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UltimaOnline (主に)Mizuhoシャードでの活動記です。真偽のほどは曖昧です。

『瑞穂文学賞×読書会』1日目

2008-02-07 01:36:11 | ライブハウスイベント
瑞穂文学賞とのコラボレーションイベント、
『瑞穂文学賞×読書会』が3日連続で開催されました。

2/1(金) Alexandrite先生 『We Are Britanians』

2/2(土) Trilobita先生 『Daiary of Yegrog』

2/3(日) BUNSAI ZERO先生 『道場破り』

以上の三作品を読書しました。
ご提供いただいた作品は、しばらくライブハウスにて展示します。
興味が湧いた方は是非!

それぞれレポートいたします。



【1日目】

この日は開始前からかなりの人数につめかけていただきました。

作者のAlexandriteさんも参加してくれるという奇跡が発生。
幸先良いですね。



イベント開催期間は、玄関ベンダーが特別なものに変わります。

本日のベンダーは。
「生足がまぶしい熊少女 が ベスパー産の蜂蜜を売る」です。
もちろん、作品内容に関係があります。



開始時間になりましたので会場内へご案内。
なんと10人もいます。
物好きな人がいるものですね。うれしいなぁ。

しっかりと読書中のお願いをしておきます。


そして、浸透していない合言葉で読書開始。

*レッツ~もくもく~*




<熱心に読書中です>


<読書が終了しました>



というわけで、読み終わる前から盛り上がっていましたが
雑談タイムに突入します。

話題の幅はとても広く、
作中の描写や文章から色々なところへ飛躍していきます。

ソーサリアでの『神』の存在について論じ合ったり



経済流通とエスコートの考察に猛烈に感銘を受けたり



地政学的な戦略を考えて、新作のアイデアを湧かせる作家もいたり



女子のコーディネートは、
くまキルトはだし派 VS くまキルトサンダル派で争ったり

のりものはラマに限ると熱弁したり



参加者全員で熱心に作品の内容やら何やら、
ブリタニアの世界の成り立ちについて白熱した議論がありました。


また、ゲスト参加していただいた作者のAlexandriteさんからは、
執筆時のヒントや裏話、未公開の部分までも聞けちゃいまして

「実は登場人物は作品内の場所に実在している・・・」とか



「作中のある事件の時期に、実際に経絡落ちがあった・・・」とか



「スカラブレイが停止しているころ、ブリテインやコーブでは・・・」とか
足でかせぐ「実話系」ルポライターなんだな、と実感しました。



「あとがき」とでも言うべきでしょうか、
この言葉がとても印象に残っています。

「霊性の徳を象徴する街であるスカラブレを舞台にすることで
 徳(道徳)について意識してもらうように考えた」

とのこと。
徳へのアプローチは作者自身も手探りな部分があったそうですが、
読書会での会話の中で、ある程度の解答に達していただけたみたいです。

実に深い物語であったと再認識させていただきました。




こうして、本日の『読書会』は終了しました。
遅い時間までおつかれさまでした。


作品全体に対しての感想としては、

 「プレイヤーが存在しない空想上のブリタニア」でなく、
 「それも含めた現実のブリタニア」を描いた懐の深い作品である


という、ステキ作品であるということに落ち着きました。

作者本人にK.O.されちゃった人もちらほらいるとかいないとか・・・。
いやはや、良い意味で罪作りな作品です。

というわけで、次回はTrilobita先生の 『Daiary of Yegrog』 です。

シタギリスの葉を噛みながら待て!!




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