とぅえる ふとこうぼうへの道

釣り素人が太公望クエに挑む、愛と涙と感動の記録!

すべての太公望へ

2008年04月17日 | その後編

クフィム島にて。
串刺しにされた巨人さんの骸。



まさか僕がこのタイトルで、人様の太公望取得を祝う日が来るとは・・・。


内輪話で恐縮ですが、先日フレ様が太公望の釣竿を手に入れました。クエを始めてからおよそ3ヶ月でゲットという、かなりのハイペース。もっとも、僕のような暇人ではないので、自力釣りと競売が半々くらいだそうですが・・・。


さっそくクフィム島で、見せてもらうことに。



この【ネコ】さんがフレ様です。
そういえば、釣りギルドのマスターと同じフェイスタイプですね /praise



確かにコレは太公望。握りの部分が白いのがお分かりでしょうか?
称号も、フナ10000匹を達成した猛者のみに与えられる栄光の証「フナ釣りマイスター」でした。

釣りスキルはまだ27くらいで、ちょうどネビムナイトで上がりきったくらいだそうです。僕が太公望を取った時も、スキルは30ちょっとくらいの若造でした。しばらくは、ミノーを付けてコーンカラマリやブルーテールを狙っていくのが良いだろうと、エラそうにレクチャーしてみたりも。


「カラマリは釣りやすいけど、ブルテは暴れまくって大変」と笑ってみせたり、かと思えば突然60以上ものスキル差を乗り越えてギガントスキッドを釣り上げて大喜びしたりと、心から釣りを楽しんでいるように見えました。

その横で何の造作もなくギガントスキッドを釣ってみせて、フレ様に驚かれホメられているうちに、僕の中に、ある気持ちが生まれたのです。


――僕はなんて恥ずかしい奴だったんだ・・・


かつて同じように憧れ、いつか釣れる日を夢見ていたスキッドもソールも、今ではいつでも、当たり前のように釣り上げられます。今のフレ様からすれば、まさしく夢のような恵まれた環境にあるはずなのに、最近のブログは業者関連のネガネガした記事ばかり。「安すぎて割に合わない」という驕った理由で、いくらでもできるはずの釣りを止めてしまったりと、いつの間にこんなに思い上がった人間になってしまったのだろうと自己嫌悪。釣竿を取ったときのあの純粋な気持ち、どこに置いてきてしまったのだろう??

フレ様から釣竿をゲットしたと報告されたときも、まさか3ヶ月もずっと頑張っていたとは知らずに「クエで取ったワケではないんでしょ?(どうせ競売で買ったんだよね?)」と、喜びに水を差す無神経な勘ぐりをしてしまったのです!どんだけひねくれてしまったんでしょうねまったく。


【ごめんなさい。】【ごめんなさい。】 /cry


業者問題は、きっといつか解決されるでしょう。真面目な釣り人が報われる日はきっと来ます。今すべきことは、ハラワタの煮えくり返る気持ちで業者をにらむことではなく、そんなもの最初からいなかったかのように釣りを楽しむことなのでしょうね。

生まれたばかりの太公望(釣り好き)に、そんなことを教えられた気がしたクフィムの夜でした。願わくば、すべての太公望が闇に目を奪われることなく、光の下で育ってくれんことを。



〆の画像を用意していなかったので、
とぅえるさんのサービスショットをお楽しみください・・・ /stagger