趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

名古屋の転車台-2

2019-09-19 | 転車台訪問

東海道新幹線に繋がる名古屋保線区には保線車用の転車台が設置されています。

名鉄東枇杷島駅から15分ほど歩いた庄内川の土手沿いの道から望むことができました。

全長はgooglemapで測定すると12m位でした。集電用のヤグラが見当たりませんが手押しハンドルもありません。そのかわりピットの手前に何やら操作盤が設置されています。あとフェンスの立ち入り禁止の看板がありますが、その高さで立ち入ろうとする猛者はいるのでしょうか…

下の道路から操作盤を狙ってみました。AFだと手前のフェンスにピントが合ってしまうのでMFで撮影。

ターンテーブル制御盤と書かれていることから、電動式であることは間違いなさそうです。

下のアングルの写真では円周軌条の車輪にモーターハウジングが写っていました。

よって、集電は中央支承に設置されたスリップリングから行われていると思われます。

それにしても保線車用の転車台でこの手のサイズは川越富洲原以外に見たことがないのですが、どういう用途を想定して設置されたのでしょうね、、

余談ですが名古屋駅までのアプローチ線は複線のように見えますが、実は名古屋車両所に繋がる営業車両用と名古屋保線区に繋がる保線車用の単線並列となります。

下写真の左側の線路は保線車ようのため架線が張られていません。 転車台はこちらに繋がっています。

さらに余談ですが、東海道新幹線の名古屋駅付近の高架下には笹島貨物駅時代の貨車用転車台と引込線跡が残されています。往時の姿を語る貴重な遺構だと思いますので保存されるといいですね。

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名古屋の転車台-1

2019-09-05 | 転車台訪問

名古屋車両区の転車台は関西本線や近鉄名古屋線の車窓から良く見えます。

また、近くの黄金跨線橋からも全体を見渡すことが出来ます。下の写真は関西本線の車窓です。

2017年4月に開催されたさわやかウォーキングのコースに名古屋車両区の一般公開も含まれ、転車台も回転実演と言う形で公開されました。この機会を逃すまいと万全を期して名古屋に前泊の上、さわやかウォーキングに臨んだのは言うまでもありません。

この転車台は20m級バランスト形の下路式で、ロック機構は板スライド式、レールは枕木締結です。製造は昭和5年川崎車輌ですが、竣工は昭和10年とされています。ピットの工期が延びたのかもしれません。

牽引車は下路式標準とも言える形状です。円周軌条は一段高い位置で車両用レールと同サイズかそれ以上に見えます。蒸気機関車EXによるとこの牽引車は2台目で、昭和40年頃に振り替えられたもののようです。

見えにくいですが、桁のレール側面には車両種別の略称がペイントされています。

無煙化後も色々な車両を載せていたことが分かりますね。現在でも気動車の転向で現役です。

回転実演にはキハ85 6を使用。後継車の製造が決まっていますので転車台に載る姿も貴重になってきますね。敷地内での全体撮影は広角レンズじゃないと厳しかったので桁とピットの記録を優先しました。

さて、この転車台独自の装備として転車台固定装置なるものがあります。

桁の下部に付いている銀色の箱が固定装置と思われるもの。まるで電車の床下機器のようですね

ただ横から見ると箱というより保護板のようなカウンターウェイトのような…

装置本体は桁の中央部に配置されているようです。

ピット底面には上ノック式の受けを大型化したような爪受が線路ごとに設置されています。

既にあるロック機構とは別にこの装置が付く理由は定かではありませんが、桁の上下方向の揺動を固定して重心が不安定な車両が入線してもシーソー運動を少なくするためではないかと推測しておきます。

手回しテコは線路際に置いてありました。目立つように赤と黄色で塗装されています。

差込口は点対称の配置で2本のみです。(場所によっては4ヵ所差し込み口がある)

転車台の先の線路は2本ありますが、どちらも行き止まりとなっています。

普段の転向シーンの動画などを見ても入線する様子はないことから使用頻度はほぼ無いようです。

転向シーンを俯瞰で撮影するには黄金跨線橋がベストです。

回転実演は下写真右に停車しているキハ85が入線→転向→出発する一連の流れで行なわれます。

屋根上から妻面や側面まで車両を舐め回すように見学できるので模型鉄にもうってつけ?

ただ回転速度は意外と早いので肉眼では追いつかないかもしれません…

動画も撮ってみました。

次は名古屋にあるもう一つの転車台をご紹介する予定です。

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津山の転車台

2018-05-09 | 転車台訪問

津山扇形庫は2016年から津山まなびの鉄道館として通年開館しています。

梅小路に次ぐ規模の扇形庫には各地から集められた車両が展示されており、国鉄ファン垂涎の光景が広がっています。写真は津山扇形庫時代なので現在はもう少し車両が増えています。

転車台は18m級下路式のバランスト形G2-1で、桁の側面にはキャットウォークが備わります。

公式HPによりますとこの転車台は1930年製。扇形庫より6年も前に設置されたようです。

端部には手動用のテコ受けとレバー台、そして牽引車が備わります。

基本的に電動駆動ですので手動用テコは外されていました。

桁の内側に見える白い枠は塗装表記です。

キャットウォークの他、軌道内にも歩廊となるコンクリート盤が敷設されていました。

ロック機構は上ノック式。爪の部分には扇形庫の収容線と同じ番号が振られています。

扇形庫は17線分の収容能力がありますが、16番と17番についてはレールが撤去されています。

牽引車も桁と同じ小豆色。一枚窓の窓枠は後年になって改造された姿ではないかと思います。

こちらは1954年福島製作所製ということで2世に当たります。(設置当初から電動式のため)

