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趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

E331系の形見 AU725系とAU731/732系

2016-05-12 18:15:24 | 鉄道雑感

4月末に機器更新工事を終えた宮ヤマU510編成の一部車両に、かつてE331系で使用していたクーラーが載せられているそうです。Twitterでも話題になっていたので実際に確認してみました。

型式はAU725A-G4形で、E231系に搭載されているAU725A-G3形と瓜二つのキセが特徴的です。

そのG3も近年では希少種のようで、まだ写真がありません。→2016/5/22 画像追加しました。

G4の冷房能力は42000kcal/h (48.8kW)で、16m級の4両(1、7、8、14号車)に搭載されていました。

そしてこれがU510編成に搭載されていたAU725A-G4の姿です。合計3両に搭載されていました。

他のAU725Aと比べると一目瞭然で、G4のキセにはアルミが採用されているようです。

AU725/726系列に必ず見られる妻板のビードがないのもそれが理由かと思います。

上の写真は後日撮影したAU725A-G3形。横コツK-40編成に搭載されていました。(6号車のみ)

妻面のビードと色を除けばG4と同じ形態をしているのがお分かり頂けるかと思います。

下は無印のAU725Aですが、G3やG4とは袖部カバーのスリット数や角部の処理が異なりますね。

E331系は2014年春に長野総合車両センターで廃車解体となり、秋頃にクーラーや床下機器の一部が部品取りとして大宮総合車両センターに運ばれたようです。連接台車は転用が難しいですもんね…

昨年の大宮鉄道ふれあいフェア2015でそれらの姿が確認されており、今年も残っているかなーと期待して行ってみたところ、屋外のクーラー置き場の一角にコンプレッサーがしれっと置いてありました。

E331系は過去の車両となってしまいましたが、残された部品の末永い活躍を期待したいと思います。

 

 【以下余談】

一方、13m級の連節車には33,000kcal/h(38.4kW)の新設計クーラーAU731形が搭載されていました。

AU726Bのファンを1つに減らして全体的にコンパクトにしたような形状です。

こちらもE331系にしか採用されなかった形式ですが、マイナーチェンジ版のAU732形がキハE130系列から採用され、今やJR東日本の新系列気動車&ハイブリッド気動車の標準クーラーとなりつつあります。

キハE120形、キハE130系、キハE200形、HB-E210系、HB-E300系の各系列で採用されています。

上信電鉄7000系にもRPU-7523形(容量も同一)というそっくりなキセのクーラーが載せられており、今後新潟トランシスで製造する私鉄車両にも波及していくのか気になるところです。

さて、KATOからHB-E300 リゾートしらかみが発売予定でして、AU732を単体で入手するチャンスです。

マイクロエースのキハE130のAU732は形状がイマイチ過ぎるので交換したい方も多いことでしょう。

そういえばマイクロのリゾートあすなろは試作品が出来ていたにもかかわらず、KATOのリゾートしらかみ製品化発表後に発売中止が発表されるという珍事が起きましたね。早く発売すればよかったのに…

↓ HB-E300 リゾートあすなろ

今年はE331系が登場してちょうど10年の節目ということもあり、自分はこのクーラーを使ってE331系の製作するかどうか悩んでいるところです。まずは他の仕掛品の消化が優先でしょうな

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東武鉄道のSL運行について

2016-04-25 20:49:48 | 鉄道雑感

東武鉄道で2017年から運行が予定されるSL列車の計画概要が発表されました。

牽引機はJR北海道が所有するC11 207を借り受けます。同機は新型ATSの搭載を見送り2014年秋から火を落としていました。もし東武鉄道の打診がなかったら静態保存になっていたかもしれません

デフステーの上に載るカニ目や、スノープロウなどの北海道スタイルがどうなるか要注目ですね。

一方、客車はJR四国の12系と14系の計6両が譲渡される予定です。

12系2両はムーンライト松山・高知などで使用されていたもので、若桜鉄道に譲渡された車両の残りです。

14系4両は元々はJR東海に所属していた車両なので下回りがグレーに塗られています。さらに3形式のトップナンバーが全て含まれている非常に貴重な存在です。

運用に使用されるのは3両なので残る3両は予備編成を組むのでしょうか?

