ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

ウェイン・ショーター:セカンド・ジェネシス/オデッセイ・オブ・イスカ

2005-12-13 | 音楽 の 紹介

SECOND GENESIS / ODYSSEY OF ISKA:
Wayne Shorter

"Second Genesis" Vee_Jay(USA)VJS-3057
Ryby And The Pearl / Pay As You Go
Second Genesis / Mr. Chairman
Tenderfoot / The Albatross / Getting To Know You
I Didn't Know What Time It Was
Wayne Shorter (ts) Art Blakey (ds) Ceder Walton (p)
Bob Cranshaw (b)
1960
 このアルバムの録音はウェイン・ショーターがジャズ・メッセンジャーズに参加していた頃、吹き込まれたものですね。ジャケットの裏にレナード・フェザーが解説を書いているのですが、ウェザー・リポートに触れているんですね。ということは再版アルバムということになるのですが、レコーディング日付が欠落していました。ジャケットの裏は作り変えて、表は初版のままだと思います。
レトロちっくに女性に額に蝶が泊まっているのですが、Webで表示して面白いジャケットはこの時代のものではないかと思っています。近代的なECMのジャケットはLPのサイズだと見栄えがするのですが、Webで表示するとちんけなんです。
 さて、中身ですが、ワン・ホーンで抑揚のあるテナーを聴かせてくれます。この時代のウェイン・ショーターは、最高じゃないですかね。この後、だんだんと無機質な音になってしまったと思うのですが...。
このアルバムのメンバーの顔ぶれをみたら、いかにもジャズ・メッセンジャーズで、トランペットとトロンボーンが加わったら、毎年来日しそうではありませんか。

"Odyssey Of Iska" Blue_Note(USA)BST-84363
Wind / Stom / Calm
De Pois Do Amor, O Vazio / Joy
Wayne Shorter (ts,ss) Dave Friedman (vib) 
Gene Bertoncini (g) Ron Carter, Cecil McBee (b)
Billy Hart, Al Mouzon (ds) Frank Cuomo (perc)
1970/08/26





 ウェザー・リポート結成前夜といったウェイン・ショーターのアルバムです。発足時のウェザー・リポートの3人はこの当時それぞれ『ザヴィヌル』、『インフィニティ・サーチ』、そしてこの『オデッセイ・オブ・イスカ』というリーダー・アルバムを発表しています。最初にウェザー・リポートを抜けたのがヴィトウスで、その理由は、この3つのアルバムを聴けば納得するのではないでしょうか。
 このアルバムは、輸入盤に油井正一さんが書いた解説文を一枚差し込んだ東芝音楽工業の発売。せっかくですから、曲の邦題だけを借用しておきます。
「風(Wind)」、「嵐(Stom)」、「凪(Calm)」、「愛の空しさ(De Pois Do Amor, O Vazio)」、「喜び(Joy)」
始めは、解説を読みながら聴いたのでしょうが、解説はすっかり忘れていますが、音のつながりは覚えているのが不思議。これを採譜などしようと左脳をつかっていたら音のつながりも忘却していたんじゃないかと思う。わたしがアルバム聴くのは、いつもBGMで右脳だけなんです。
このアルバムで電化されているのはギターだけなんですが、ウェザー・リポートに親しみすぎたのでしょうか、このままザヴィヌルが参加したら、ウェザー・リポートではないかと聴いてしまった。




"Live In Tokyo" の2枚組が抜けているのですが、"I Sing The Body Electric" と重複しそうで控えています。それに熱中出来そうにないのが、理由ですね。

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2005/12/13 ものずき烏