苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

4月10日(土)【高野山町石道】其の三 完

2010-04-21 | 阪南・紀北エリア
【高野山町石道其の一】
【高野山町石道其の二】

前回【高野山町石道其の二】では、離ればなれの二人?A
そしてumebocとうめ子、運命の再会っ!!!




を、はたした後、矢立茶屋の名物やきもちを横目に先へと進む。



12時18分 矢立茶屋

九度山駅を出発したのが7時35分。
お昼休憩の時間を除くと、これまで4時間9分の道のり。
町石は60。ちょうど3分の2を歩いてきたことになる。
このまま行けば6時間15分ほどで1町石に到着しそうだ。


































袈裟掛石

このあたりから、弘法大師ゆかりの石などが出現しはじめる。
ちなみにこの石は弘法大師が袈裟を掛けた石だそう。そのまんまだ。

















杉の木立が続く中、大木も目立つ。
やはり、大きな木にはパワーを感じる。
嬉しくなる。



















大木との記念撮影。

やや浮かれ気味。さっきまではぐれて必死だったくせに。



















44町石

だいぶ歩いてきたなと実感。
もう少しだ。

最初の山への上り以外はほぼ平たんな道で、歩きやすい。
はっきりいって楽。森の中をテクテクテクテク散歩してる。
町石道、なんぼのもんじゃーい。





















バスと道路

国道480号線に出た。
この辺で標高750mくらいある。

































道路に沿って山道が続く。
道路の向こう側に町石発見。パチリ。


















お遍路さん

お遍路さんお集団に遭遇。
真摯にお参りされている方々で、町石にもきちんと手を合わせたりさすったりしている。

もう少しパリッと写真におさめたかったが、
あまりにボク達とは意味の違う山歩きなので写真など撮影できる雰囲気ではなかった。
集団の最後尾だけ撮影。こっそりと。

その後、申し訳なさそうに追い抜く。



・・・でもちょっと興味ある。日本の、良い宗教の香りを感じる。































鏡石

表面が鏡のようだから。

今はただの石。

・・・っ!?こんなふざけたコメント大丈夫だろうか。
ここへ来る前、職場の人に「高野山へ行きます」と言うと、
「気」というか「霊」というか、そういう方面で気をつけてと言われた。

そういえば熊の古道の話をしてた時も「持ってかえってこないように」とか言われた。

そういった世界があるならあるでボクはあったほうが世の中面白いと思う。
ボクも万物すべてに何かしらの力が宿っているというような思想は持っている。
その方が優しい気持ちにもなれる。

だから職場のエレベーターに名前を付けてみたりする。
「お、今日はシュヴァルツが先に開いてくれた」とか。










うわ~い。11町石。

















最後の軽~い登り坂。

でも、めちゃくちゃキツい。死にそうだ。
今まで楽ちんだったが、よく考えると20キロ歩いてきているわけだし、
その最後の締めがこの急坂。これはキツい。


















14時5分 大門

急坂を登りきると目の前にドーンっと大門が出現する。























でかい。
仁王もでかい。目が合った。




















ひなびた感じの味わいある町並み。
















いよいよ壇上伽藍(伽藍は簡単に言うと、お寺の敷地)へ。
















金堂

一般的には本堂。法相宗や真言宗などでは金堂と呼ぶ。
ちなみに天台宗では中堂、禅宗では仏殿、浄土真宗では阿弥陀堂。

高野山は弘法大師(空海)が開創した真言密教の地。















根本大塔

真言密教の象徴。


14時20分到着。











・・・?















不動堂(国宝)

運慶作の不動明王と八大童子が本尊。














1町石

ようやくたどりついた1町石。

14時23分。

九度山駅出発から6時間48分、お昼の34分を抜くと6時間14分。

まったく予想通りのコースタイムだ。
長かった。



















池には亀がっ!

やはりミドリガメだが。もう少し暖かくなるとクサガメもいるのかもしれない。

















金堂前駅前

めずらしくジュース(コーラ。ボクはペプシ派だが)を買って飲む。

もっと高野山を楽しみたかったのだが、もはやへとへと。
とにかく早く帰りたいという気持ちでいっぱい。疲れた。

でも、高野山町石道、とてもステキなコースだ。
また来たいものだ。そして次来た時には戦国武将のお墓だとかを見て回ったり、とにかく満喫したい。



それじゃ、高野山町石道3部作終了っ!!まったね~。