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玄米屋ウエトミ

玄米屋ウエトミのブログ
お米5ツ星マイスターの上田那未がお届けします。

激動3カ月

2015-04-21 11:29:03 | ウエトミかわら版
前回同様、大変長い間かわら版を休んでいまして、申し訳ございません。

暖かい日が続くようになり、体がずいぶんと楽になりましたね。お元気でいらっしゃいますか?

実は今年1月から3月まで激動の日々を過ごしておりました。

姉の職場復帰に伴い、生後3か月の赤ちゃん(名前はまいちゃん)を預かっていました。
まいちゃんはよく泣き、ようやく寝てくれたと思ったらすぐに起きる。
ミルクをあげ、普段はカラオケに行っても歌わない私が電池が切れるまで歌を歌い、絵本を読む生活。
その上、年老いた柴犬ゴンちゃんに1日数回スープを飲ませ、ご飯を食べさせる日々。夕方になると、あわてて祖母を見舞い、リハビリの毎日。


母が作ったかごの中で遊ぶまいちゃん

母と私はノイローゼ寸前まで追い込まれました。
仕事をしながらはかなりきつい日々でした。

救いはまいちゃんの天使のような笑顔でした。

そんな生活を送っていましたが、4月から職場の保育所にまいちゃんが通うことになり、ようやく少し解放されました。

ぜひ、医療業界の方にお願いしたいのです。

今、安倍内閣は女性の活用を政策に掲げています。そんな動きの中で、せめて産休6カ月は確保して欲しいのです。
長い人生の間で母親と子供が一緒に過ごす時間は短く、一番幸せな時間。
生後4カ月で母親と離れるまいちゃんはとてもかわいそうでした。
姉だって少しでも長くいたかったはずです。

一方、ゴンちゃんはというと一時期、血尿でもう駄目かなと思う時期がありました。
大阪吹田の救急病院に高速を飛ばして走り、ゴンちゃんを運び込んだ時もありました。


畳の上でひなたぼっこするゴンちゃん

家に帰ってきたら夜中2時。

今までのことを思い出しながら母と涙していましたが、意外とごんちゃんは強く、2週間経てば元気になりました。
多分、根っからの丈夫な犬だと思います。
ゴンちゃんが急変して死に際に間に合わなかったらいけないと思い、お正月やゴールデンウィークの旅行も全て取りやめ。
その割にはお犬様は大変元気です。

毎週健康のために病院で点滴。人間顔負けの薬の数々。
プロテインにプルーンに、水は日田天領水。
これだけでも十分健康になりますね。

もうすぐ17歳。

毛づやも良く、黄金色に輝いています。

まいちゃんに毛をひっぱられながらも耐えるゴンちゃん、生きている内は遠くには行かないから安心してね。
夜泣きでどんなに泣こうが耳栓で耐えるから、一緒に寝ようね。(犬バカはどこまでも続く)


耐える車いすのゴンちゃん

玄米屋ウエトミ かわら版 2014年12月 第22号

2014-11-25 11:54:49 | ウエトミかわら版
強かったごんちゃんが・・・

赤ちゃんとゴンちゃんが一緒に昼寝中

皆さま、大変長い間かわら版を休んでいまして、申し訳ございません。

寒い日が続いていますがお元気でいらっしゃいますか?。一年早いですね。

この数カ月の間に姉は女の子を出産、我が家の犬は認知症が進み、家族の生活は大きく変わりました。

今はゴンちゃんは水分を摂らなくなったので毎週動物病院に連れて行って点滴を受けています。

昔は家族でもよく咬まれる、性格のきつい犬だったのに、今は顔を近づけても怒ることはありません。
生きることに必死で笑うこともなくなりました。
さみしいですね。

しかし犬好きの方ならよくわかると思うのですが、飼い主にとっては生きているだけで幸せなのです。

長生きする柴犬のほとんどが認知症になります。

介護は想像を絶する大変さです。

我が家は犬用の車いすを使っているのですが、時々は布団に寝かせます。


車いすのゴンちゃん

床ずれ防止で、寝ている方向を度々変え、紙おむつも定期的に取り替えます。
ごはんはだしを取って、たっぷりの水分を入れて、食べさせます。
夜は安定剤を飲ませても、夜泣きするので、その度に抱きしめて、寝ている方向を変えます。

なぜそこまで手厚い介護をするのか?

