HOT HOUSE FLOWERS / BLACK CODES:
Wynton Marsalis
"Hot House Flowers" CBS(USA)FC-39530 Stardust / Lazy Afternoon / For All We Know When You Wish Upon A Star Django / Melancholia / Hot House Flowers I'm Confessin' Wynton Marsalis (tp) Branford Marsalis (ss,ts) Kenny Kirkland (p) Jeffrey Watts (ds) Ron Carter (b) Kent Jordan (fl) and Robert Freedman (cond) Orchestra 1984/05/30 31クリフォード・ブラウンの『ウイズ・ストリングス』というアルバムを思い浮かべてしまったのですが...、純真に音楽だけを聴けばいいものを、困ったものですね。でも現代の演奏家の悩みもこの辺にあるような気がします。まじめに演奏すればするほど、過去の誰かの演奏に似てしまう。するとジャズの持っているオリジナリティが希薄になってしまう。古い演奏を知っている観客が居なけりゃいいんでしょうが、どっこい、わたし、まだ生き延びています。
"Black Codes" CBS(USA)FC-40009 Black Codes / For Wee Folks / Delfeayo's Dilemma Phryzzinian Man / Aural Oasis* / Chambers Of Tain / Blues Wynton Marsalis (tp) Branford Marsalis (ss,ts) Jeff Watt (ds) Charnett Moffett (b) Kenny Kirkland (p) *Ron Carter (b) 1985/01/11 14ジャケット未記載の1曲(5分24秒)がB面の最後に収録されています、レーベルの記述は Blues 。アルバム製作者の単純なミスなんでしょうけど、これが意図的なものだったとしたら好きですね、いいセンスしています。似たようなのでマスター・テープの消し忘れか、転写してしまったものを、カッティングの作業者が判断つかずにそのまま、出しているのも見受けられます。謎めいていて面白い趣向が考えられますね。
アルバムの中身は、モード・ジャズですね。必然的にマイルス・デイヴィスが想起してしまいますが、止めておきましょう。時代は30年くらい進んでいる筈ですからね。このマルサリスのスタイルですが新伝統継承派と呼ぶんですか? あまり突飛なことやらかすと客がついてきませんから、妥当な路線じゃないですかね。
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2005/11/30 ものずき烏 記
(参考)
2005-11-29 マルサリス/フリーマン:ファーザーズ・アンド・サンズ