辺境の勤務地から、芝:郵便貯金ホールまで、ミンガスを聴きにきました。そのとき会場で記念に買ったのがこのLP2枚ですね。困ったことに公演のメンバーが誰だったかの記憶がないのです。チケットの入手から、休暇を取得して...と、田舎ゆえの余分な苦労が邪魔しているのでしょうか。
このアルバムは、晩年となりつつある、典型的なミンガス・バンドのサウンドであると思う。フリー・ジャズのピアニストと思われたドン・プーレンをミンガスは、うまくコントロールしている。
このアルバムのサウンドが、後のジョージ・アダム=ドン・プーレンのカルテットに引き継がれるのは、メンバーの顔ぶればかりではなく、ミンガスの音楽を引き継いだと見ている。
LP収納棚の隅っこに記念品(パンフレットとチケット)が残っていました。
日時は、1976年7月30日、芝:郵便貯金ホール、午後6時半開演。
メンバーは、ダニー・リッチモンド(ds)、ダニエル・ミクソン(p)、リッキー・フォード(ts)、ジャック・ウォルラス(tp)のクインテットだったようです。開演直後にミンガス・フリークが横断幕をもってステージに駆け上るという暴挙もあったのですが、メンバーはもう2~3人多かった印象がありますね。
ミンガスについては、ファースト・コレクションが『プレゼンツ・ミンガス』だったという他に、自伝を読んだことも、人物に興味をもった理由でしょう。この本は出張で工場見学し、帰りの岡山駅前の、ベネッセに名を変えた急成長する前の福武書店?で購入し、新幹線で読んだが、ボリュームがあって読みきれなかった本ですよ。
『ミンガス 自伝・負け犬の下で』 稲葉紀雄(訳)晶文社刊 1973
この本、通り一遍のジャズ本として読むのは間違いですね。自分の幼少の頃を、"多重人格"と冷めた分析をしている、ミンガスの文学作品です。ですからミンガスがジャズで名を知らしめる前までしか記載されていません。4~5年前、復刻本を見かけましたが、また在庫切れになったようです。
コレクション整理の進行状況→ コレクション一覧
2006/01/24 ものずき烏 記
(投稿済みのミンガス)
2005-05-05 ミンガス・ダイナスティ (追悼バンド)
2005-05-14 プレゼンツ・ミンガス/アー・ウム
2005-07-06 ミンガス:’64ヨーロッパ・ツアー(タウン・ホール)
2005-07-07 ミンガス:’64ヨーロッパ・ツアー(ブレーメン)
2005-07-08 ミンガス:’64ヨーロッパ・ツアー(パリ)
2005-08-03 ミンガス:直立猿人(’56、’70)
2006-01-19 ミンガス:サッド・ジョーンズ&チャールス・ミンガス/ジャズ・エクスペリメント
2006-01-20 ミンガス:ミンガス・スリー/メキシコの想い出
2006-01-21 ミンガス:@アンティーブ(1960)/@モンタレー(1964)
2006-01-22 ミンガス:マイ・フェイヴァリット・クインテット
2006-01-23 ミンガス:モンタレー’65/forモンタレーplayed@UCLA/セクステットinベルリン
CHANGES ONE / TWO: Charles Mingus
"Changes One" Atlantic(JPN)P-10086A Remember Rockefeller At Attica / Sue's Changes Devil Blues / Duke Ellington's Sound Of Love Charles Mingus (b) George Adams (ts) Jack Walrath (tp) Don Pullen (p) Dannie Richmond (ds) 1974/12/27 28 30
"Changes Two" Atlantic(JPN)P-10087A Free Call Block F, 'Tis Nazi U.S.A. Orange Was The Color Of Her Dress, Then Silk Blues Black Bats And Poles Duke Ellington's Sound Of Love* / For Harry Carney Charles Mingus (b) George Adams (ts) Jack Walrath (tp) Don Pullen (p) Dannie Richmond (ds) Marcus Belgrave (tp)* 1974/12/27 28 30ミンガスにエリントン・バンドをという、わたしの考えは、この2枚のアルバムを繰り返し聴いたことによる摺りこみであると思う。この年、つまり1974年5月24日にデューク・エリントンは亡くなっている。それでミンガスは思いを込めて、1枚目と2枚目の両方で Duke Ellington's Sound Of Love を演奏しています。当時、純朴な田舎者のわたしが、このような音楽を繰りかえり聴けば、摺りこみは当然のことですね。
このアルバムは、晩年となりつつある、典型的なミンガス・バンドのサウンドであると思う。フリー・ジャズのピアニストと思われたドン・プーレンをミンガスは、うまくコントロールしている。
このアルバムのサウンドが、後のジョージ・アダム=ドン・プーレンのカルテットに引き継がれるのは、メンバーの顔ぶればかりではなく、ミンガスの音楽を引き継いだと見ている。
LP収納棚の隅っこに記念品(パンフレットとチケット)が残っていました。
日時は、1976年7月30日、芝:郵便貯金ホール、午後6時半開演。
メンバーは、ダニー・リッチモンド(ds)、ダニエル・ミクソン(p)、リッキー・フォード(ts)、ジャック・ウォルラス(tp)のクインテットだったようです。開演直後にミンガス・フリークが横断幕をもってステージに駆け上るという暴挙もあったのですが、メンバーはもう2~3人多かった印象がありますね。
ミンガスについては、ファースト・コレクションが『プレゼンツ・ミンガス』だったという他に、自伝を読んだことも、人物に興味をもった理由でしょう。この本は出張で工場見学し、帰りの岡山駅前の、ベネッセに名を変えた急成長する前の福武書店?で購入し、新幹線で読んだが、ボリュームがあって読みきれなかった本ですよ。
『ミンガス 自伝・負け犬の下で』 稲葉紀雄(訳)晶文社刊 1973
この本、通り一遍のジャズ本として読むのは間違いですね。自分の幼少の頃を、"多重人格"と冷めた分析をしている、ミンガスの文学作品です。ですからミンガスがジャズで名を知らしめる前までしか記載されていません。4~5年前、復刻本を見かけましたが、また在庫切れになったようです。
コレクション整理の進行状況→ コレクション一覧
2006/01/24 ものずき烏 記
(投稿済みのミンガス)
2005-05-05 ミンガス・ダイナスティ (追悼バンド)
2005-05-14 プレゼンツ・ミンガス/アー・ウム
2005-07-06 ミンガス:’64ヨーロッパ・ツアー(タウン・ホール)
2005-07-07 ミンガス:’64ヨーロッパ・ツアー(ブレーメン)
2005-07-08 ミンガス:’64ヨーロッパ・ツアー(パリ)
2005-08-03 ミンガス:直立猿人(’56、’70)
2006-01-19 ミンガス:サッド・ジョーンズ&チャールス・ミンガス/ジャズ・エクスペリメント
2006-01-20 ミンガス:ミンガス・スリー/メキシコの想い出
2006-01-21 ミンガス:@アンティーブ(1960)/@モンタレー(1964)
2006-01-22 ミンガス:マイ・フェイヴァリット・クインテット
2006-01-23 ミンガス:モンタレー’65/forモンタレーplayed@UCLA/セクステットinベルリン