ばちかぶり季記 人生いきあたりばったり

なんとかなるもんよ。・・・・・・たぶんね。

10月から12月に見たDVD。

2007年12月29日 | 映画
  

え~~~~、お正月を控えて、10月以降に見たDVDの勝手な感想を簡単にアップしておきます。
気の迷いで変わった映画が見たくなったときに参考にしてください。(並びは、見た逆順です。)


◆パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
豪華なスペクタクル大作ですが・・・
登場人物が多くなり過ぎて、各人のエピソードがすっ飛ばされ過ぎ。
やっぱり1作目が一番よく出来てたね。

◆アズールとアスマール
「キリクと魔女」のミッシェル・オスロ監督の新作ファンタジー・アニメ。
今度は舞台が中世の中近東なので、絢爛豪華な色とアラベスク文様の洪水!!!
異文化の融和を描く寓話的冒険譚。

◆トンマッコルへようこそ
韓国映画。1950年代の朝鮮戦争を舞台にした、ヒューマンおとぎ話。
山の中の桃源郷のような村トンマッコル。
墜落した米軍パイロット、脱走した南軍兵、それに敗走中の北軍兵が迷い込んで来る。
銃を向け合ったまま一晩膠着した彼らだが、やがて・・・
ホッと笑えてホロッと泣けて体制批判ありの、珠玉の出来です。
トウモロコシを詰めた納屋が爆破されると・・・・・ナニカが降る(笑)。

◆デスクロウ
こんなものを見るのは「少しでも面白かったら褒めてやるよ。」というマニアだけだけど、C級ならC級らしく「何かにこだわる」って事くらいしてくれないとさぁ・・・・金返せっ。

◆しゃべれども しゃべれども
国分太一主演、現代の落語家もの。まぁまぁかな。お祖母ちゃん役の八千草さんがうまい(笑)。
でも、太一、無理して右手でソバ食べなくてもいいじゃないか。
きっと「落語家が左でものを食うなっ!」とかいうウルサガタがいるんだろうなぁ・・・

◆アドレナリン
「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム主演のノンストップ・娯楽アクション!!!
いやぁ、スゴイです。笑えました。ただし色々な意味で、お子様と真面目な方は見てはいけません。
冗談のわかるアクション好きな大人に♪

◆大帝の剣
「トリック」の堤幸彦監督で主演は阿部寛とくれば、もうひとり欲しいところだが、綺麗どころは残念ながら立派な大根女優・長谷川京子。
ハチャメチャな伝奇SF時代劇アクションで、ふた昔前の特撮もの(「孔雀王」とか香港映画の超能力時代劇とか)を楽しむノリで確信犯的に見ればヨロシ。というB級映画(笑)。
キャラクターデザインは天野喜孝。

◆300 <スリーハンドレッド>
ある意味すごいです。ほとんど2倍速で見ました。これほどお金かけてて、つまらない映画も少ない。
絵的にかっこいいのは原作コミックに忠実だからのようです。

◆ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
70年代のイギリスで衝撃的デビューをして消えた1組の結合(シャム)双生児ロックバンドの悲劇という、ドキュメントのふりをしたフィクションです。
その嘘のつきっぷりが徹底し過ぎていて、製作側がアイデアに酔いすぎたのが欠点でしょう。公開時には感動して騙されたような思いをした人がいたようです。
双子はイギリス風美形だし音楽もいいし(70年代パンクにしては新しすぎるが)、普通にフィクションドラマで作っても良かったのに。

◆ヘンダーソン夫人の贈り物 
ロンドンに実在するウィンドミル劇場、実在のオーナーをモデルにした心温まる感動娯楽作。
1930年代、上流階級の未亡人が劇場を買い取り、イギリスで初めてヌードが出るレビューショウを始めた。やがて戦争が始まる・・・・
いたずらっ子のような老婦人を演じるジュディ・デンチが実にいい。共演はボブ・ホスキンス。
踊り子も昔風の体型なのが特に良し(笑)。特典映像には本物の往年の踊り子たち(80~90歳)も出てました。すごっ。

◆ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲 
「ドグマ」のケヴィン・スミス監督の、お下品おバカ映画。スミス監督作品で常連端役のバカ・コンビ「ジェイ&サイレント・ボブ」が主人公だから、もうこりゃしょうがない(笑)。コンビの片割れサイレント・ボブがスミス監督本人です。役者として「ダイ・ハード4.0 」にも出てました。あんなにいっぱいしゃべるの初めて見た!!!

