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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

気候変動のために出来ること

2007年03月02日 | Weblog
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オーストラリア政府は、温室効果ガス削減のため
白熱電球の使用を2010年までに段階的に停止
する方針を打ち出した。

豪政府によると、温暖化対策のために国家が白熱
電球の使用を制限するのは世界初。
医療用などを除き、家庭や事務所で使われている
白熱電球を蛍光灯タイプに切り替える。

ターンブル環境相はこの切り替えで2012年までに
年間400万トンの温室効果ガスの削減が可能との
見通しを示し、「気候変動は地球規模の問題であり、
他国も豪州にならって切り替えを進めるよう促したい」
と述べた。

豪州は国民1人あたりの温室効果ガス排出量が世界
最大規模とされ、米国とともに京都議定書に参加して
いないことでも知られる。
しかし、世論調査会社が豪有力紙と2月に実施した
調査では、気候変動を「重要な問題と思う」との
回答が76%に達し、「問題ではない」の5%を
大きく上回った。
昨年来、史上最悪ともいわれる干ばつに見舞われ、
穀物生産に影響が出たことなどで気候変動問題への
市民の関心が高まっている。
与党連合のハワード政権は今年後半に予定される
総選挙で5期目に向け勝利を狙っている。
温暖化防止に消極的と見られてきたハワード首相だが、
環境政策をアピールすることで国民の支持離れを食い
止めようという狙いがあるとみられる。
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この国際ニュースは年間を通じての400万トンの
温室効果ガスの削減という喜ぶべきニュースではあり
ますが、結局自国に深刻な影響や打撃を受けなければ、
自分の死活問題とならなければ、大半の人はそれほど
気候変動を深刻に受け止めない事、そして、環境政策も
一つの有効な政治手段として利用されるという現実を
強く明らかにしたニュースであると思いました。

環境問題は時にビジネスや政治の利権獲得に利用され、
そうし機会で「環境保護」を叫ばれたとしても、どこか
汚染されて感じてしまいます。

http://cannecy.free.fr/iforest/en/
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