とぅえる ふとこうぼうへの道

釣り素人が太公望クエに挑む、愛と涙と感動の記録!

海神様を飾ってみよう!

2009年06月07日 | その後編

ついでなので乗ってみた「ダルメルロック遊覧航路」。大きな岩のアーチをくぐります。
ガイドミスラが突然「さらば、ダルメルロック。おまえのことは一生忘れねぇぜ!!!」と叫びました /panic



FFナンバリングタイトルの次期MMO「FFXIV」が2010年にサービス開始と発表され、長らく続いたFFXIにもいよいよ終了ムードが漂ってきました。
FFXIVの舞台は「エオルゼア」と呼ばれる世界。FFXIとは別世界だしデータ引き継ぎもありませんが、種族などはXIと似たものになるようです。


それとはまったく関係なく、実はかなり前からある魚を追っていたりするのです。

タイタニックソー
船を沈めると恐れられる、伝説の巨大海水魚

なんと、これを1匹まるごと使った「海神の櫛(くし)」という調度品があるらしいのです。FF11では釣った魚の現物を見ることはできませんが、これに限り実物を見られます。何よりも、魚の剥製が飾ってあるなんていかにも釣り人らしい部屋になるのではないでしょうか。また、隠し効果として釣りスキルアップの応援がかかるらしいです。

これは欲しい!釣り人としてぜひとも欲しい!

そう思って何度も釣りに行ってるのですが、これがなかなか釣れずにいるのです。
・・・いえ、どうしても欲しければ競売で普通に売っているのですが、自分で釣った魚を飾らずして何が釣り人か!と、例によって勢いだけで行動していたりします。


まずはタイタニックソーを釣らなければならないのですが、これが非常に条件がキツイのです。

まず、タイタニックソーはビビキー湾から出航する「マナクリッパー」の、「マリヤカレヤリーフ遊覧航路」にしか存在しません。
恐らくほとんどの人は、マナクリッパーを「プルゴノルゴ島に行くための船」と考えていることでしょうが、ビビキー湾を出航してそのまま戻ってくる遊覧航路も2つあるのです。ひとつは00:45発の奇岩「ダルメルロック」遊覧、そしてもうひとつが12:45発の珊瑚礁「マリヤカレヤリーフ」遊覧です。つまり、ヴァナ1日に1便しか出ないことになります。

さらにその船路のうち、珊瑚礁の真っ只中の部分(具体的には、案内ミスラが「ここら辺一帯がマリヤカレヤリーフってんだ。」と言う部分)でしか釣れません。ここはとても短く、実質4, 5回分くらいしか釣りができません。

ついでに、「マリヤカレヤリーフ(Maliyakaleya Reef)」と非常に読みづらいのも、障害のひとつと言わざるを得ないでしょう。


さらにさらに、そんな厳しい条件にも関わらず「狙い撃ち」ができないというひどい仕様なのです。コーンカラマリ、ザフムルグバス、ノーブルレディ、ブレードフィッシュといった面々の外道たちが行く手を阻みます。

タイタニックソーがかかるエサは、ブリ切り身、タラ切り身、肉ダンゴ、シンキングミノーです。狙い撃ち不可となると、エサがかぶる魚の少ない方が有利と言えるでしょう。過去に何度かシンキングミノーで挑戦しましたが、ザフムルグバスかノーブルレディと思われるアタリが貴重な時間をジャマしてくれるため、時間縛りの厳しいタイタニックソー狙いでは良いチョイスとは言えません。ブリ切り身も、コーンカラマリとブレードフィッシュによるダブルジャマー発動で不向き。肉ダンゴはブレードフィッシュのみですが、両方とも大型魚のためアタリで判別が付きにくいと思われます。ハズレ魚との格闘で、貴重な時間を失いたくはないものです。

となると、消去法でタラ切り身が最も有利と言えます。邪魔者はコーンカラマリのみなので、小物がかかったらすぐにキャンセルすれば釣り分けができます。



マナクリッパーの船頭、Gniyah Mischattさんです。
妙に【挑発】的な格好なのが気になります。




こちらはガイド役のKhots Chalahkoさん。
見ての通り釣り大好きな元気ミスラです。



一部クエストやミッションで訪れることのあるプルゴノルゴ島行きは、たまに他のお客さんが乗っていることもあるのですが、遊覧ルートはたいてい誰もいない、貸し切り状態です。
気心の知れた仲間で集まって優雅な船旅観光を楽しむという狙いだったのでしょうが、ヴァナ・ディールにはそんなに心に余裕のある人はいないのです。



人がいないのをいいことに、傍若無人な行動に出るとぅえる /slap



このあたりがマリヤカレヤリーフです。
珊瑚礁が非常に美しいのですが、中の人はかなり切羽詰っています。



前述の理論を元にタラ切り身に賭けてみたものの、珊瑚礁水域ですでに3連続で外道小物が来ました。やっぱり今回もダメなのか・・・またヴァナ1日待ちか。そう思った次の瞬間!


 何かがかかったようだ!!!
 しかし、釣ってはいけないような気がする……!!



ついに大物がきた!しかも予感的にモンスターでは無さそう!
だとすると・・・これは・・・!
今まで数多のスキル100越えの大物を釣り上げてきましたが、こいつは幸いにも暴れ方は大人しく、体力も減らしやすい部類に感じました。危なげなくHPをゼロにして、エイヤッと引き上げてみると・・・


 Twirlはタイタニックソーを手にいれた! 

/sh いよっしゃー!釣れたー!!



さて釣れたものの、海神の櫛は、「木工:師範、彫金:名取、錬金術:目録」という複合スキルが必要であり、とうてい釣りと調理以外は素人同然の僕が作れるものではありません。職人を探す必要があります。

とりあえず他に必要な材料(氷のクリスタル、マホガニー材、エボニー材、ゴールド板、サルタ綿花、蜜蝋、にかわ、黒甲虫の体液)を競売で揃え、10万ギルの謝礼を添えてシャウトしたところ、幸いにもすぐに職人様が名乗り出てくれました。

クリスタルと材料を渡し、謝礼は現物と引き換えということで依頼。白門の雑踏の中、シャリシャリと響く氷クリの音。その永遠に続くかのようなシャリシャリの後に、ひゅい~ん、ぼ~~ん!と合成のエフェクトが続き、割れることなく合成は成功しました。3種複合レシピだと15%の割れ率になるそうで、見つめる僕よりも座る職人様の方がはるかに緊張していたことでしょう。



木工エプロンが凛々しい職人様 /kneel


事前の雑談で、これが初めて釣れたタイタニックソーの記念であると聞いたためでしょうか、引き渡しの時に、包んだ謝礼10万ギルと同じ額のギルをこっそり返してくれました。記念合成ということで、無料で作ってくれたのです!
テレポ屋やる時でさえビタ一文まけたことのないドライな僕ですが、これは素直に嬉しかったです。閉塞感どころか終末感まで漂ってきたFFXIですが、まだまだ捨てたものではありませんね。



飾ってみるとこんな感じ。
収縮凍結されているとはいえ、もう少し大きければよかったな・・・