だって今までたくさんの幸せをゴンちゃんが与えてくれたからです。

家族がケンカして嫌なムードになっても犬がいるだけで癒しになりました。
いつも家族みんなの帰りを待ってくれていました。

特に父はゴンちゃんだけでした(笑)。←娘は冷たい


昨日の夕飯のとき、ゴンちゃんの話題になりました。

ゴンちゃんがまだ若かりし頃、朝起きると見知らぬ柴犬が玄関先にいました。

家族みんなが目をパチクリ。朝に弱い我が家の犬はまだ寝ているはず。
どことなく顔は似ているがゴンではない。

うーんっ?!! どうしようか・・・。

仕方がないので、飼い主が見つかるまで預かることにしました。

ドッグフードをガツガツ3杯平らげ、ミルクもがぶがぶ5杯。次はゴンちゃんのお気に入りのぬいぐるみを振り回して遊び、疲れて、コロッと寝てしまいました。

私たちは言葉も出ず唖然。

よく後から来る犬のほうが強いと言いますが、まさにその通り。

家族を咬みまくっていたゴンちゃんが、柱の陰に隠れて、その犬をおそるおそる様子伺い。
我が家に君臨していたゴンちゃんは、強敵出現ですっかり威厳失墜しました。

やっと数日後飼い主が見つかり、再びゴンちゃんは元気に。申し訳ないけれど横で見ていてとっても面白かったです。

犬って上下を瞬時に判断する生き物ですね。

今は人間に生かされている状態ですが、心安らかに最後まで過ごせるよう面倒を看ます。

赤面旅行

2014-06-17 11:13:03 | ウエトミかわら版
皆さま、大変長らくかわら版を休んでいまして、申し訳ございません。

日中は日差しがきつく、暑い日が続いていますがお元気でいらっしゃいますか?
実は事あるたびに笑い飛ばされ、赤面することが2年続いている。


昨年の正月、「1度ベトナムに行ってみたい」と父に言われ、72歳の友人と3人でベトナムに行った。

元旦の明け方近くまで仕事をし、2時間ほど寝て、30分で荷造りして、家を飛び出た。
その時の私の恰好は半袖のワンピースにサンダル。
暑い国のイメージである。対して私の友人は極寒の国にでも行くのかと思うくらいの厚着である。
飛行機の中でガイドブックをチョロッと読み、「今日から休みだ」という開放感でうとうとしながらホーチミンに着いた。

いやぁー、暑いっ!。

しかしホーチミンは乗継だけ。4時間、空港で缶詰か・・・。
と思いきや3人分のスーツケースが行方不明。
ないっ!! どこにいったんや?
その後は災難続きの4日間だった。
まず父がルームキーをなくした。
青くなって3人探し回ったがどこにもない。
4万円ほど請求されるだろうか?
と恐る恐る申し出たがいとも簡単に新しいルームキーをホテルマンは作ってくれた。
3日目ハノイ。バリバリの極寒の地である。
まわりは皆、ジャンバーを着ているのに私だけ半袖。

そんな馬鹿な。

ベトナムは日本より南にあるのだから常夏の国ではないのか?
実はベトナムは日本のように細長い国。
冬はホーチミンとハノイでは気温が30度ほど違う。
寒さでブルブル震えていると友人が「わしのズボンを貸そうか?」と言ってくれた。
「ん?。私のほうが体重が多いから入らないよ」と断ると

「大丈夫や。わしのはゴムや。」

夜、ホテルに帰ってから試着すると、横に伸びるズボンだったから確かに履けた。が、丈が長い。
裾上げするためにホテルのフロントで裁縫セットを山盛りもらったものの、針よりも糸のほうが太いではないか。
おまけに10cmほどの短い糸ばかり。
いびきをかいて寝ている父を横目に、深夜、二人で糸の引っ張り合い。
薄暗い中で、ホントに苦労して、針に糸を通し、どんぐさい私を見かねて、友人が必死になって裾上げをしてくれた。
やっと終わると時計の針が夜3時をまわっていた。
ズボンで疲れ果てた二人は翌日、眼の下にクマを作って、観光する羽目になった。

