苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年3月27日【剣尾山】 其の二

2010-04-03 | 北摂エリア
【其の一】からどうぞ。


其の二 ~月峰寺院跡~横尾山~景色良い岩場




ヤドリギだろうか。
この植物は樹木に寄生し、栄養素を宿主に依存する。
中には光合成すらしていないものもいる。

ヤドリギに殺された枯木なのだろうか。
それともツタ植物が枯木にからまっているだけなのか。
それにしても、面白い姿だ。











月峰寺本堂跡

昔、ここに寺院があったらしい。
かなり広々とした場所で、ベンチも設置されており、休憩するにはもってこいだろう。
そこかしこに、寺の礎石を見ることができる。

でも、休憩するには早すぎるし、展望がすばらしいわけでもない。










山と寺社。聖域として保護される山林。
そういったことに思いを馳せつつ、そそくさと寺院跡を後にする。

















剣尾山山頂は目前。

目の前に現れるのは各方面を指す標識。
そして爽快なパノラマ。













ほぼ、山並しか見えない。どこまでもどこまでも。
来てよかった。
毎度のことながら「この山が一番だな!」と思う。
次から次へ一番の山が出来ていく。

ここからの景色を見ていると、
交通の便の悪さに反しての人の多さもうなずける。
















10:45 山頂

山頂はなめらかな岩場。座り心地がよさそうだ。
昼食にするにベストな場所。展望良く、汚れを気にせずに座れる場所多し。
でも、まだ食べるには早い。


ちなみに上の画像で、岩の上にいる登山者2名。
登山口のキャンプ場横のトイレ画像に映っていた。

実はこの2名の登山者はとっても良い人たちで、
ボク達がお昼をとるべきか迷っていたら、
「もう少し先にとても良いところがあるぞ」と教えてくれる。
さらには、この山頂を出発するにあたって、その場所まで案内までしてくれるとこのと。
なんて良い人たちなんだ。感謝。









標高784m。向こうに見えるのは竜王山か、妙見山か。
いままでの山の「山頂ランキング」では1・2位を争う気持ち良い場所。

山に来るようになって、体にエネルギーが漲るようになった気がする。
森林浴の効果みたいなものもあるのだろうし、
運動することで体を心地よくさせる。
なにより体中で自然を感じることができ、精神の洗浄効果がある。

ボクにとって山はパッション補填の場だ。
街に疲れた人間は、山に登るべし。

















さあお昼をどうしよう、ここで良いのか?
と、地図を手に迷っていると、さきほどの登山者たちが声をかけてくれる。

















良い場所へ案内してくれている登山者2名の先を行くうめ子。


























横尾山の方へと進む。





















このあたりの木、主に松なのだが、斜めになっているものが多い。
強風が吹き付ける場所なのか、何か他に原因があるのか。

着かず離れず、一緒に歩いている登山者2名はいろいろ山の話をしながら歩いている。
間伐などの作業にもかかわっているのかもしれない。
山のプロっぽい。
シャイだから話に入ることは出来ないが、尊敬する。













































11:13 反射板・石碑

反射板があり、広場の中央に石碑が。
登山者2名の案内では「鉄塔を下ったところに・・」と聞いていたので、
反射板=鉄塔だと思い「良い場所」への道をウロウロと探す。

後から来た2名様に「ここじゃない」と言われる。



















石碑。

目印、一旦休止の場所として良い。
























気分の良い山道。
刈られているのか、クマザサと思われる植物が枯れている。
夏にはクマザサが生い茂っているのかもしれない。


























山の中・・






















どこまでも山の中。

「分け入つても分け入つても青い山」

山頭火の句がふとよぎる。
冬だし、歩きやすいのだけれど。

















11:20 横尾山山頂

横尾山の三角点。
久々に見る三角点らしい三角点だ。
どこがどうと言われても、それは口では言えない。
さすが二等三角点といったところか。・・・何が。


























見えている集落のようなものは、一里松キャンプ場だろう。


















































防火帯

鹿避けのネットかと思ったが、山と高原地図には「防火帯」とある。
山火事が広がらないためのネットか。
ところどころ、猪だろう、穴が開いていた。

わりと歩きにくい下りが続く。
ぬかるんでいて滑りそうなので、本道を逸れて歩く。





滑った。

本道を逸れるものではない。





























鉄塔が見えてきた。




















大きな岩がごろごろしている。

案内してくれた2名の登山者が「ここだよ」と、教えてくれる。
大きな岩が視界を塞いでいて、展望が良いようには思われない。

「この上に登ると、ちょうどいい休憩場所があるから」

と、登山者たちは去っていった。

お二方、本当にありがとうございました。

熟練した方と山を同道したのは、二上山のオバさんから2度目。
山での出会いはお互い名も名乗らず、
それでも清々しい。
















展望良い、岩の突き出したちょっとしたスペース有り。

これは爽快な場所だ。最高だ。






















何やら見入るumeboc。




















地衣類だろう。

岩にへばりつくコケのようなものがあり、とても興味を引く。
少し勉強してみようと思う。









それじゃ、中途半端だけれど、今日はここまで。まったね~。