◆鉄コン筋クリート
松本大洋原作コミックを「アニマトリックス」のプロデューサー、マイケル・アリアスが監督。
とてもよく出来ています。原作すごいんでしょうねぇ。未読です。
ただ、年少の主役シロの声に時々「媚び」が感じられて、それがイヤで、誰だろうと思ったら蒼井優・・・・・・そうか。役者のイメージってのは声だけでも決まるのか。と改めて思った次第。(私、蒼井優ってなんか煩わしい。かぶった猫が見え過ぎるというか。宮崎あおいは好き。)
他の配役(声)はどれも大変いいです。

◆地球で最後のふたり
4年ほど前の浅野忠信主演作。製作は タイ・日本・オランダ・フランス・シンガポール 。
監督はタイのペンエーグ・ラッタナルアーン監督。クリストファー・ドイル撮影。
とても静か~~で(ヘタすると寝るぞ)、ストイックにお洒落で残酷な話。
ああ、この監督、1999年の「6IXTYNIN9 シックスティナイン」の監督だ。あれは面白かった。うん、時々あるとぼけた感じは同じテイストだ。
また同監督・浅野主演で新作「インビジブル・ウェーブ」が出たけど、未見。

◆ダイ・ハード4.0
期待を裏切らずに派手です。ド派手です(笑)。みんなでキャァキャァ言いながら見れるでしょう。

ただ設定が、押井守ファンは、どうしたって14年も前の「機動警察パトレイバー2」を連想してしまうわけですが・・・ 他にもジャパニメーションから引っ張った筋がありそうな。
だけど、こちらの目的は結局「カネ」かい。 メジャーなグローバル娯楽産業だからな。わかりやすいやな。 うん。
おたくハッカーのワーロック役は「ドグマ」のケヴィン・スミス監督です♪

◆最凶女装計画
お下品おバカ映画「最終絶叫計画」で知られるウェイアンズ兄弟の製作・監督・脚本・主演。
私はもっと前の作品群のほうが好きですが・・・「ポップガン」(1995)とか。
相変わらずおバカ映画ですが、みんな年くってきたせいか、(長男キーネン・アイボリー・ウェイアンズは私と同じ歳だ!!全部で10人兄弟だって。)毒パワーが薄くなったような。

◆蟲師 其ノ壱
コミックを忠実にアニメ化したもの。色がついて動くが、確かに絵も音も漫画のイメージそのままのコダワリの出来。(実写版「蟲師」を見たあとコミックを買った。)
個人的に同じイメージなら紙媒体のほうが好きなので、 其ノ弐以降は未見。

◆ボンボン
アルゼンチン映画です。珍しいでしょ?
登山家の野口健を老けさせてぼーっとさせたような顔のオッサンがリストラで途方に暮れてましたが、なんか「わらしべ長者」的にトントンいったものの・・・中略・・・でも最後はハッピー♪♪
「ボンボン」 とは、巨大でまぬけな顔した犬の名前です。

◆歌え!フィッシャーマン
ノルウェーの小さな漁村ベルレヴォーグで1917年に創設された男声合唱団。メンバーは、96歳と87歳の兄弟を中心とした30人。彼らへのインタビューと日常を追うドキュメンタリー映画です。
爺ちゃんたちが、昔話でも今現在でも元気で元気で(笑)。合唱シーン多し。

◆サン・ジャックへの道
フランスのヒューマン・ドラマ。笑いもあり、なかなか良かった。
老母の遺産を相続する条件は、中年の兄妹弟3人そろって、聖地サン・ジャック(聖ヤコブ)まで1500kmを徒歩で巡礼すること。
それぞれの事情と性格により、揉め事続きの旅だが、やがて・・・・・・

◆フランシスコの2人の息子
ブラジル映画です。実在のスター歌謡デュオ「ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ」の半生を映画化。本国ブラジルでは歴代興行成績No.1を記録!!大スターなのね。
貧乏から抜け出す道はプロの音楽家だ!!っと思い込んで、幼い兄弟にレッスンをつける無茶な父。幸いにも才能はあったものの、搾取されたり悲しい事故があったり。
この子供時代の歌声が実にいい。
苦難は笑顔と大家族の愛でたくましく乗り越えるものだ!!というのが、ブラジルの基本なんでしょうね。


◆蟲師 (実写版)
漆原友紀の人気コミックを大友克洋監督が実写映画化。
原作とは少し違うし冗漫なシーンも多いが、絵的にも、オダギリジョー主演ということでも私は気に入った。また蒼井優が出てるけど・・・(笑)。
ただ原作を読んでないと台詞だけでは理解できない単語も多く、字幕で漢字を出してくれるといいのになぁ。。。。それから・・・江角マキコは・・・・・・・ヘタですね。

蛇足: 31歳のオダギリジョー、20歳の香椎由宇(映画「ローレライ」の秘密兵器、だなw)と結婚とか。オダギリよ、お前もかっ。




では、皆様、良い御年をお迎え下さいませ
来年もこの不定期ぐだぐだ日記を見限らず、よろしくお付き合い下さい。
(あと2日だし~~ たぶんこれが今年最後♪)

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