企画中の新ネタにぴったりのエピソードがあったので枕にさせていただきます。
1
その日、ブルースとんかつは自宅兼店舗で畳敷きをしていた。
自宅の床面積の1/3を占めるステージに畳を敷いて落語で客寄せができないか、という発案である。
(その発想自体が客足を遠のかせていることには気づいていないようだ)
あらかた畳を敷き詰めたところに下宿人のもっちーが帰ってきた。
マラスにある喫茶店でたらふく牛乳を味わってきたらしい。
店主お手製のケーキが振舞われたとかで上機嫌である。
ブルースとしてはおもしろくない。
せっかくGMシェフの店に下宿しているのに、もっちーは他の店の話ばかりするのだ。
「エルフ達のワインは絶品だ」「げふん堂のサラダは他では真似できない」
「喫茶店で生肉が出た」「喫茶店で毒汁を飲まされた」「喫茶店に火が」などなど。
いつか客を増やして見返してやるゥ、とブルースは決意を固めるのであった。
さて、今日も喫茶店での出来事を喋りつづけるもっちーである。
そんな中に興味深い話があった。
若い戦士が剣術試合の練習相手を募集している、という話だ。
アンブラの砂場で待ち合わせるらしい。
ブルースはこれでも(元)戦士である。
ことあるごとに「俺は黒い悪魔を打ち倒した事がある」と自慢の手斧(ハチェット)を見せつけているのである。
(手斧の柄には"ソーサラーズ エレメンタル労働組合認定 Daemon Dismissal 有効期限:2003年2月末"と掘り込まれている)
久々に若い戦士と遊んでみるのも悪くない。
「もっちーさんよ」ブルースが声をかけた。
「悪いがアンブラまで案内してくれるかな?」
2
ブルースがアンブラに到着すると既に3人の戦士が待っていた。
軽く挨拶をする。
練習相手の募集主は若い武士で名をアイドル(仮名)と言った。
今回の募集の目的を説明してもらう。
とにかく経験を積みたいらしい。
ならば、と我が身を晒すことを決意し、
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
3
った。
った。
った。
った。
った。
。
た。
った。
だった。
題だった。
放題だった。
れ放題だった。
られ放題だった。
やられ放題だった。
にやられ放題だった。
ルにやられ放題だった。
ドルにやられ放題だった。
アイドにやられ放題だった。
アイドルにやられ放題だった。
はアイドルにやられ放題だった。
俺はアイドルにやられ放題だった。
刀を交えること三合。
ブルースは斬り伏せられて闘技場の雪原に顔を埋めた。
愛用の皮むきナイフはアイドルにかすりもせず、
歴戦の治療スキルで体勢を立て直すこともできず、
たったの三合で斬り伏せられた。
アイドルにとっては風エレ以下の歯ごたえだろう。
続けて他の2名とも練習試合を行った。
弓使いの女性武士との試合では、弓を叩き落すことに成功したが決定力を欠き、
間合いを開けられて敗北した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/7f/79ffb0f3e883dd098acc7a0b063cc937.jpg)
紅い衣の死霊武士との試合では、武器を手斧に持ち変えたことで若干の善戦ができた。
やはり武器を叩き落すことに成功したが、渾身の貫通撃をブロックされて敗北した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/8a/8ee3c50ae43af5ad166d2e82f979f832.jpg)
こうして、ブルースは三戦全敗という結果を残した。
4
ブルースは自分の小ささを思い知った。
若い戦士でさえ誇りを持ち研鑚を続けている。
自分はこのままでよいのか。
兼業戦士を言い訳に、負けた自分を笑っていていいのか。
心の中で仮面の男が叫ぶ
「お前は老いぼれか!?心の中を言ってやろう」
悔しかった。
とにかく悔しかった。
誇りを忘れた自分に腹が立った。
次の朝、夜明けと共にブルースは家を出た。
オイルクロスの包帯とHQのフライパン。
手斧と包丁をバックパックに詰め込んだ。
いざ、誇りを取り戻す戦いへ
つまり某戦士サイトを見ていて挑戦心が燃え上がったということです。
1
