下水道整備のゆくえ

下水道審議会を傍聴しました。審議会等が傍聴できるようになって２年。なかなか日程が折り合わないのですが、大切な案件が審議されるときは可能な限り、傍聴したいと思っています。
今回は、今後の「下水道整備の見通し」が議題になっていたので傍聴しましたが、どの地域がまだ未整備なのか地図が示されただけでした。まだまったく手つかずの市街化調整区域に、どのような整備をしていくかは、大きな課題です。
一方、下水道の市債（借金）が２００億円を超えていてその返済は年間１８億円になっており、現在の分を返し終わるのは２０３０年以降になること。さらに、すでに整備した設備を更新していくために新たな経費が必要になるので、実際には現在の返済額が延々と続くであろうことが、質疑のなかで確認されていました。
そのやりとりの中で見え隠れしているのが、下水道料金の値上げ……。本来、下水道料金でまかなうべきなのは、運営していくための光熱費等であって、人件費や建設費はその対象ではないはずなのですが、すべてを料金の対象にしようとしている市の姿勢が浮き彫りになりました。
暮らしていくのに必要不可欠な下水道。これ以上料金が高くなってしまったら、暮らしを直撃してしまいます。市の考え方を是正させ、値上げをくいとめなくてはと思います。