ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

デイブ・ホランド:(’88、’89)

2005-12-10 | 音楽 の 紹介

TRIPLICATE / EXTENSIONS: Dave Holland

"Triplicate" ECM(GRM)837_113-1
Games / Quiet Fire / Take The Coltrane /
Rivers Run
Four Winds / Triple Dance / Blue /
African Lullaby / Segment
Dave Holland (b) Steve Coleman (as) Jack DeJohnette (ds)
1988/03
 デュオだと馴れ合いを感じるのですが、ピアノ・レスのバンドの究極の形態と思う、トリオ編成です。アルバムの名義はホランドですが、ここまでくれば、誰のアルバムとも言えませんね。デイブ・ホランド(b)でもあるしジャック・デジョネット(ds)でもあるしスティーブ・コールマン(as)でもある。
ラストの Segment 。 これチャーリー・パーカー。オリジナルの中に、こういった曲が1曲が入っていると、とたんに楽しくなるね。この人たちのアイドルはやっぱし、パーカーなんだろうか。普段の練習曲だと思うんだけどね。いいね、いい。

"Extensions" ECM(GRM)1410
Nemesis / Processional / Black Hole
The Oracle / 101deg. Fahrenheit / Color Of Mind
Dave Holland (b) Steve Coleman (as) Kevin Eubank (g)
Marvin "Smitty" Smith (ds)
1989/09
 持っている4枚、通しで聴くと始めの2枚は、ケニー・ホイーラー(tp)の色彩。必ず参加していたのが、リーダーのホランドと、スティーブ・コールマン(as)。わたしは、マイルス・コンボにいたスティーブ・グロスマンと勘違いしていました、別人です。グロスマンよりコールマンの方がおとな?。
いずれもピアノ・レス。この編成はホランドの意図的なものでしょう。ピアノを加えたら安定してしまうので、こじんまりと治めたくないから、あえて入れない。1989年でこんな具合ですから、2005年はすばらしい展開を魅せていることでしょう。
このアルバムは、メンバーの楽曲を持ち寄って、方向の模索中なんでしょう。前掲の3枚にくらべ、もやっとしています。


コレクション整理の進行状況→ コレクション一覧
2005/12/10 ものずき烏
(参考)
2005-12-09 デイブ・ホランド:(’83、’87)