土の上にも三年

農への道

今日から営業

2011-10-01 01:31:20 | おとおさん日記(私生活系)
ついに10月になってしまった。待ちに待ったような、そうでもないような(笑)

今日は送別会をやってもらった。なんて言うんだろう、自分の感覚的なものなんだろうけど「サヨナラなんて言わないよ、言ったら会えなくなる気がするから」みたいなちょっとセンチな雰囲気を感じた。そりゃさよならなんて言えないわ、部署変わったって同じ部屋だもの(笑)

営業のほうでも歓迎してくれてるのがよく分かる。歓迎の仕方は人それぞれで、妙に媚びる?っていうかよそよそしいくらいベタな人もいれば、適度に刺激してくれる人もいれば、特に触れない人もいる。特に触れない人は実際にどうなるのか未知数なんだから、期待も何もしないよ、という感じだといいな。正直期待されても困るしね!自分で出来ること以上のことは出来ないしするつもりもない。

ということで、営業としてやるからには数字を積み上げないとならないわけだ。でも個人的にはそういう営業をやるなら、もっと実戦的な営業マンをよそから引っ張ってきたほうが早いわけで、いくら人材投資が惜しいから消極的選択でボクが選ばれたといっても、そうした劣化スペシャリストを目指すことにはあまり興味を感じない。

それよりも実務経験をどうやって活かせるか、のほうが自分に対する期待は大きい。この会社で機能不全を起こしている部分は売上にも関わる問題なので、地道に機能不全を解決していくことが将来的には数字につながると思う。目先の数字に期待されても、百戦錬磨の本職さんと比べられてすぐどうにかなるような実力あったら、この会社じゃなくてもっと「ちょういちりゅうな会社」に入ってるだろうし、そもそも目先の数字に興味がない。

既にダメ営業マンですな。

興味なくてもやりますよ、数字づくりもある程度は。ただ目先よりも先々につながる形を、実務経験から提案しチーム力に転嫁することこそ真っ先にやらなければならないことだと思っている。どれだけ素晴らしい企画があってもチーム力の低い会社には売上まで転嫁するのは難しい。逆に地味な企画であってもチーム力があれば善戦できる。


投資と回収の話なんだけど、あまりに先に向けた投資をしても回収率が悪くなるし、あまりに目先の回収を意識しすぎれば将来的な回収分を先に取ってしまうことになる。とにかく先に先に回収を、ってやるから悪い向きのスパイラルからは抜けられない。良い向きだったらイケイケゴーゴーだけどね。それはもう不可能なのだ。

良いスパイラルを生み出す一番の力はやはり市場の拡大力だろう。本来的にはそうであるはずなのに、多くの人が自社の力だと信じ疑わず、そして裏切られた。市場の拡大に便乗しただけの実力は真の実力ではなく、負のスパイラルにあってどう乗り切るかが大切だ。イケイケゴーゴーの中で伸びることしか知らなかった日本にとっては、いや世界にとってか。今後は切っていくか守っていくかのどちらかしかない。市場は切っていくことを望んでいる。切られると思ってないのだろう、愚かだ。

良いスパイラルは自分たちの実力ではなかったことを確認して、今度は自信をなくした。負け犬根性もダメよね。切っていけばいつかは切られる。守っていけばどこかで守られる。連続性を大事にすればいいんだと思う。連続性はスパイラルのことだから。

良い方向、というのが市場の拡大力依存で、今後日本国内で市場が拡大するのは一部だということを考えれば、どうやって負の連続性を負ではないものとしていくかが大事になってくると思う。つまり貧しくても鈍しないことだ。目先の数字が悪くてもチーム力を大切にすることだ。そのために営業に異動する。


町は廃業で溢れている。世代交代が起きている。日本が構造的に解決し得ない人口問題を抱えている以上、穏やかに老いていくことは間違いではない。穏やかに老いることすら許されない風潮こそが将来を不安なものにしている。老人を見て明日は我が身と知れば将来に不安を覚えもする。しかし老人を見て穏やかに過ごせると感じるかどうかは、国の政策以前に人口構成比率の問題だ。

つまり市場の拡大力こそが良いスパイラルを生み出すのと同じで、覆らない人口構成比率は市場の収縮を意味し、市場の収縮はそのまま税収の収縮すなわち老人たちが穏やかに過ごせるかどうかに関わるのだ。もちろん市場の収縮だけが問題なわけではないけど、基本的にはそういうものだ。


となれば残された道は拡大する市場へと旅立つか、拡大する余地を誘致するか、収縮を楽しむか、この3つのうちのどれかしかない。

うちの会社で考えれば国外への投資は無理だろう。国外どころか異業種に進む勇気も金もない。そもそも異業種に進むことが拡大する市場への旅立ちではない。人口構成比率の旨みを享受するには国外しかない。

拡大する余地の誘致は国策だ。子供を増やすこととか移民の受け入れとか。しかしどっちも難しさや望みの薄さが大きい。国策だと切り捨てずに民間レベルでこうした誘致を応援する形で活動すれば良いかもしれないけど、それは前述の理由により当社では無理だ。

さて消極的選択になったわけですが(笑)

まぁ思い切った投資が出来ないなら、目先の利益を回収しつつも将来の投資もしましょう、という当たり前のことしか出来ませんのよ、っていうことなんだよね。ミラクルはミラクルであって、そんな簡単に達成できたらミラクルじゃない。売上売上と経営者は叫ぶけどそれはもうミラクルだよ!日本と世界の状況を正視してよね!って話。

いやー10月は呑んだくれておしまいでいいや(笑)


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