有以は、1月中旬から17日間のチリとアルゼンチンの旅に出かけていました。
この旅の最後辺りの日に、衝撃的な出来事がありました
それは、1月21日に、アメリカが通達した、
2011年3月以降に、シリア、イラン、スーダンへ行った日本人の、アメリカ渡航認証許可であるESTAを、即日失効するというものでした。
* この話の内容は、ツー会社の日本事務所からもたらされた情報ですから、多少の食い違いがあったら申し訳ありません。
つまり、イラン、シリア、スーダンに行ったことのある人は、アメリカには入国できないということです。
このいきなりの通達のせいで、有以たちのツアー一行は、アメリカのダラスを経由して、日本へ帰国する予定でしたが、バラバラになって帰国する羽目になりました
今回のツアーは、添乗員を含めて14人でした。
そのうち、2名がアメリカ在住でしたから、この人たちは除外して、12人中6人が、急遽ツアーを離団して、カナダのトロント経由で帰国することになりました
ツアーを離団することになった人たちは、最終観光地であるアルゼンチンのブエノスアイレスを観光することなく、ツアーの添乗員もいなくて、帰りの飛行機代は自費で帰国しました。
たまたま、有以は、2011年3月以降に、この3国を訪れていませんでしたから、アメリカのESTAの失効は免れました。
帰国後、2月にアメリカ経由で南米に出かける予定の友人に電話をして聞きました。
友人の話によると、そのツアーは、イランやスーダン、シリアに行ったことがある人は2人だけだったそうです。
たまたま、この友人はイランなどに行ったことがあったので、誰か知らない人と二人で、自分達だけでフランス経由で行くことになったそうです。現地で、ツアーの一行と集合することになったので、不安を隠せないようでした
日本にいると全く関係のないことのようですが、国際的な事件は、思わぬところで自分の身に降りかかるんですよ