世界から貧しさをなくす30の方法

世界の貧困や環境の問題について、全国の市民団体やNGOのメンバーらが書いたエッセーを集めた新刊「世界から貧しさをなくす30の方法」(合同出版)に、県内から２人の女性が寄稿している。それぞれの身近な経験をもとに、「世界中の人との共存について考えていこう」と訴えている。
エッセーを寄せたのはいずれも3児の母で、「憲法9条シール投票」を始めた金沢市の主婦小原美由紀さんと、野々市町で雑貨店「コミュニティトレードal」を営む葛葉むつみさん。
小原さんは、昨年から若者を中心に100万個以上売れている、貧困撲滅を意思表示する「ホワイトバンド」について書いた。「軽い気持ちで注文した」が、同じ志を持つ仲間との出会いにつながり、自身が参加するピースアクションとの連動にも結実したことなどをつづった。「自分の意思を表すほんの小さな行動が、まだ見ぬ人や知らない世界と出逢う扉を開くことになるのかもしれません」と結んでいる。 (朝日新聞のサイトから)

上からの力は世の中を悪い方向へ歪めてしまうけれど、下からのパワーは、世の中を心地よい方向へ変えて、姿勢をしゃんとしてくれる。平和を作るのは、いつも下からのパワーだということを、右傾化していくことに何の疑問も持たないどころか、それが正しいことだと思いこんでいる若者たちは知っているのだろうか? 彼らはこの本をどんなふうに読むのだろう? 彼らの心の目が曇りきっていないことを願う。