その日、ブルースとんかつは自宅兼店舗で畳敷きをしていた。
自宅の床面積の1/3を占めるステージに畳を敷いて落語で客寄せができないか、という発案である。
(その発想自体が客足を遠のかせていることには気づいていないようだ)
あらかた畳を敷き詰めたところに下宿人のもっちーが帰ってきた。
マラスにある喫茶店でたらふく牛乳を味わってきたらしい。
店主お手製のケーキが振舞われたとかで上機嫌である。
ブルースとしてはおもしろくない。
せっかくGMシェフの店に下宿しているのに、もっちーは他の店の話ばかりするのだ。
「エルフ達のワインは絶品だ」「げふん堂のサラダは他では真似できない」
「喫茶店で生肉が出た」「喫茶店で毒汁を飲まされた」「喫茶店に火が」などなど。
いつか客を増やして見返してやるゥ、とブルースは決意を固めるのであった。
さて、今日も喫茶店での出来事を喋りつづけるもっちーである。
そんな中に興味深い話があった。
若い戦士が剣術試合の練習相手を募集している、という話だ。
アンブラの砂場で待ち合わせるらしい。
ブルースはこれでも(元)戦士である。
ことあるごとに「俺は黒い悪魔を打ち倒した事がある」と自慢の手斧(ハチェット)を見せつけているのである。
(手斧の柄には"ソーサラーズ エレメンタル労働組合認定 Daemon Dismissal 有効期限:2003年2月末"と掘り込まれている)
久々に若い戦士と遊んでみるのも悪くない。
「もっちーさんよ」ブルースが声をかけた。
「悪いがアンブラまで案内してくれるかな?」
2
ブルースがアンブラに到着すると既に3人の戦士が待っていた。
軽く挨拶をする。
練習相手の募集主は若い武士で名をアイドル(仮名)と言った。
今回の募集の目的を説明してもらう。
とにかく経験を積みたいらしい。
ならば、と我が身を晒すことを決意し、
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
3
った。
った。
った。
った。
った。
。
た。
った。
だった。
題だった。
放題だった。
れ放題だった。
られ放題だった。
やられ放題だった。
にやられ放題だった。
ルにやられ放題だった。
ドルにやられ放題だった。
アイドにやられ放題だった。
アイドルにやられ放題だった。
はアイドルにやられ放題だった。
俺はアイドルにやられ放題だった。
刀を交えること三合。
ブルースは斬り伏せられて闘技場の雪原に顔を埋めた。
愛用の皮むきナイフはアイドルにかすりもせず、
歴戦の治療スキルで体勢を立て直すこともできず、
たったの三合で斬り伏せられた。
アイドルにとっては風エレ以下の歯ごたえだろう。
続けて他の2名とも練習試合を行った。
弓使いの女性武士との試合では、弓を叩き落すことに成功したが決定力を欠き、
間合いを開けられて敗北した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/7f/79ffb0f3e883dd098acc7a0b063cc937.jpg)
紅い衣の死霊武士との試合では、武器を手斧に持ち変えたことで若干の善戦ができた。
やはり武器を叩き落すことに成功したが、渾身の貫通撃をブロックされて敗北した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/8a/8ee3c50ae43af5ad166d2e82f979f832.jpg)
こうして、ブルースは三戦全敗という結果を残した。
4
ブルースは自分の小ささを思い知った。
若い戦士でさえ誇りを持ち研鑚を続けている。
自分はこのままでよいのか。
兼業戦士を言い訳に、負けた自分を笑っていていいのか。
心の中で仮面の男が叫ぶ
「お前は老いぼれか!?心の中を言ってやろう」
悔しかった。
とにかく悔しかった。
誇りを忘れた自分に腹が立った。
次の朝、夜明けと共にブルースは家を出た。
オイルクロスの包帯とHQのフライパン。
手斧と包丁をバックパックに詰め込んだ。
いざ、誇りを取り戻す戦いへ
つまり某戦士サイトを見ていて挑戦心が燃え上がったということです。
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