊を助ける事は、自分の生命の輝きを増す事に
つながる事も知ってほしい。
餓死する人を助けたり、他人を危難の中から救出したり、
本当に困り果てた人を救ったりすると、子孫への陰徳と
なり、子孫が緊急危難や困った時には救いの手が差し
伸べられる事にもなるのである。

また幼少の頃に動物の生命を救ったために、中年や
老年になって、危難を避ける事ができたという例も
沢山ある。
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わたくしはいわゆる「大人のいじめ」も幾つか見聞
してきましたが、確かにそれが長引いたり複数の人に
及ぶと、そのいじめた当の本人に突然大きな、取り返しの
つかない災難や不幸が訪れたり、予測もできなかった
惨めな状態に陥るという事がありました。
動物虐待や軽い気持ちでの動物遺棄も、同じ結果を
招くものと思われます。

こうした不幸の予期によっていじめをやめるというのは
あまり高い意識の持ち方ではありませんが、他の生きるもの
に対する関わり方がその後の人生に思わぬ影響を及ぼすと
いう事も少なくないという事なのでしょう。