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玄米屋ウエトミ

玄米屋ウエトミのブログ
お米5ツ星マイスターの上田那未がお届けします。

桃子がやってきた!

2017-11-21 10:40:39 | ウエトミかわら版

9月末、高知県の殺処分場から雑種のメス2歳?を引き取りました。
まだふくちゃんを探していたので、「10月半ばに」と言っていたのですが、施設が満杯で追い出されてしまいました。
とても痩せていて、全部のあばら骨が見えていました。とてもお腹をすかせていたのか、我が家に入った途端、テーブルの上に置いていた握り寿司のネタを「バクバクーッ」と食べて、シャリだけ残っていたのを覚えています。

人に捨てられたその犬はとても懐っこく、今まで愛情に飢えていたのかと思うと胸が苦しくなりました。
実は顔はと言うとクックックッ(笑) ブス子ちゃんなんです。家族は「前から見ても後ろから見ても不細工。
こんな犬、街に歩いてへんで」と言ったぐらい。
痩せてキツネみたいな顔に胴長、足長、小枝みたいなしっぽ。そんな犬でも私にとっては可愛くて可愛くて。
「桃子」と名付けました。

今まで散歩に連れて行ってもらったことがなかったようで、最初は歩き方がとても変でした。
ドッグトレーニングを2週間に1回受けていますが、引っ張り癖はなかなか直らず、散歩が大変です。
でもしっぽ立てながら楽しそうに歩く姿を見るとうれしくなります。

今ではふっくらして、体重は17kg弱。
足もしっぽも太くなり、立派な体型になりました。
家族に可愛がられ、3歳の姪っ子に抱きつかれています。いい遊び相手です。
前のふくちゃんと違い、「うれしい」という感情を体で表し、家の中でも私の後をいつも追っています。

そんな桃子を愛おしく思いながらふくちゃん探しに今日も奔走です。

 

 

 

 

 

 

台所に立つと、桃子はいつも何か落ちてこないかな?と待っています。
この時は人参を落としてしまい、すぐさまキャッチ。何でも食べてしまいます。


大変なことが起こった!

2017-08-08 11:18:13 | ウエトミかわら版

猛暑が続きますが、皆さま、お元気でいらっしゃいますか?

実は6月16日にふくちゃんが逃げました!
夜、店の前を通りかかったときにシャッターを閉める音に驚き、ハーネスをふりほどいて、脱走してしまいました。
鑑札が付いた赤い首輪を付けたまま、前の大通りを猛突進。
あわや、車にぶつかりそうになりながら、ものすごい勢いで走り去ってしまいました。
慌てて、追いかけたものの、どこへ行ったのか夜中じゅう探しても全く見つかりません。

次の日もその次の日も寝ずに探しても見つからず。
すぐに京都府や大阪府の保健所や警察にも連絡を入れました。
チラシも配り、目撃情報を募りました。
近くの八幡山や堤防をひたすら捜索。
連日朝4時から自転車に乗って捜し、もしかして夜に移動しているかもしれないと懐中電灯を持って深夜まで探しました。
「似た犬がいるよ」と言われれば、どこへでも飛んで探しに行きました。
期待をふくらませては気落ちして帰る日々。
泣きそうになりながらも「絶対会える」と信じて探し続けました。
同時に餌付け作戦も実行。
せっせと夜に唐揚げとスティックパンを運ぶこと5日。
ある日、早朝見たら親子でキツネが散歩しているではありませんか。あぁ、ショック~。

まさか堤防のグランドをキツネが走り回っているとは・・・。
真っ暗な中で捜索していて、てっきり太い尻尾だけで「ふくちゃんだっ!」と決めつけたのが間違い。
保健所さんで「捕獲器」を借りて、八幡山に備え付けたりもしましたが、まったく入りません。
きっとふくちゃんは2回目だから用心して入らないだろうとは思っていましたが。

家族必死で探しても、見つからず、むなしく日が過ぎて行き、気がつけばもう2カ月弱。
毎日毎日思うのはどうしているのかなあとふくちゃんのことばかり。
もともと岡山県で餌付けで3年ぐらい野良暮らしをしていたようなので、たくましく生きてはいると思うのですが、とてもおとなしいので心配です。
お腹すいていないか、他の動物にひっかかれたりしていないか等と心配の種はつきません。
でも飼い主があきらめると戻ってこない気がして、「絶対戻る」と信じて、今日も捜索頑張っています。

捜索に協力してくださった、たくさんのボランティアさんや目撃情報を連絡してくださった方々、本当にありがとうございます。
うれしい報告ができるよう、まだまだ頑張ります。