既に半世紀以上現役な訳ですから、いずれ電装品の更新等も必要になってくるでしょう。

扇形庫と転車台は平成20年に近代化産業遺産に登録されました。もう10年経つんですね

この日はキハ181の回転実演があるとのことで、入線・回転を見ることが出来ました。

エンジン付きの気動車でも手押しで動かせることに驚きました。確か40t以上はあったはず…

21m級の車体が載ると迫力がありますね。ここでもキャットウォークが活躍しております。

通路側の幌は取り外されていました。このキハ181-12は京都運転所に所属していた車両で、晩年は主にはまかぜやいなばとして活躍していました。扇形庫に収容されて実演終了です。

またこの日はDD15-30と10t貨車移動機(入換動車)も追加展示されました。

この頃から展示車両が充実してきたように思います。

最後に放置されていた頃の扇形庫の写真を一枚。施設の入り口に掲示してありました。

転車台とその左隣の車止めの先に16番・17番収容線が接続していたようです。

扇形庫は廃墟然とした姿も貫禄があります。

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宇和島の転車台

2017-07-25 | 転車台訪問

宇和島運転区にてお目当ての転車台を見学します。

17m級下路式のバランスト形転車台(すて17)です。施錠装置は両側ノック式

製造年は1937年(昭和12年)ということで、意外にも松山の転車台より新しいものでした。

直締式は1935年以降の比較的新しいタイプなので桁を振り替えている可能性はあります。

メーカーは松山と同じく横川橋梁。

回転体験が始まりましたのでまずは撮影に専念することにしました。

鉄道ホビートレインが回ってくれたらと期待しましたが、ノーマルのキハ32です。

放射状に連なった車止めが目を惹く…

キハ32は16m級なので転車台にすっぽり収まります。SLだとC58あたりが限界でしょうか

車体がはみ出てるより短めくらいの方が見た目の安定感がありますな。

牽引車はだいぶ数を減らしてしまったモーターハウジングが丸いタイプ。

主桁はサビサビなので牽引車だけ塗り直したみたいですね。現役で何よりです

回転体験はかぶりつきで出発。桁内部を観察できる貴重なチャンスです。

直径が1mも違うとピットの大きさもかなり小さく感じます。

あまり使用していないからか、レールの踏面は錆ついていました。

中心付近に施錠装置のクランク支点がありますね。歩廊は軌間内のみで両側がスカスカな印象

牽引車を内側から見ることが出来るのも乗車体験ならではかと思います。

クレーンフックが2つ並んでいますが重心は取れるのだろうか?

転車台と共に残されている扇形庫も注目。四国で残っているのは宇和島が唯一です。

収容線は4線あり、右側には機械修理などを行う作業場が併設されています。

そしてこの扇形庫にはSLの動輪を1つずつ外せるドロップピットが現存しているのです。

逆光+車内からということもあり、なかなか上手く写りませんでしたが、左右に広がったピットを確認出来ました。建屋の鉄骨材は古レールでしょうか。とにかくもう一度調査したくなる案件ですね

国鉄時代の香りを強く感じられる宇和島運転区でした。また再訪したいな

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松山の転車台

2017-02-21 | 転車台訪問

毎年10月に松山運転所で開催されているふれあいまつりにて転車台を見学してきました。

着々と移転計画が進んでいるためこの地で開催されるふれあいまつりもあと数回で見納めでしょう。

転車台は下路式のバランスト形18m級(G2-1)です。運転所の入り口から見えないこともないですが、細部の観察&動作を見るにはイベントがもっていこいです。奥の7000系は洗車体験に使用されていました。

銘板によると製造年は1926年(大正15年)、メーカーは横河橋梁でした。

爪受けは何種類か混在していました。かつては5線が接続していたようです。(現在は3線)

18mを超える大型車を回す際は車体がはみ出るため、ピットの外側に注意喚起で黄色く塗られたコンクリートブロックが並べてあります。今時の製造なら柵が標準装備になっているであろう部分ですね。

乗車体験の2000系が入線します。片運の先頭車が逆走…気動車ならではの芸当です。

架線は転車台の少し手前で終端を迎えているため「クモの巣」はありません。

手前側はブロックの代わりに黄色い破線が描かれていますが、イベント時は安全のためカラーコーンも立てられています。2000系は21m級なのではみ出し量はこのくらいが最大と思われます。

車両の端の方に座れば躍動感を楽しめるし、中央部なら移動量が少ないのでピット内をじっくり観察できます。ただし、ヤグラに当たる部分は視界が良くありません。それも1つの味と言えますがね。

所属する車両の4割が気動車なので移転先でも転車台が設置される可能性は高いと思います。

そう言えば道後温泉本館は10月から耐震補強工事に入りますね。営業は続けるみたいです。

最後に牽引車を観察

モーターハウジングのカバーが取り換えられている位で、その他は原型を留めているようです。

ところで牽引車の右にある丸い標識は何でしょう…?

横から見ると分岐器の転換装置の1つであるエスケープ式転換器にそっくりでした。

この標識は桁の施錠レバーと連動して回転するようです。

緑→桁を固定しているので入線可、赤→桁がフリーのため入線不可を現しています。

動画も撮ってみました。

施錠レバーの操作と共に標識が回転する様子が分かります。

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