ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

デイブ・ホランド:(’83、’87)

2005-12-09 | 音楽 の 紹介

JUMPIN' IN / THE RAZOR'S EDGE:
Dave Holland

"Jumpin' In" ECM(GRM)1269
Jumpin' In / First Snow / 
The Dragon And The Samurai
New-One / Sunrise / Shadow Dance / You I Love
Dave Holland (b,cello) Steve Coleman (as,fl) 
Kenny Wheeler (tp,pocket trumpet,cornet,flh)
Julian Priester (tb) Steve Ellington (ds)
1983/10
 マイルス・コンボに在籍して、チック・コリアのサークルという実験バンドのメンバーだった英国人のベーシストという知識しかなくて、レコード・ショップに4枚あったので、まとめて購入しちゃったデイブ・ホランドのアルバムです。
ケニー・ホイーラー(tp)を聴くと、その昔、久保講堂で聴いたグローブ・ユニティを思い出すのですが、間違いないでしょう、ヨーロッパのフリー・ジャズの血脈ですね。アメリカとは違う音色です。なんと言うか、石畳の中世ヨーロッパの都市空間ですね。草原に吸い込まれるラッパの音色ではなく、石造りの建造物で跳ね返ってくる音色。
ミンガスに捧げたアルバムのようですが、三管のからみが、ミンガス風なのでしょう。ホランドのベースは、でしゃばらずで、いいんじゃないですかね。
The Dragon And The Samurai → 中国(龍)と日本(侍)という意味のようですが、わたしが聴いた分には、ちょっと毛色の違う楽曲というだけで、深い意味はなさそうです。ホランドの好奇心でしょう。

"The Razor's Edge" ECM(GRM)1353
Brother Ty / Vedana / The Razor's Edge /
Blues For C.M.
Vortex / 5 Four Six / Wights Waits For Weights /
Figit Time
Dave Holland (b) Steve Coleman (as) 
Kenny Wheeler (flh,tp,cornet) Robin Eubanks (tb)
Marvin "Smitty" Smith (ds)
1987/02
 4年経過しましたが、これもピアノ・レスの三管編成です。トロンボーンの奏者が代わっただけで雰囲気も変わります。ホランドのベースが、戦闘モードに入ったような響きです。
Blues For C.M. C.M. って誰とちょっと考えてましたが...、始まったとたんにミンガスだと判っちゃったんです。ミンガスの音楽に捧げたと、ジャケットに記載があったのは前掲(Jumpin' In )なのですが、このアルバムのA面もミンガスですね。前掲よりは、ホランドのベースが主張します。
曲調は面白いのですが、わたしの場合はピアノ・レスだと、やたらと緊張感があるのです。それでこのホランドの4枚はあまり聴いていないのが実際です。

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2005/12/09 ものずき烏
(参考)

 ↑ デイブ・ホランドが参画したサークルのアルバム