あぁ、ごめんなさい。

あれ以来、旅行の話になる度に友人にいじめられる。

でも仕方ないか。

皆さま、旅行の前には必ずガイドブックを読むことをおススメいたします。



クローバーを私の田んぼにすきこんでいます。福井県坂井市にて


赤面事件 ②

2014-06-17 11:02:11 | ウエトミかわら版
昔、なけなしのお金をはたいて、「一生もの」にと真珠のネックレスを買った。


様々な大事な席で役立ち、そろそろクリーニングに出そうと宝石屋さんを呼んだ。

「私が大切にしている宝石です。きれいにしてください」と頼んだ。

宝石屋「わかりました。数週間お待ちください」。

真珠を受け取った宝石屋は何か変な様子だったが、2週間後、真珠を持ってやってきた。

私「できた?」

宝石屋「それが・・・。」

もごもごして話にくそうな宝石屋を問い詰めると、なんとその宝石は偽物というではないか。

青くなった。10年間、私はものすごく高い真珠をつけていると思っていたのだから当然である。

宝石屋「何か、ほかの真珠と勘違いされていませんか?」。

その言葉を聞いた私は猛ダッシュで家の中を捜したが真珠はその一品だけ。

半泣き状態で母に訴えると、なんと私の本物は母が持っていた。

なぜ紛れ込んだのか不明だが、とにかくほっとした。

ただ同然の宝石を磨いて欲しいだなんて、なんて恥ずかしいことを頼んだのかしら。

宝石屋さん、ごめんなさいね。

偽物を本物と間違い、10年間も使い続けていたなんて笑うに笑えない。

皆さま、真珠の偽物と本物、違いがわかりますか?

ご興味ある方はお教えいたします。




別荘地?

2013-11-16 18:16:57 | ウエトミかわら版
急に冬がやってきたような寒さ。
皆さま、風邪などひいていらっしゃいませんか?

先日、友人が淡路島に100坪の別荘地を持っているというので、喜んで犬を連れて友人と母と私で出かけました。
のびのび犬を遊ばすことができるのでは?と期待しながら行ったものの、肝心の別荘地が見つかりません。
30分探してようやく見つかりました。
なんとまるで雑木林!

鳥の巣の1つや2つあるのではと思うほど、木々が生い茂り、足元は雑草びっしり。
犬もびっくりです。

「こっ、この土地、前に来はったのはいつ?」

「ん?、20年前かな?」

そんなん早う言うてよ。

「いくらで買わはったんですか?」

「35年前に1800万円で買うたんや。今やったらええとこ3分の1ぐらいしか値段つかんやろなあ」

「売っても買う人いますの?」

「いるっ!」。

私には到底買う人などいそうにないと思うのだが、希望を持つのも良し。
ちょうど昼時でお腹がすいてきたので、食べるところを探していると海辺の食堂が目に入りました。
中が暗くて、やっているようには見えなかったのですが、ドアには営業中の札が。
恐る恐る入ってみると奥から「いらっしゃい」と元気の良い声が返ってきました。
「あのぅ、やっていますか?」
「どうぞ、どうぞ、お好きな席にお座りください」

見ると100席はあろうかと思うほど広い店内。
カラフルなビーチパラソルやビーチボールも売られていて、夏の売り場そのままである。
店のおばちゃんはあわてて店の電気をつけました。
海の横というので、新鮮な魚を期待して、店で一番高い「お昼の定食850円」を3人が注文。
そこからがおばちゃん、大変です。

店の裏にある自宅と調理場を鍋を持って行ったり来たり。どうやら出すおかずがなかったのか、自宅から運び込んでいる様子です。
待っていると、焦げるようなにおいが。
ついには店の娘さんも心配して、自宅から出てきました。
やっと出てきたお昼の定食の魚は案の定、辛い。
でも一生懸命作ってくれたおかずはどれもおいしくて3人完食。
おばちゃんは高度成長期のにぎやかな時代を懐かしむようにあれこれと話してくれました。

「今は海水浴の人もコンビニで買って食べるからお客が少なくて。昔は店の2階も結婚式や法事で村の人がよう使ってくれてねえ。」

一生懸命働いて輝いていた昔の日本。

そんな時代がもう一度来ることはまずないでしょう。

おばちゃん、いつまでも元気でね。



うっそうと茂った雑木林。
ゴンちゃんもバックして戻ってきた