最近めまぐるしいです。なんだかあっという間に一日が過ぎていきます。
バンクーバーも見てるんだか、見る時間もないんだか、
「やっぱり大舞台だと年齢とか関係なく、どんな状況でもプレッシャーの中でも、人の期待に応えながらも自分の表現ができるんだな」
ってことぐらいしかわかりません。(結局、うすうす知ってんじゃんか。これも勝負への勉強ですから)
21日 天河決勝1・中井天河戦⇒相振り飛車雁木四間vs美濃石田流
序盤40点 中盤55点 終盤95点 総合77点(棋譜は
こちらから)
ちょっと振り返ると、先手だったので中飛車にしたら相振り飛車は想定内でした。
それで以前、後手を持ってて相手にやられて嫌だった先手四間飛車に振り直しをやってみました。
本当は矢倉が予定で雁木にするつもりはなかったのですが、なりゆき上そうなってしまいました。
確かに序盤はやや作戦失敗気味でしたが、本譜のように▲5四歩と▲6四歩が入れば飛車角が一気に働いて来るのでなんとかなると思っていました。
55手目▲4六銀と目障りな歩を払った瞬間が一番怖かったですが、△6五飛なら取って取った時に先手がとれるので、イケると感じました。
終盤はずっと前から▲5四桂捨て(△同金なら▲6三歩△同金▲5二銀以下寄り筋)の順を狙っていたので、一手残っていると思いました。
久しぶりに終盤で派手な決め方ができたことが嬉しかったです。
ちなみに対戦相手、中井天河の感想は
こちら。
既に将棋界で
この悲しいお知らせを知らない方はいらっしゃらないと思いますが、この対局はその二日後でした。
とっても些細ですが自分なりに、亡くなられた新井田さんに追悼と、これまでの感謝の想いを込めて、
北海道の生んだ大女流棋士といい将棋を指したいと思って、気持ちの入った一局でした。
新井田さん本当にお世話になりましてありがとうございました。今後も将棋界をあたたかく見守っていてください。
さて、
NTTル・パルク杯第2期天河戦の第2局は3月7日(日)に北鎌倉駅からすぐの
鎌倉古陶美術館で行われます。
大盤解説会がありますので、神奈川近県の方はぜひこの機会にお越しいただけると嬉しいです。