時系列でアダムス=プーレン カルテットのアルバムを並べてきましたが、わたしが入手した最初のアルバムは、このグループのラスト・アルバムということになってしまいましたね、それにしては一年くらいの短期間で10枚もよく集まったものです。この2枚だけが、グループ名のオーダーを交換してドン・プーレン=ジョージ・アダムス カルテットとなっています。やっとアメリカのレーベルで出したことになるのですが、グループ名の変更は、たぶんプロデューサーの判断でしょう。BREAKTHROUGH / SONG EVERLASTING:
ジョージ・アダムスのフルートは、このグループで『シティ・ゲイツ』以降聴いていませんね。どうしたんでしょう? 自制してるか、悟りを開いたか...
このアルバムがラストになったのは、ダニー・リッチモンドがお亡くなりになったからだと思います。それでグループの箍(タガ)が切れて分解。この後、ジョージ・アダムスは『エピタフ』に参加し、それからしばらくして、お亡くなりになって、ドン・プーレンはピアノ・トリオで、引き続き、心地よいリズムを弾き出していましたが、この人もお亡くなりになって、残されたのはキャメロン・ブラウンだけなのですが...、今度は私自身が、このマニアックな世界から消息を絶ったのです。
それにしても『ソング・エヴァーラスティング』とは、意味深なタイトルです。アルバムの制作中は、最後になるなどとは、"想定外" だったのでしょうが、想定外という流行語を作り出したイノシシと違って、鋭利な第六感が働きタイトルしたんですね。
Everlasting → 「♪ 終わりなき 世のめでたさを...」と、このグループとは無関係に、旧正月で連想。
この後、わたしは、ドン・プーレンのピアノ・トリオ に注目したのですが、この人も シャバに おさらば。
それで、このバラエティに富む10枚のカルテットのアルバムを一度分解して、同じ傾向の曲を集めてみたら、面白いと思えるのです。傾向の分類としたら三つ。
(1). ドン・プーレンの 拳打ち打法。
(2). 泣かせちゃうぞ という バラード。
(3). ジョージ・アダムスの はちゃめちゃテナー。
とりあえずは、この三つの傾向だと思うので、集めたら、同じ傾向の曲を集中して聴く、あなた好みのオムニバス・アルバムができることは享けあい。このグループの新しい魅力を発見できるかも知れないし、クズだったことになるかもしれない。
コレクション整理の進行状況→ コレクション一覧
2006/01/31 ものずき烏 記
(参考記事)
2006-01-27 アダムス=プーレン:アース・ビーム/ライフ・ライン
2006-01-28 アダムス=プーレン:メロディック・エクスコージョン/シティ・ゲーツ
2006-01-29 アダムス=プーレン:ライブ・アット・ビレッジ・バンガードVol.1&2
2006-01-30 アダムス=プーレン:デシジョン/ライブ・アット・モンマルトル
BREAKTHROUGH / SONG EVERLASTING:
Don Pullen & George Adams Quartet
"Breakthrough" Blue_Note(USA)BT 85122 Mr. Smoothie / Just Foolin' Around Song From The Old Country We've Been Here All The Time / A Time For Sobriety George Adams (ts) Don Pullen (p) Cameron Brown (b) Dannie Richmond (ds) 1986/04/30ベンチャーズが流行りだしたころのテケテケと同じ刺激に属するのか、ドン・プーレンの拳(こぶし)の背を使ったピアノ打法が、やたらとはまる。系統としたら、セシル・テーラーとおなじでフリー・ジャズのピアニスト。セシル・テーラーを聴く場合は、大きく身体全体でリズムを捉える、ドン・プーレンは末端神経からバイブレーションを感じてしまう。表現が野卑かも知れんが、電気あん摩。肩こりがほぐれ、そして脳みその筋肉もリフレッシュ。ベンチャーズと同じ刺激とすれば、ドン・プーレンのピアノは、オヤジ向きなんだろう。
ジョージ・アダムスのフルートは、このグループで『シティ・ゲイツ』以降聴いていませんね。どうしたんでしょう? 自制してるか、悟りを開いたか...
"Song Everlasting" Blue_Note(USA)BLJ-46907 Sun Watchers / Serenade For Sariah 1529 Gunn Street Warm Up / Sing Me A Song Everlasting George Adams (ts,fl) Don Pullen (p) Cameron Brown (b) Dannie Richmond (ds) 1987/04/21この文章はジャズ音楽による自動記述ですから、ぜ~んぶ聴きながら書いています。前掲アルバムでジョージ・アダムスのフルートがこのごろ聴けないと洩らしましたら、早速出てきました。はじめの頃は曲ごとで楽器を選んでいたのですが、これは曲の途中で楽器を持ち替えているんですね。
このアルバムがラストになったのは、ダニー・リッチモンドがお亡くなりになったからだと思います。それでグループの箍(タガ)が切れて分解。この後、ジョージ・アダムスは『エピタフ』に参加し、それからしばらくして、お亡くなりになって、ドン・プーレンはピアノ・トリオで、引き続き、心地よいリズムを弾き出していましたが、この人もお亡くなりになって、残されたのはキャメロン・ブラウンだけなのですが...、今度は私自身が、このマニアックな世界から消息を絶ったのです。
それにしても『ソング・エヴァーラスティング』とは、意味深なタイトルです。アルバムの制作中は、最後になるなどとは、"想定外" だったのでしょうが、想定外という流行語を作り出したイノシシと違って、鋭利な第六感が働きタイトルしたんですね。
Everlasting → 「♪ 終わりなき 世のめでたさを...」と、このグループとは無関係に、旧正月で連想。
この後、わたしは、ドン・プーレンのピアノ・トリオ に注目したのですが、この人も シャバに おさらば。
それで、このバラエティに富む10枚のカルテットのアルバムを一度分解して、同じ傾向の曲を集めてみたら、面白いと思えるのです。傾向の分類としたら三つ。
(1). ドン・プーレンの 拳打ち打法。
(2). 泣かせちゃうぞ という バラード。
(3). ジョージ・アダムスの はちゃめちゃテナー。
とりあえずは、この三つの傾向だと思うので、集めたら、同じ傾向の曲を集中して聴く、あなた好みのオムニバス・アルバムができることは享けあい。このグループの新しい魅力を発見できるかも知れないし、クズだったことになるかもしれない。
コレクション整理の進行状況→ コレクション一覧
2006/01/31 ものずき烏 記
(参考記事)
2006-01-27 アダムス=プーレン:アース・ビーム/ライフ・ライン
2006-01-28 アダムス=プーレン:メロディック・エクスコージョン/シティ・ゲーツ
2006-01-29 アダムス=プーレン:ライブ・アット・ビレッジ・バンガードVol.1&2
2006-01-30 アダムス=プーレン:デシジョン/ライブ・アット・モンマルトル