今日は、上野へ桜を見に行きました
先週も行ったのですが、そのときは、上野公園の桜は3分咲きといったところでした。今日は、リベンジというわけです。
不忍池の中の小道から弁天堂にかけては、押すな押すなの人ごみでしたが、本当に満開の桜がきれいでしたよ
来て良かった と、大満足。
その後で、国立西洋美術館へ行きました。何と、今日の目的は、美術館に行くことだったんですよ
美術館で見た絵の中で、面白いなあと一番に心に残ったのが、フェルメールが描いたのではないかとされている絵でした。
絵の題名は、 「 聖プラクセディス 」です。1655年に描いたそうです。
この絵が何故、フェルメールに帰属する絵とされているかは、基になる絵があるからです。
イタリア人の画家である、フィケレッリが1640年代に 「 聖プラクセディス 」という題で描いているのですが、これとほとんどそっくりなんです。
フェルメールが何処で画業を修めたのかはっきりしないことも、この絵がフェルメールの絵だと、決められないことの理由でもあるらしい。それで、帰属というわけです。
服の色とか十字架を付け加えているとか……ちょっとは違うのですが、若き日のフェルメールが模写したんだろうといわれています。
では、何故、フェルメールの模写だといわれるのかというと、白色の顔料がフェルメールの初期の作品の顔料に類似しているからだそうです。
そして、描かれた1655年という年代とMeerというサインが入っているから。
専門家があれこれ調査研究している最中なわけですから、私ごときには何も分かりません。
でも、絵の中の女性の顔や光や色が、とても気に入りました。
この絵は、個人の収集家が、国立西洋美術館に寄託してしている絵です。気になる人は、西洋緒美術館に見に行ってくださいね
帰宅するときの上野公園は、桜吹雪でした