WEATHER REPORT: Weather Report
I SING THE BODY ELECTRIC: Weather Report
SWEETNIGHTER: Weather Report
MYSTERIOUS TRAVELLER: Weather Report
"Weather Report" CBS(JPN)SOPC-57132 Milky Way / Umbrellas Seventn Arrow / Orange Lady Morning Lake / Waterfall Tears / Eurydice Joe Zawinul (p) Wayne Shorter (ts,ss) Miloslav Vitous (b) Airto Moreira (perc) Alphonze Mouzon (ds) Barbara Burton (perc) Don Alias (perc) 1971/03/17マイルス・デイヴィスのグループ改変で、2つの実験的バンドが登場しました。一つはチック・コリアのサークル。そしてもう一つがウェザー・リポートです。前者は、あまりにも実験的過ぎたようで、ほどなく解散しましたが、ウェザー・リポートは、メンバーの入れ替えがあったものの15年も活動しました。
その一作目が、Weather Report です。フュージョン・ミュージックの奔りなのだと思われています。フュージョン(fusion)の意味は溶解、融解、融合と辞書に出ているようです。このグループで、異質なものとしたら、ジョー・ザヴィヌルの操るテープレコーダとかシンセサイザーの事になるのかも知れません。効果音としては従来でも多少使用した機材だと思いますが、ザヴィヌルは平気で全面的に取り入れます。電子音をなんのためらいもなく使用します。ウェイン・ショーターのサックスも抑揚のない無機的な音色で演奏されます。ミロスラフ・ヴィトウスの硬質なベースもそれに輪をかけます。初期のシンセサイザーですので、いかにも人工的な電子音です。かろうじてドラムとパーカッションが人間味を出している。このアルバムが出た当初は評論家が絶賛したのですが、スタジオ製作のアルバムですので、ライブが危惧されていました。
"I Sing The Body Electric" CBS(USA)PC-31352 Unknown Soldier / The Moors Crystal / Second Sunday In August Vertical Invader / T.H. / Dr.Honoris Causa Surucucu / Directions Joe Zawinul (p) Wayne Shorter (ts) Miroslav Vitous (b) Eric Gravatt (ds) Don Um Romao (perc) Andrew White (horn) Hubert Laws (fl) Wilmer Wise (tp) Ralph Towner (g) Yolande Bavan (vo) Joshie Armstrong (vo) Chapman Roberts (vo) 1971/12, 1972/01A面がスタジオ録音で、1作目と同じような傾向です。B面が、危惧されたライブ録音ですが、ジョー・ザヴィヌルの小細工はスタジオと同様に効果を発揮するようです。
"Sweetnighter" CBS(USA)PC-32210 Boogie Woogie Waltz / Manolete Adios / 125th Street Congress Will / Non-Stop Home Joe Zawinul (p) Wayne Shorter (ts) Miroslav Vitous (b) Eric Gravatt (ds) Don Um Romao (perc) Muruga (perc) Herschel Dwellingham (ds) Andrew White (horn,b) 1973/02このアルバムではBoogie Woogie Waltz が気に入っています。単調なチャカポコ、チャカポコというリズムが終始続いて、エレクトリック・ピアノとサックスのアドリブが繰り広げられます...まあモード・ジャズをフュージョンにしたような感じですかな。
"Misterious Traveller" CBS(USA)PC-32494 Nubian Sundance / American Tango Cucumber Slumber / Mysterious Traveller Blacktorn Rose / Scarlet Woman / Jungle Book Joe Zawinul (p) Wayne Shorter (ts) Miroslav Vitous (b) Alphonso Johnson(b) Ishmael Wilburn (ds) other 1974ミロスラフ・ヴィトウスが離脱しアルフォンソ・ジョンソンが加わりました。ヴィトウスのベースはAmerican Tango のみです。なにか、方向性で一致しなかったようです。録音年月日も、まちまちのようです。
投稿済み・準備中を含め アルバム・ジャケット一覧 を用意しました。
2005/07/01 ものずき烏 記
(参考)
2005-05-07 ザヴィヌル:”ばら”のジャケット ←フュージョンではありません
2005-07-02 ウェザー・リポート:(’76~’77)
2005-07-03 ウェザー・リポート:(’78~’82)
2005-07-04 ウェザー・リポート:(’83~’86)
意味不明(営利目的?)のトラックバックが、ママ入ります。
画面から直接リンクすることになってしまいますので...
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