ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

アーチー・シェップ:アット・ニューポート/バラード・フォー・トレーン/バード・ファイアー

2006-01-16 | 音楽 の 紹介
 コルトレーンと抱き合わせのアルバム『ニュー・シング・アット・ニューポート』を投稿しましたので忘れないうちに残りの分を...

NEW THING AT NEWPORT /
BALLADS FOR TRANE / BIRD FIRE

"New Thing At Newport" Impulse(JPN)MVCI-23017
Rufus / Le Matin Des Noire / Skag
Call Me By My Rightful Name
Gingerbread、Gingerbread Boy
Archie Shepp (ts) Bobby Hutcherson (vib)
Barre Phillips (b) Joe Chambers (ds)
1965/07/02
 これはCD。コルトレーンとシェップの抱き合わせで、LPのA面に相当する部分は投稿済みです。同じジャケットを再掲するのもつまらないので、たぶん裏面に相当する画像を載せました。わたしのコレクションでアーチェー・シェップが登場するのは、セシル・テーラーのキャンディド録音で’60年なのですが、あくまでもサイド・メン。このアルバムの’65年でも単独でアルバムを売るのは難しかったのではと思うのですが。
 コルトレーンもカルテット、シェップもカルテット。ただしシェップはピアノ・レスで緊張感のある演奏の中で、ビブラフォン、ベースがそれに輪をかけます。『ニュー・シング・アット・ニューポート』という抱き合わせアルバムのなかでは、アーチー・シェップに一票。

"Ballads For Trane" Denon(JPN)YX-7567-ND
Soul Eyes / You Don't Know What Love Is
Wise One
Where Are You? / Darn That Dream / Theme For Ernie
Archie Shepp (ts) Albert Dailey (p)
Reginald Workman (b) Charles Persip (ds)
1977/05/07
 LPはアナログ録音というのは一般的な話ですが、これはPCM録音というデジタル録音に相当するLPで、音はクリアーです。
アーチー・シェップはフリー・ジャズという先入観は、セシル・テーラーによって植え付けられたようです。この『バラード・フォー・トレーン』、フリーではありません、トラディショナルです。それでもシェップですから、テナーから出てくる音色は嗚咽に近いと思っています。

"Bird Fire" West_Wind(GRM)006
Lover Man / Au Privave
Parker's Mood / Now The Time
Archie Shepp (ts) Everett Hollins (tp)
Siegfried Kessler (p) Bob Cunningham (b) 
Clifford Jarvis (ds)
1979
 シェップ以外は無名?、シェップが教授している学生達との録音か...、なら練習曲はパーカーだね。
 このアルバムもトラディショナル。わたしは、アーチー・シェップのフリー・ジャズを回避していた模様です。

 わたしが、持っているこれらのアーチー・シェップのアルバムは、決してシェップの代表作とは言えないのですが、シェップらしいアルバムではないかと思ってしまうほど、奏法はブレない。たった3アルバムしかもっていないのだが、いつもテーマは故人の追悼のような気がする。有名だった故人のサックス奏者を祭る司祭といったところだろう。

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2006/01/16 ものずき烏