27年間走り続けた北斗星号の運転は今日をもって終了しました。
それは20系から続く、ブルートレインと呼ばれる寝台特急の終焉を意味します。
初めて乗ったのは15年前の2000年。カシオペアが登場してちょうど1年後のことです。
そこで2000年から現在に至るまでを振り返ってみたいと思います。
この頃は定期運用が2往復と、臨時1往復の計3往復が走っていました。
1号と2号は北海道編成で、3号と4号は東日本編成、そして臨時の81号と82号は北海道と東日本が1本ずつ受け持つ形で運用されていました。乗車したのは東日本編成が担当する81号でした。
まだ北陸やあけぼのも現役です。
なお臨時北斗星と補完列車のエルムは2006年を最後に運転を取りやめています。
2008年3月には夢空間が運転を終了。大宮車両センターで車内見学をしたことはあるものの、結局乗れずに引退してしまいました。営業運転に入っている姿を見たのもこれが最初で最後でした。
夢空間は1989年に新製された最後の24系客車です。北斗星に連結される際は夢空間北斗星号として運転。列車によっては行先や経由地名が付くこともありました。(夢空間北斗星ニセコ号など)
2回目の乗車は5年前の2010年。ちょうど10年ぶりの乗車です。
2008年3月のダイヤ改正で1往復に削減され、北海道と東日本の混成編成になりました。
それまで臨時便で多用されていたオハネフ24 500番台も登板しています。
2010年7月からは上野-青森間の牽引機がEF510形500番台に変更されたため、
EF81が混成編成を牽引した姿は2年ちょいと短期間でした。
青森駅構内の工事のため、上野方に電源車が付いていたのもこの時期です。
北斗星はちょくちょく編成の方転を実施しており、
運行開始の1988年~1991年と、2006年~2012年はカニが上野方
1991年~2006年と、2012年以降はカニが青森方となります。
EF81形の頃からそうですが、EF510形もカシオペア色が牽引することが多々ありました。
3回目は昨年の2014年で、トワイライトエクスプレスで札幌まで行き北斗星で上野に戻るという弾丸旅行で利用しました。4人だったのでBコンパートメントを利用したのもいい思い出です。
そして今年の3月で定期運転は終了。
以降は臨時列車としてカシオペアと共通ダイヤで隔日運転となります。(連休などを除く)
北海道の車両が完全に撤退し、東日本の車両を集約した1編成で運転されるようになりました。
最後に乗車したのは1カ月前のことです。
1回目はツインデラックスとデュエットで上野→函館
2回目はソロで函館→上野
3回目はBコンパートメントで札幌→上野
だったので、最後は今までの組み合わせでなかったロイヤルで上野→札幌を乗ることにしました。
10時打ちにて無事ロイヤルを確保。これはまさに走るホテルです。
臨時編成はオロネ25・オロハネ25・オロハネ24の3両を2組連結した豪華編成なのでロイヤルは定期時代より取りやすくなったのかと思われます。運転日は半減してますけどね…
この豪華編成は2004年~2007年までの春から夏にかけても運転されたことがありました。
そして臨時北斗星では2008年以降に外されていたロビーカーが復活したことも特筆できます。下は2010年の尾久のイベント撮った写真。もう乗ることは叶わないと思っていたので嬉しかったです。
オハ25 503
青森駅で2時間余りの長時間停車中。深夜帯なので誰もいません
道内では表定速度を上げるためDD51の重連運転が一貫して行われました。
北斗星の運行開始後、DD51はすべてこの塗装になり現在に至ります。
ED79やDD51の牽引写真がないのは悔やまれますが最後の最後に上野から札幌まで乗ることが出来て良かったです。今後、トワイライトのように保存されることを願っています。
あらためて、27年間お疲れさまでした。