土の上にも三年

農への道

エクセルに思うアレ

2012-09-27 00:21:20 | どうでも日記(雑記系)
異なる複数の Windows 環境で Excel ファイルを共有すると、印刷範囲、セルの幅、または高さが変更される場合がある

この問題を発生させる要因は環境に依存するため、簡単に考えられる解決策は、環境をまったく同じにすることです。





例えば四角の枠が原紙の枠位置だとして、図のように枠に収まっている状態が正しい状態だとする。しかしどうも環境によっては印刷位置がずれることもある模様。

先日、自宅から会社に印刷をお願いした。会社の俺のパソコンはWin7・エクセル2010なのだけど、テラステーションに入れてあるソフトにWinXP・エクセル2002でアクセスしてもらい、俺のパソコンから印刷するのと同じように印刷してもらったら、




こういうずれが生じた。厳密には列位置(縦位置)も多少ずれていたのだけど、行位置(横位置)のずれがあまりに顕著だった。で、なんでずれるの?とハテナ??になり調べてみると仕様だという。環境によって、ピクセルとポイントの比率に変化が生じるようだった。

さてさて困った。現在進行形で困っている(笑)




こういうずれだと単純に印刷倍率を変更すれば済むんだけど、横と縦のずれ比率が違うようだと大変困る。

エクセルバージョンの違いもクリアしておきたいので、コピーしてJPGで貼り付け、とかも使えない。データの出力位置が動的で、かつ出力位置の微妙な変更を余儀なくされることもあるので、セルに直接記載することも難しい。

エクセルは計算のほうに力を入れているので諦めましょう、という解答がネット上にたくさんあり、あーそういうものか、と諦めたいのだけど諦めないのが俺。何とかならんですかね。


考えたのが、正しい印刷範囲とずれている印刷範囲の、ずれ比率が分かればラベルを配置する際に係数を利用して補正出来るだろう、と。



この図で言えば、横位置の補正は”0.92”で、ラベル(”abcdefg…”)の横位置だけ0.92補正をかければいい。縦位置は変更せず。

じゃぁどうやって環境によって変化するはずの補正率を算出するか?ずれの正体を正しく知りたい。

多分、オブジェクトの位置はピクセル、セルの幅はポイント、っていうごちゃ混ぜ導入がこうした問題を作っている。エクセルシートのセル幅やセル高を調べれば気付くのだけど、セルの幅もポイントとピクセルの2種類を併記してあり、同じポイント値であっても環境によってピクセル値が違う。内部的に印刷で使用される数値は恐らく、セルに対してはポイント、オブジェクトに対してはピクセルなのだろう。

ラベルとかのオブジェクトはピクセル値で配置していると仮定すると、にもかかわらず、印刷範囲は内部的なセル範囲(つまりポイント値)を主体的に参照しているのでずれるのではないかな。


仮定に基づくとこうしたら解決するはず。

1,正しく印刷される環境下における、印刷範囲の最右下に透明オブジェクトを設置。

2,間違って印刷される環境下における、最右下の透明オブジェクトのセル位置を取得。

3,1の環境における最右下に配置した透明オブジェクトの1の環境におけるセル位置と、2の環境で取得された透明オブジェクトのセル位置との比率を計算。(この際、セルの幅や高さをなるべく小さくしておいたほうが補正の確度は高まる)

4,印刷するオブジェクトの配置時に補正率として適用する。

本当に解決するかどうかは試してみようと思う。まだ試していない(笑)


しかし”エクセルは計算に特化したソフトだから表示位置には甘い”、なんて言っていていいのだろうかね(笑)そもそもピクセルとポイントとをごちゃ混ぜに導入した結果だよね、おそらく。

こうしたずれはセルやオブジェクトに文字を入力するときにも問題を起こす。誰しもが経験していると思うのだけど、画面上のシートにはしっかりと収まっている文字が、なぜか印刷するとはみ出したり消えたりしてしまう。

静的な印刷であるなら都度訂正すればいい。でも動的な印刷、つまり、エクセルの得意とするはずの計算を活かした演出の場合では、計算に生かされているものが演出には生かされていない。計算に特化している、と言いながら、計算するだけなんです、っていうわけでもないのがエクセルのはず。

もっともエクセルVBAでシステム開発をする人は、全体からすると少ないのかもしれない。ましてや印刷っていうのはOSと、ソフトと、プリンターという3つの環境が重なっているわけで、そこにユーザーの好みの設定などが絡むと網羅することは難しい。

ピクセルでの表示が画像演出にはとっても役に立っているという側面もある。ポイントは互換性に役立つものなのでどちらも一長一短。だとしても個人環境で配置された、文字も含めたオブジェクトに対するフォローが弱いのも歴とした事実。ポイントとピクセルの比率を一定に保つ努力を次回のエクセルバージョンでは行なって欲しいね。

選択肢が少ない時は問題なかったけど、古いエクセルから新しいエクセルまで、WinからMacまでと多様性が高まるに連れて要求度は高くなってくると思う。

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