ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

サージ・チャロフ:ブルー・サージ

2005-12-30 | 音楽 の 紹介
 誰が吹いているかバリトン・サックスの音色で奏者をあてるのは、難しいようです。バリトン・サックス奏者でコンボで活躍する人が少ないせいもあるのですが、わたしの場合は、個性的な奏者の多いアルト・サックスの奏者を言い当てる方が容易だなあと思っています。

BLUE SERGE: Serge Chaloff

"Blue Serge" Affinity(ENG)AFF-146
A Handful Of Stars / The Goof And I
Thanks For The Memory / All The Things You Are
I've Got the World On A String / Susie's Blues
Stairway To The Stars
Serge Chaloff (bs)
Sonny Clark (p) Leroy Vinnegar (b) 'Philly' Joe Jones (ds)
1956/03/14
 サージ・チャロフというバリトン奏者は英国人のようですので、米国人に比べ耳にする機会が少ないのではと感じます。わたしはソニー・クラークの初期アルバムとしてコレクションしています。
書きながら、片面を聴き終りまして...音色は違いますね。ジェリー・マリガンと比べると、味があるというか、迫力で押すのではなく、抑揚がしっかりしているというか、メンバーを信用していて、引くべきは引いている。
わたしとしては、活動的なSusie's Blues が気に入りましたが、ほかにも情緒たっぷりの曲も演奏しています。アルバムの構成が上手い、名作でしょう。アルバム・タイトルの『ブルー・サージ』は、エリントン・ナンバーなのですが、このアルバムでは演奏していません。サージ・チャロフがブルースを演奏するから「ブルー・サージ」なのかと思いますが、ジャケットをみると洋服生地のサージにも、かけていますね、やっぱりアルバムの作りが上手い。決して電子回路を破壊するサージ(surge)ではありません。
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2005/12/30 ものずき烏