江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

120) ケイ・スター

2005年08月07日 | 江利チエミ(初期記事・本編)
江利チエミさんの「カム・オン・ア・マイ・ハウス(家へおいでよ)」...
 このルーツは、ローズマリー・クルーニーでは決してなく、ケイ・スター盤であったという(確信している)ことは既に掲示しました。
しかし、今、このケイ・スター盤のCDなど音源も情報も非常に少ないのです。
いまいち日本で評価されてないのかな?...と残念です。日本人はどうもオールラウンドプレイヤーに正当な評価を与えない国民性があるようです。
 確かにとても個性的ですので好き嫌いはアル...と思うのですが...

ちなみに「チェンジング・パートナー」もパティ・ペイジ盤ではなく、ケイ・スター盤のほうがアレンジなど...江利チエミ盤に近いと感じます。

世間で、パティ・ペイジの「テネシーワルツ」、ローズマリー・クルーニーの「家へおいでよ」を・・・云々、といった記述がありますが、これは完全にNGと私は言い切れると思います。
和製ケイ・スター、14歳の天才少女...これが江利チエミ・デビュー時のキャッチコピーでした。

ケイ・スターは1922年7月21日オクラホマ州ドーハティ生まれ。
ハイスクール時代にデビュー。短期間ではありましたがグレン・ミラー楽団、ボブ・クロスビー楽団、ジョー・ベヌーティ楽団在籍し、43年からのチャーリー・バーネット楽団でその実力を認められました。元々はジャズでしたが、どちらかというとポピュラー歌手として人気がでて、美貌の持ち主でTVやクラブで活躍した。
ブロードウェイ・スターとしても活躍した彼女の最大の魅力は、力強い歌声とスィンギーでブルージーな節回し... シャット唱法などといわれた彼女の発声、そしてなんといっても、なんともいえない「節回し」は江利チエミさんの音楽に大きな影響を与えたと思います。

※ロック&ロール・ワルツあたりを聴くと、すっぽ---ん!と突き抜けるような歌唱で「雪村いづみさん」にもケイ・スターテイストを感じたりします。
    声質の違い、表現の違いで「まったく違うもの」になるのですが...
ケイスターはロックも歌い...長い時期に渡って歌い続けました。
 ♪ハウメニー ハウメニー アイワンダ----
   バット アイ リアリー ドンワントゥ----ノウ
競作になった(日本では菅原洋一が歌った)「知りたくないの」も吹き込んでいます。
   チエミさんとはこういった面でも共通点があります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。