苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年5月03日(火)【武奈ヶ岳】 其の一

2011-05-25 | 近江・鈴鹿エリア

みんなで武奈ヶ岳だ!               さあ出発だっ!!!!


8時50分 坊村バス停 

この日はグループ登山。
ボク達もみんなに遅れないよう頑張るぞ!




な~んてことは無いだろうなぁ。いつもどおりボクとうめ子のコンビなのだ。

でも、さすが武奈ヶ岳、へたに名前が売れているわけではないようでたくさんの人がこの坊村バス停で下車していた。
自宅を5時20分に出て、ここまで3時間30分かかっている。
移動時間が大変なのだ。みっちり移動していたわけではなく、40~50分くらいはバスを待っていた時間だけれど、
それでも2時間半以上かかっているのだ。

出町柳駅のバス停は坊村方面へと向かう登山者でいっぱいだった。
7時45分発なのに、30分前には10人ほどが列を作っていた。急いで並ぶボク達の後ろにも続々と列が出来てゆく。
ボクと同じバックの外国人がいたり、しぶい登山ファッションのおじさんがいたり、
ハデハデな山ガールがいたり、見ていて飽きない。
後ろでは年配の女性が「いい年してスカートって・・」などと、
山ガールファッションの年配女性組に冷たい視線を投げており、それはもっともだと相づちを打ちつつ、
時間が来てバスに乗り込む。


先日の蓬来山の時に下りた平バス停を通過する。この辺りの集落は、藁葺きの屋根が多い。

パンプスをはいた女性も小さなバックパックを背負っているのだが、まさか登るのか?と思いつつ坊村下車。

上の写真のように大勢の人が武奈ヶ岳を目指している。
バス停から道路を渡りすぐの所にトイレ施設があり、みなそこで準備を整えて出発なのだ。
やや左へと道なりに進み、赤い橋を渡る。




明王院を右手に見ながら、山道へと入る。




9時00分 明王院を過ぎると山道がスタート

このコースは御殿山コースと名付けられており、御殿山からワサビ峠を通って西南稜から武奈ヶ岳へと至る。



















話には聞いていたが、いきなり急な坂を上らなければならない。
なぜかこの辺りの山のとりつきはこんなのばかりだ。
それでもガシガシ突き進み、なぜか鈍足の我々が先頭グループに入っている。
人を気にしながらの上りは正直しんどい。
見上げても坂ばかり。
そのうち先頭を歩いていたお兄さんが脱落。あまり慣れていなかったようだ。ごきげんようさようなら。

ボク達もしばらくして暑くなってきたので上着を脱いで進む。
最初の30分くらいは、黙々とゆっくりと休みなく歩く方が良い。
なにかの本に書いてた。
















































前をゆく年配のグループ、途中で小休止していた。
ペースを考えて休憩をとっている元気なおじさん、おばさん達だ。
「アンパン食べなぁ」と無理におしつけられていたおばさんの迷惑そうな顔が印象的だった。


上りはじめて30分くらいで一旦は平たんな道になった。
しばらく歩くとわりと開けたピーク(846m付近だろうか?)に出るが、すぐに上りが始まる。

9時54分、レスキューポイント「御殿山 2」を通過し、道標(ワサビ峠・武奈ヶ岳/明王院・坊村)があった。




























散りかけているタムシバがちらほら


10時10分、山腹をまいた平たんな道を進むと谷道になった。
このあたりにはトリカブトがいたるところに生えている。
秋には奇麗な花を見ることが出来るのだろう。



















谷道を歩き、5分もするとまたも急な上りになった。









10時26分


開けた場所に出たが、まだ御殿山ではないようだ。
数組のグループが休憩をとっていた。
ボク達も小休止し写真でも撮ろうと思ったのだけれど、人が邪魔で撮れない。
しかたなく歩きはじめる。





ゆるやかな上り。前をハデな年配グループが行く


山を歩いている中高年は本当に元気だ。ボク達などより遥かに健脚である。










10時40分 御殿山   あ?後ろにレスキューポイントの標識があるな













さて、ここから急な坂道を下ればワサビ峠に出る。












シャイなうめ子

10時46分 ワサビ峠

このまま西南稜を北へ、武奈ヶ岳まで40分ほどの距離である。










灌木の中を進む

























ようやく武奈ヶ岳の姿が見えてきた














まだまだ









まだまだ















武奈ヶ岳のこの稜線歩きが人気の理由なのだろう。とても気分良く歩くことが出来る。
遠くボク達が歩くであろう稜線に人が行き交う姿が見える。









あれを上るのかあ、と思うとややぐったりするが、気分は悪くない。















それにしても、見えているだけに遠い。
無名のピークを越えて先へと進む。
小学生くらいの女の子が登ってきていたりして、それがまた元気が良かったりすると「チッ!」と思う。














オベス(?)の落書き。最近いろいろな山でこの「オベス」の文字が落書きされているという情報有り


10時55分、どこかのバカが落書きしている無名ピークの道標。3人組の頭文字とかだったらもっとバカ。
さあ、もう少しで武奈ヶ岳の山頂だ!




それでは、次回【武奈ヶ岳 其の二】で!まったね~。