姪っ子は「ふくちゃんは八幡山にいる」とずっと言っています。


玄米屋ウエトミ かわら版 2017年4月 第29号

2017-04-04 15:10:29 | ウエトミかわら版

「妙な組み合わせ」

やっと暖かくなり、春到来。
皆さま、お元気でいらっしゃいますか?
先日、親友(75歳)と2歳の姪っ子と3人で淡路島を旅行した。えッ? 大丈夫なの?っという感じだが、実は姪っ子はスタスタと親友の膝の上に座りにいくほど大好きだ。「大阪のおじいさん」が言えなくて姪っ子から「おかじい」と呼ばれている。

まずは「神戸どうぶつ王国」に立ち寄って、姪っ子(まいちゃん)を遊ばせた。
おかじいはとてもよく面倒を見てくれた。食事も途中で食べなくなって遊びだしたまいちゃんを私にかわって食べさせてくれたりと大変助かった。
ただ、一緒に暮らしていないから当たり前だが、服を着せたりというような細かいことは無理なようだった。「靴を履かせて」と頼むと左右が逆になっていた(笑)。

思いっきり遊んだ3人はいざ、淡路島へ。
遊び過ぎて旅館に着いたのはとっぷり日が暮れた夕方。あわてて、食事をしに、レストランへ。
おそらく、まいちゃんは食事の途中で遊びだすだろうと思い、レストランの隅の席に座る。
案の定騒ぎ出した。
おかじいも私も食事そっちのけで、姪っ子をおとなしくさせるのに必死だ。
姪っ子はうどん好きなので、鍋焼きうどんを注文していたが、全然食べず、私の淡路牛会席(奮発して一番高い会席を予約していた)をペロリと食べてしまった。器に残っているのは野菜だけ。
私はまいちゃんが食べやすいようにと細かく切った冷めたうどんと野菜だけを食べた。
とてもヘルシーな夕食だった(苦笑)。


なにやら真剣に話している二人。
まるで本当のじいちゃんと孫のようだ。

さぁ、食事の後は、最難関の風呂が待っている!
ホント、大変だった。大浴場へ姪っ子を連れて行くと、私が頭洗っている間にヨチヨチ歩きだす。
「待てぇ~」と頭に泡付けたまま、連れ戻しに行く。
リンスを付けている暇もなく、頭と体を超特急で洗い流した。姪っ子を抱っこして、いざ湯船へ。ふ~っ。

夜は当然3人とも爆睡。

次の日の朝食はバイキング♪
おかじいは姪っ子にいちごとオレンジとブルーベリーのジャム、フルーツポンチ、パンケーキを取ってきた。
テーブルの上はさながらスイーツバイキング゙のようだ。
まいちゃん、大喜び♡

2日目も3人で思いっきり遊んだ。
旅も終りに近づいた頃、驚くべき成果が。
遅めの昼食をとり、私が会計をすませている間におかじいは、なんと!サッサとまいちゃんにジャンバーを着せて、靴下を履かせて、靴を履かせ、チャイルドシートに乗せてくれていたではないか。
おおっー!!すごいっ!!
二日間で75歳のおかじいは完ぺきな育ジイになっていた!

家に着くと姉が「お帰り♪ゴールデンウィークも3人でお願いね」なんて言う。おいおい、誰の子やねん。


玄米屋ウエトミ かわら版 2016年11月 第28号

2016-10-31 11:00:26 | ウエトミかわら版

「犬が川に落ちてる?!」

とても寒い季節になりましたが皆さま、お元気でいらっしゃいますか?

先日のとある事件。
保護犬の福ちゃんが自分のウンコの上に座ってしまい、福ちゃんのおしりはウンコだらけ。
汚れを取るのに四苦八苦していました。
ウェットティッシュで取っても取っても取れないウンコに「もう、いいや。お風呂に入れちゃおっと!」と朝から初のお風呂体験。
心配しましたが、野良犬時代はいつも雨にぬれていたせいか、シャワーをかけても意外とおとなしく、無事終了。

姪っ子に頭をなでてもらう福ちゃん。
姪っ子が泣いていると「どうしたの?」と寄り添う時も。やさしい犬である。

そんなこんなんで、すっかり朝、植木に水やりをするのを忘れてしまいました。
母には水やりで怒られ、福ちゃんはさっぱりして、のんびりくつろぎポーズ。

ふんだりけったりの朝でしたがとにかく仕事開始。
夕方になり、し忘れた水やりを思い出しました。
「そーやん。水やりせな、オクラが枯れるわ」。
あわてて、植木に水やりをしていると甲高い声で「ワンッ!ワンッ!」と、どこからか鳴く声が。
まわりを見渡しても犬は居ず。おかしいなあ。
また水やりをしようとすると今度ははっきりと店の前の川から聞こえてきました。
絶対居るはずだと川の橋の下をのぞきこんでも、姿は確認できず。
でもあきらめきれず、犬が鳴く度に何度も「はいっ!」と返事していると、なんと柴犬が姿を見せました。
あわてて、父を呼びに行き、「誰か助けてくれる人を連れてきて」と頼みました。

