「Xデーの日、琉球新報だけでなく、全てのメディアは歴史的大恥を掻く」と、ぼくは断言する。ところが、ぼくを支持する者は皆が「勝って欲しい」と祈っているが、どこか確信できないのだ。
昨年の11月20日、一審の井上裁判長が「上原正稔の敗訴」と言い渡した時、被告の琉球新報側は「敗訴」を覚悟していた池宮城弁護士だけが出席していたが、彼が意外な判決を聞き「ホッ」として目を閉じ、肩の力が抜けて呆けた姿が今もぼくの目に焼き付いている。思い出してみよ! 判決言い渡しの直前に、被告琉球新報側は星雅彦を通じて、原告上原正稔に「示談」を打診してきたことを。もちろん、ぼくは「バカバカしい」と一蹴した。その詳細は「沖縄をダメにした百人」の中で説明したが、その概要をここで紹介しよう。
井上裁判長は第一審の終盤で平田裁判長に代わって裁判の指揮を執ることになった人物だが、裁判長の交代については何の説明もなかった。ともかくも、井上裁判長の判決文は実に読み辛いものだった。 ぼく自身は作家として、誰でも理解できる平易な文章を書くことがベストと信じているのだが、井上裁判長の悪文の概要はこうだ。
─「パンドラの箱を開ける時」が始まる前に前泊博盛と上原は契約を交わし、上原の新資料だけを使うことを契約書で約束した。 ところが「慶良間で何が起きたのか」は初めから以前発表した資料を使っているから契約に違反する。 従って、原告側の提出資料は全て読むにあたいしない。よって原告の敗訴を申し渡す。」
ところが前泊博盛の提出した契約書というのは彼が「パンドラの箱」の始まる二、三日前に読者に紹介しようとしたものにすぎず、その文書も裁判が始まってから提出されたもので、上原は全く目にしていないものだった。 そして、その時、思い出したのだが、ぼくは「パンドラの箱」の「はじめに」で詳しく内容を読者に説明するから「君(前泊のこと)が説明する必要はないよ」と言ったのだ。ぼくは「はじめに」を土曜日に発表し、翌週の火曜から「パンドラの箱」の連載が始まったのだ。もうひとつ、付け加えると前泊は池宮城弁護士から問い合わせを受けた時、その「契約文書」に連載回数を15週(50回から70回)とプリントしながら50回から70回に手書きで1を加え150回から170回だとし、上原とは150回から170回で契約したと実におぞましい文書偽造を行っている。しかも15週というのはそのままというお粗末ぶりだ。今、前泊博盛は沖縄国際大学の教授ととなり、威張り腐っている。 こういう悪徳大学教授の下で高い授業料を払って講義を受けているマジメな学生たちが気の毒だ。
ぼくは高裁にもこうした事実を逐一述べた文書を提出している。
「貶められた旧日本兵─『援護法』に隠された真実2」は狼魔人日記で詳しく説明されています。
カンパのお願い
7月29日(月)午後1時10分に
福岡高等裁判所那覇支部にて判決が出ます。
徳永弁護士も手弁当で支援して下さっていますが、
打ち合わせ等をするにも交通費等の出費を無視できません。
カンパは支援している三善会にお願いします。
ぼくを応援してくれている皆さんに心より感謝申し上げます。
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ゆうちょ銀行からの振込の場合
【金融機関】 ゆうちょ銀行
【口座番号】 記号:17010 口座番号:10347971
【名 義】 サンゼンカイ
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