ダルフールから南部への帰還(BBC)

スーダンを南北に分かつ内戦は、一昨年ようやく終結を見た。そして、西部ダルフールでの戦闘の激化にともない、南部からダルフールに逃れていた人々が続々と南部への帰還を果たしている。
スーダンの南北内戦の際、多くの人々が、安全を求めて故郷を離れダルフールへと逃れた。ダルフールでの戦闘の激化は、人々の南部への帰還を促進している。しかし、20年にも及ぶ内戦で南部のインフラは壊滅的であり、あるエイドワーカーは「インフラに関してはダルフールの方がましだ」と述べている。(BBCのサイトから)

戦闘に追われ故郷を出て、再び戦闘に追われ故郷に帰る人々。帰っても待っているのは、疲弊した故郷の姿だ。それでも大き過ぎる不安の中にかすかな帰郷の喜びが見て取れるのはわずかな救いかもしれない…。帰還を果たした故郷が安住の地となるには、彼らの努力だけではなく、この間彼らを見捨ててきた国際社会の手厚い支援が必要だ。