うまていの日記とか。

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北海道マラソン終わる その2

2006-08-28 21:15:35 | マラソン
前半は非常に順調、暑さも考えやや抑え気味に、折り合いに専念して馬郡の中で落ち着かせる。去年ばて始めた30kmも今年は余力を持って通過。去年とは練習の量と質が違うのだ 30km過ぎから強烈な向かい風になり苦しむが、なんとか乗り切れそう。

最後の力を振り絞りながら40km地点を通過。ラストスパートで3時間27分台で行きたいと思う。しかし41kmをすぎ、残り1kmで両足にガビーンって激痛が走る。
両足がつってしまって動けない 
動くと足が取れてしまいそうなので動けない
急に道路の真ん中に仁王立ちだ。20秒くらいはそのままだ。
落ち着いたかな?と思って走り始め、またしばらくして同じようにつって立ち止まる。
この繰り返し。

歩いてるならまだいいが、立ち止まるのはかなり怖い。
暑さではなく、冷や汗が出る。
ここまで来てリタイアを宣告されたらたまらない。
中島公園に入っても、ゴールが見えてても何度か立ち止まり、
最後は倒れこむようにゴール

するとすかさず救護の人がやってきて「運ぶぞ!」と言っている。
「大丈夫です」と言ったが自分では全然動けないし、
救護の人4~5人が一斉に集まり一瞬で担架に乗せられた。
その手際の良さに驚くも、担架を持ち上げた後、
「おい!そっちじゃないだろ」「こっちかよ!」
とか言って担架を押したり引いたり、しまいにコントのように一回転した

乗せる前に、行き先確認しておいてくれ
乗ってる俺が恥ずかしいよ


救護室に運ばれベッドに乗せられた。
20くらいベッドがあってほぼ満杯だ。
ベッドに横たわるとなぜか痛みがなくなっていた
よく、病院に行って診察直前に直ったような気がするのと同じだ。

医師にどこが痛いか聞かれ、
「別に痛くない」と言ったが、何しに来たんだ!みたいな目で見られたので、
「さっきまで両足と右腕がつってました」と言っておいた。
すると3人が急に現れ、体温と脈拍と血圧をいっせいに測りだした。
ここも手際がよい。一人で3つ測ればいいのに、と思ったがだまっておいた。
結局、少し氷で冷やして休ませておけ、みたいになった。

でも、この時点で、なぜか体は全然平気だ。
なんならまだ走れそうだ

ベッドもいっぱいだし、いつまでもこんなとこにいたくない。
「直りました」と言って逃げるように帰ってきた。
あ~フルマラソンはゴールするまでわからないものだ、と痛感した

明日北海道マラソン最終回としよう。