さらにJR貨物とJR西日本からヨ8000が1両ずつ譲渡され、編成中に組み込まれる予定です。

(下の写真は車番が異なります。)

車掌車はSLに積めないATS機器を載せるために連結されるとのことで、乗客は乗れないようですね。

補機・回送用にはJR東日本からDE10 1099が譲渡されます。1099号機はかつて大宮車両センターの入換用に活躍していた車両で、双頭連結器を装備していたのが特徴的です。(現在は自動連結器を装備)

さらに起点となる下今市と鬼怒川温泉にはJR西日本から譲渡される転車台を設置する気合の入れよう!

両駅間は12kmほどしか離れておらず、1日数往復を運転するため正向き運転は外せなかったようです。

下今市には長門市のでて20-1が移設されます。10月に開催されていたながと鉄道まつりでは手動ながら実際に回転する姿を見ることが出来ましたので比較的状態は良いものだと思います。→長門市の転車台

鬼怒川温泉には三次の転車台が移設されます。こちらは形状から18m級のG2-1と思われます。

大友式牽引装置に使用するエアータンクやホースなどが残っている貴重な転車台です。

C11の転向だけであれば真岡鉄道のように小型の転車台を新造した方が安上がりでしょう。しかし、ATSを積んだヨ8000も一緒に回すとか、あるいは他社の大型蒸機を回すことを視野に入れているとかならば、転車台の譲渡に合点がいきます。SLの研修庫は南栗橋車両管区に新設され、検修や乗務員の養成はJR北海道、秩父鉄道、真岡鉄道、大井川鉄道の4社に協力を頂くとのこと。運転開始が待ち遠しいですね。

p.s. 釜石の転車台を更新しました。

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福原駅再訪

2016-03-27 19:30:59 | 鉄道雑感

駅舎建て替え後にランプ小屋がどうなったのか気がかりでしたので昨年の夏に再訪しました。

2012年に訪問した際の記事はこちら

跨線橋の塗り替えもおこなわれたようですね。骨組には古レールが使われていました。

新駅舎は2013年から供用を開始しました。山小屋風の造りで入口には緩やかなスロープが付いています。

そういえば駅前にある神社は出雲大社の分社なんだそうです。

行く前に知っていればお参りしたんだけどなあ…

ランプ小屋は無事で安心しました。ところで手前に写っている円柱が付いたスタンドは何でしょう?

銘板を見るとRAIN GAUGEと書いてありました。要するに雨量計ですね。

1977年製なので結構古いようです。ホーム上に雨量計があるのはけっこう珍しいのかもしれません

側線の奥には貨物ホームの跡が残っていました。これも前回は気がつかなかったなあ

3番線の線路はサビサビなので殆ど使用していないようです。

モノクロの駅名標。(よく見ると羽黒方面の矢印の先に緑色がちょこっと残っています)

前回より滞在時間が長かったため色々な発見があり楽しめました。

今月のダイヤ改正を前にJR東日本の415系は引退とのことで寂しいですね。

首都圏で活躍する国鉄型もいよいよ消滅の危機が近づいてきました。

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黄色い山手線!?

