猛烈な暑さが続いていますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
先週、私はあまりの父の情けない姿にワンワン泣いてしまいました。実は父は3カ月ほど禁酒をしていました。
昔から「もう酒樽浸かっといたら!」と怒るほど、父は酒好き。
昔から悩まされてきました。
「もうやめる」と言ってもすぐ破る。
それの繰り返しでした。
しかし、糖尿病もあることからついにスイッチが入ったのか、本気の禁酒。
もう大丈夫かなと思っていました。
ところが気温35度を超えたある日のお昼、ふらふらとした足取りで帰ってくるなり、バターンと倒れてしまいました。
「ちょっとちょっと!父ちゃん、大丈夫か?」
と声をかけました。苦しそうな父を見て、
「どうしよう・・・」。
田畑さんに「救急車呼んだ方がいいやろか?」と
聞いたら「呼んだほうがいい」と促され、すぐさま震える手で「119」に電話しました。
救急車が来るまで、まじまじと父を見たら、なんか酒臭い!顔も赤い!
「これは確信犯や!」
「父ちゃん、酒飲んだやろ!」と怒ったが「俺は飲んでない」と息も絶え絶えに私に訴えています。
でも、においプンプン。
アホっ!丸わかりやわ!
結局、救急隊員に「お酒飲みました」と正直に申告し、姉の勤める病院に運び込みました。
姉はと言うと正直、「酒飲んで運ばれてくる患者って最悪やわ」と思っていたらしいです。
そうしたらなんと父が運ばれてきて、ビックリ!?
「もうめちゃくちゃ恥ずかしかったわ」
と言っていました。職場の同僚に合わす顔、そりゃ、ないです!
父はビールを飲み、脱水を起こし、熱中症になったようでした。
「猛暑だから必ず水分摂らなあかんで」と言っているのに・・・。持たせたお茶も半分しか飲んでいない。
血糖値を測ると、なんと356!
「おれは中瓶1本しか飲んでないねん・・・ウダウダ・・・」。
「父ちゃん、どこが中瓶1本やねん」と怒るが、本人は頑としても認めない。
点滴をしてもらって、その日のうちに家に連れて帰りました。なんと情けない父。
姉は激怒りで今もまだ尾がひいていますが、私は長い間、一緒に仕事をし、苦しい時も楽しい時も共に過ごした相棒であり、親です。
いつもアルコールさえなければ、良い父なのに、全てを台無しにするなあと思っていました。
腹立ちながらも完全に無視することができない間柄。
情というものは厄介なものです。
父ちゃん、次、飲んだらほんまに許せへんからね!
今後、周りには絶対迷惑かけたらあかんで。
(どこまでわかっているんだか・・・)。
定休日、姪に
「どこに連れて行ってあげようか?」と聞いたら
「サーカスがいい!」とのリクエスト。
ド迫力でした!大人も楽しめますね♪