待っている間、柴犬が誤って深みにはまらないかと心配で、だんだんと弱ってきた犬の鳴き声に気が気ではありませんでした。
最後は神頼み。

「毎日、神さんに宝くじが当たるよう拝んでいるけど、この犬を助けてくれるんやったら当たらんでいい。助けて!」と神様にお願いをしました。
45分くらいしてからようやく父が市の職員さんを連れて帰ってきました。
職員さんはハシゴで下に降りて、柴犬を抱きかかえて助けてくれました。老犬でしたが元気で、見たところ骨折もなさそうで胸をなでおろしました。
飼い主もすぐ見つかり、一件落着。
3日間行方不明だったらしく、お腹すいて川に落ちて、2日間ぐらい居たようです。

実はこの話には尾ひれがありまして、ナント犬の恩返しなのか、宝くじが当たったのです!
翌日からきっぱりと宝くじの神頼みをやめて、「もう今年は当たらへんわ」とあきらめていたら、その後、人生初!3000円が当たったのです。これには、びっくり!

その日、福ちゃんがウンコを踏まなかったら、その柴犬は助からなかったことを思うと、やはり一番の福の神は福ちゃんなのかもしれませんね。まさにウンがついた!

 


玄米屋ウエトミ かわら版2015年7月 第24号

2015-06-23 14:45:16 | ウエトミかわら版
とんだ結末

夏になり、暑い日々が続いていますが、皆さま、お元気でいらっしゃいますか?
相変わらず、我が家はバタバタの日々を過ごしております。

先日、仕事も兼ねて友人と温泉に泊まりに行った。73歳の男性を筆頭に70歳の女性、55歳の男性と私の4人。時々一緒に旅行する仲である。
一仕事終えたので、宿に入り、さあお風呂に入ろうということになった。
旅の楽しみはなんといってもお風呂。

ところが一人だけ「僕、部屋のお風呂に入るわ。みんな大浴場に行ってきて」と言う。
私達3人は『じゃあ、行ってくるわ。1時間ぐらいで戻ると思うわ』と言って、大浴場へゴーッ!
お客様が少なくて広すぎるほどのデカいお風呂に浸かり、「なんてええ日や。仕事も早く終わり、あとは晩ご飯食べて寝るだけや」なんて考えながら部屋に戻った。

「ただいまっ!」と言って勢いよく部屋のドアを開けると、留守番していた彼が「えらいこっちゃ。お風呂割ってもうた!」と言う。
「えっ?なに?」と青くなって風呂をのぞきに行くと湯船の真ん中が割れているではないか。

「僕、お風呂に浸かって、立った途端、バリッというねん。どんどんお湯がなくなっていくし・・・」そういって彼はうなだれている。かわいそうに。

「うーん、これはどう見ても、高い修理代が要るわ。

まるごと湯船を入れ替えなあかんし、漏れたお湯はどこへいったんやろう?」などと私は黙って考えていた。


まいちゃんのバスタイム

他の2人の顔色を伺うと同じように押し黙ったままである。でも考えれば本人はケガがなくて良かったし、そもそも立っただけで割れるなんて、旅館のほうが悪いわという考えに落ち着いた。
連絡を受けてやってきた旅館の人は少々困った顔をしていたが、弁償を免れ、この件は一見落着。
ホッとしたのか、彼は夕食でビール大ジョッキ2杯飲んで、コロッと寝てしまった。
グーグー、グーグー、いびきをかきながら寝る彼を見て思った。この巨体、彼の体重が3分の2だったならおそらく湯船は割れなかっただろう。
世界一と言ってもいいほどの優しい性格。
体重が普通だったら、ほんまにええ男やのに、と思った。

次の日、昨日の出来事が夢だったかのようにみんな、すがすがしい朝を迎えた。
何せ田んぼの真ん中に立っている旅館である。
朝食はバイキング。
昨日の問題男は朝から胃はフル回転。

コロッケがおいしいと朝から8個食べる。
大きめのウインナーは4本。
皿の上はおかずで満タンだ。

大切な友人。これからもうんとうんと長生きして欲しいから、ダイエットしてくれることを切に願う。