2016-02-23 21:34:53 | 鉄道雑感

カナリアイエローの101系が復活したわけではありませんが、

新橋駅の案内表示にて黄色いラインがさりげなく復活しているようです。

初めて見た時は単に色褪せているだけだと思い、特に気してませんでした。

ところが、先日乗り換えた際に見た別の案内も黄色だったので、狙っているとしか思えなくなりました(笑)

『山手線が4番線と5番線から発着する駅を2ヵ所答えよ』

なんてクイズを出されたら意外と答えられないかもしれません

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さようなら北斗星

2015-08-23 20:57:25 | 鉄道雑感

27年間走り続けた北斗星号の運転は今日をもって終了しました。

それは20系から続く、ブルートレインと呼ばれる寝台特急の終焉を意味します。

初めて乗ったのは15年前の2000年。カシオペアが登場してちょうど1年後のことです。

そこで2000年から現在に至るまでを振り返ってみたいと思います。

この頃は定期運用が2往復と、臨時1往復の計3往復が走っていました。

1号と2号は北海道編成で、3号と4号は東日本編成、そして臨時の81号と82号は北海道と東日本が1本ずつ受け持つ形で運用されていました。乗車したのは東日本編成が担当する81号でした。

まだ北陸やあけぼのも現役です。

なお臨時北斗星と補完列車のエルムは2006年を最後に運転を取りやめています。

2008年3月には夢空間が運転を終了。大宮車両センターで車内見学をしたことはあるものの、結局乗れずに引退してしまいました。営業運転に入っている姿を見たのもこれが最初で最後でした。

夢空間は1989年に新製された最後の24系客車です。北斗星に連結される際は夢空間北斗星号として運転。列車によっては行先や経由地名が付くこともありました。(夢空間北斗星ニセコ号など)

2回目の乗車は5年前の2010年。ちょうど10年ぶりの乗車です。

2008年3月のダイヤ改正で1往復に削減され、北海道と東日本の混成編成になりました。

それまで臨時便で多用されていたオハネフ24 500番台も登板しています。

2010年7月からは上野-青森間の牽引機がEF510形500番台に変更されたため、

EF81が混成編成を牽引した姿は2年ちょいと短期間でした。

青森駅構内の工事のため、上野方に電源車が付いていたのもこの時期です。

北斗星はちょくちょく編成の方転を実施しており、

運行開始の1988年~1991年と、2006年~2012年はカニが上野方

1991年~2006年と、2012年以降はカニが青森方となります。

EF81形の頃からそうですが、EF510形もカシオペア色が牽引することが多々ありました。

3回目は昨年の2014年で、トワイライトエクスプレスで札幌まで行き北斗星で上野に戻るという弾丸旅行で利用しました。4人だったのでBコンパートメントを利用したのもいい思い出です。

そして今年の3月で定期運転は終了。

以降は臨時列車としてカシオペアと共通ダイヤで隔日運転となります。(連休などを除く)

北海道の車両が完全に撤退し、東日本の車両を集約した1編成で運転されるようになりました。

最後に乗車したのは1カ月前のことです。

1回目はツインデラックスとデュエットで上野→函館

2回目はソロで函館→上野

3回目はBコンパートメントで札幌→上野

だったので、最後は今までの組み合わせでなかったロイヤルで上野→札幌を乗ることにしました。

10時打ちにて無事ロイヤルを確保。これはまさに走るホテルです。

臨時編成はオロネ25・オロハネ25・オロハネ24の3両を2組連結した豪華編成なのでロイヤルは定期時代より取りやすくなったのかと思われます。運転日は半減してますけどね…

この豪華編成は2004年~2007年までの春から夏にかけても運転されたことがありました。

そして臨時北斗星では2008年以降に外されていたロビーカーが復活したことも特筆できます。下は2010年の尾久のイベント撮った写真。もう乗ることは叶わないと思っていたので嬉しかったです。

 オハ25 503

青森駅で2時間余りの長時間停車中。深夜帯なので誰もいません

道内では表定速度を上げるためDD51の重連運転が一貫して行われました。

北斗星の運行開始後、DD51はすべてこの塗装になり現在に至ります。

ED79やDD51の牽引写真がないのは悔やまれますが最後の最後に上野から札幌まで乗ることが出来て良かったです。今後、トワイライトのように保存されることを願っています。

あらためて、27年間お疲れさまでした。

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