ばちかぶり季記 人生いきあたりばったり

なんとかなるもんよ。・・・・・・たぶんね。

ジャンゴ

2008年02月11日 | 映画
マカロニ・ウエスタンを英語で見るべきか、イタリア語で見るべきか。

懐かしの傑作、フランコ・ネロ主演「ジャンゴ(続・荒野の用心棒)」を借りた。
子供の頃に見たのはTV放映だろうから日本語だ。
大人になって見たVHSは英語だったろう。
DVDになったら、イタリア語も入っていた。
ここは・・・・・・私の原語主義からもイタリア語でしょ。
耳慣れた主題歌はやっぱり英語の方がいいけれど、
英語セリフを覚えるほど見込んでいたわけではないので、本編は問題なし。
美声ばかりの吹き替えよりも、やっぱり原語がよろしい。

なんで今頃「ジャンゴ」か。
(邦題はイーストウッド主演の「荒野の用心棒」に便乗しただけなので無視しましょ。)
三池崇史監督の「スキヤキウエスタン ジャンゴ」(2/6発売)を見たら、
やっぱり元のがまた見たくてたまらなくなったのだ(笑)。

 

私が既に子供の頃(大昔)に、主人公が白人的ヒーローなハリウッド西部劇よりも、
人間くさくて何でもありのマカロニウエスタンの方が好きだったのは、
やっぱり双葉の頃から、ヒネクレ者ということか。
しかもジェンマやイーストウッドではなく、フランコ・ネロ(笑)。
無口でニヒルな男が棺おけをずるずる引きずって泥道をやって来る。
なぁんてカッコイイんでしょ、と。。。。(変!)

荒唐無稽さと暴力描写がウリの三池監督作品は、
私がヤクザものが嫌いなので、異色の3作くらいしか見ていない。
(中国の鳥人/着信アリ/妖怪大戦争)
「スキヤキウエスタン ジャンゴ」は西部劇設定の時代劇で対立グループが源氏と平家で、
しかも全編「英語」という、設定自体が荒唐無稽。
そのためかストーリー的にはそれ以上荒唐無稽にはなれず、
少々ダラダラと遊びに耽ってしまったという感じ。
セリフが英語なのは、ヘタなセリフを聞かされるよりもヘタな英語を聞いてるほうがマシなので気にならなかった。
タランティーノが出ていたり、桃井かおりがやたら恰好よかったり。
木村佳乃も自慢の脚をさらしてがんばるが、踊りがヘタ。
個性派俳優を集めて遊んだという感じですな。何故か主人公が霞んでます。
ま、三池監督が「ジャンゴ」及びマカロニウエスタンを好きなのはよくわかりましたから~♪

香川照之は、やっぱり上手い(笑)。好きです。

で、大元の「ジャンゴ」ですが。
40年以上前の映画でも、まだじゅ~~ぶん楽しめます。
フランコ・ネロは少し年を食った役柄なのに時々幼く見えると思っていたら
実はメイクでシワを作った23歳だったそうな。なるほど。

ま、米欧の西部劇にパクられた黒澤明監督も師と仰ぐのは「駅馬車」のジョン・フォード監督だったわけだし。
因果はめぐる、色々と。(なんのこっちゃ)

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