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VSEの色差し

2025-05-31 00:11:12 | 車両工作(N)

こんばんは

5月もそろそろ終わりですね。当ブログの今後についてはまだ未定ですが、

ひとまずサービス終了近くまでは更新を続けたいと考えております。

 

さて、今回はVSEの仕上げです。

外装がメインですが、まずは前回紹介していなかった3号車の室内を先に仕上げます。

 

内装パーツは8号車と同様にダークブラウンで塗装し、座席は筆塗りで仕上げました。

枕カバーはマステ、木目パーツはエヌ小屋製です。

 

閉鎖されたカウンターや元喫煙スペースの壁は白いマステを貼っています。

窓から見えない空間にはウェイトを入れて可能な限り牽引力を補っています。

床面に貼る木目シールを省略したので、その分を自作したカウンター周りに転用しています。

 

ボディは墨入れをして細かなモールドを引き立てみたいと思います。タミヤの墨入れ塗料を使用。

ブラックだとコントラストが強すぎると思い、ダークグレイとグレイを調色してみました。

 

室内灯をテスト点灯させた際に屋根の隙間から光が漏れている部分があったので、エナメル塗料で内屋根を塗りました。しかしそれでも漏れることが判明したため他の策を講じることになりました。

屋根裏の取り付け穴を塞げばよいのですが、数が沢山あって大変です。

そこで室内灯の裏に導光板より広めの遮光テープを貼って穴を隠すようにしました。

 

車側灯は赤色が明るくておもちゃっぽく感じていた部分です。

スモークグレーを塗り重ねることで、消灯状態に近い落ち着いた見た目になりました。

こんな小さな色差しでも印象は大きく変わりますよ。

 

3号車と8号車は側面が透けてしまうので内壁を可能な限り遮光しました。

この2両は窓が少なく、窓ガラスの着色で室内が緑がかって見えてしまいます。

そこで内側の壁部分に白のマステを貼りました。

 

パンタグラフはシルバーグレーで塗装し摺板をシルバーで色差し。

クーラーもスミ入れの効果的です。

 

運転席には人形を入れてみましょう。KATOの人形24-273 運転士・車掌:冬服 ベージュを塗り直してロマンスカー専用の制服に仕立ててみました。(右2人)

このデザインの制服もVSEと共に誕生したのですよね。VSEはほんと特別仕様ばかりです。

運転席は窮屈なので収まる形に整えています。

 

ワイパーはスロープモデルのパノラマ車 汎用ワイパーを使用しました。

この手のワイパーパーツと言えばエッチングの製品が一般的ですが、パノラマ車用の大きな形状のものは意外と選択肢がありませんでした。

3Dパーツなので取り扱いには注意が必要ですが造形は立体的で申し分無し。

黒色樹脂ですが透けるので半艶ブラックで塗装しました。

 

これで展望席部もサマになったと思います。

 

足回りもひと手間加えましょう。

台車の集電板は脱脂後に見える部分をライトグレーで塗装しました。

車輪はグレーが正解かもしれませんが、製品の銀色は足回りがギラついて落ち着かないため黒色車輪に交換しています。そのうち導電性のグレーメッキとか出てこないかな

行先表示器にはジオマトリックスの汎用ステッカー(50000形VSE)を入れました。

次回こそ完成へ

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VSEの内装を仕上げる

2025-03-31 23:46:11 | 車両工作(N)
こんばんは
今日で3月も終わり、明日から新年度です。
私も年度末ということもあり少し前までバタバタしていました。
東京は桜が満開になったのに真冬のような気温で調子が狂ってしまいますね。
 
さて、昨年末から進めているVSEの続き。
まずは中間車の座席を1列増やす工作から始めました。
集電シューの高さを抑えるために金具の固定部品を3Dモデリングしました。
(上の画像はサポートも付いた状態)
 
床板側は元の集電シューの取り付け部をニッパやノミで削り落としました。
 
出力したパーツを置くとこんな感じ。これにより上げ底スペースを削減することができます。
写真はありませんが、上げ底だった部分の床下パーツはプラ板で延長しています。
 
集電シューはKATOの室内灯クリアに付属していた金具を下写真の形に曲げて製作しました。
立ち上げ高さが台車の接点に当たる部分になることと、全体が平行になるように曲げないと床板に引っかかって集電できなくなるため注意して曲げました。
 
集電シューを固定部品にセットした状態。
丸く曲げている部分は通電板に接触させる部分です。
 
このまま組み付けようとすると溝から外れてうまくセット出来なかったため、あとで両面テープを併用しました。
 
床下の通電板は上げ底部をカットして配線を半田漬けしています。
このあたりの工作は8号車の記事と同様になります。ご参照ください。
 
追加する座席はオリジナルのパーツを採寸してモデリングしました。
肘掛けが浮いた状態を再現することも可能ですが、ここはディテールを揃えました。
 
左からオリジナルの座席、3D出力品(グレー)、おゆまるコピー品(透明)
出力品はオリジナルよりちょっと背もたれが厚いですが、窓越しなら気にならんでしょう、、
成形色のオリジナル座席も含め、あとでまとめて塗装します。
 
ここからは内装のディテールアップに入ります。
エヌ小屋のVSE 50000形室内パーツNo.10311を用意しました。
座席のディテールアップシールだけでなく、壁面や床面などの装飾パーツも含まれていますが、3号車や8号車はかなり手を加えてしまったのであまり使えるパーツがありませんでした。
 
ちょっと気になったのが車端部の壁の指示。
VSEは5号車と6号車を堺にボディが左右対称の配置となっていますが、白塗りと木目の配置は編成で左右が決まっていたようです。この壁シールは連結フック側の壁に貼るものですが、2号車のみ床下の向きが異なるため、4・5号車は6・7・9号車と同じ配置はないかと思います。
 
枕カバーも後ろまで回り込んでいないのと、色が調色した座席と比べるとオレンジ色が強過ぎて違和感があったので自作することにしました。
 
使用したのはダイソーで売っていたこちらのマステ。下から3番目の赤色を使います。
実車の枕カバーはシートと同系色なので、塗装後のパーツに近い色を探していたのです。
 
座席パーツは実物より赤みを強くした色で塗装しました。
これは光源が電球色かつ、グリーンの着色ガラス越しに見ることになるための調整です。
配合はアバウトですが、キャラクターレッドにホワイトとブラウンを足しています。
 
マステは短冊状に切って背面側まで回り込むように貼り付けました。
施工中に浮いてきた場合は糊で補強しています。エヌ小屋のカバーと比較してみました。
 
背面側はグレーのモケットとテーブルを貼り付けます。
このモケットは本物の布で出来ているみたいですが、曲がるわ裂けるわで曲者でした。
テーブルは2列繋がっていてリアルではなかったので1個ずつ切り出して糊付けしています。
 
数をこなす作業は苦手なので、相棒にお手伝いしてもらい何とか完成しました。
グレーのモケットは横の毛羽をカットすると前から見えなくなり実感的になります。
 
座席と壁面のディテールアップが完了した室内。
床面は青みがかったグレーを再現しています。
 
座席を繋いでいる部分は床色で塗っていませんが、ガラスパーツの下に入り込むので省略しました。一番後ろの列が3D出力品の座席です。
 
4号車と5号車はオリジナルの室内灯の取り付け台座を撤去しているため、上げ底の空間が窓から見えてしまいます。少し気になるのでもう1列も再現してみました。
プラ棒のエッジを落とし、ラインチゼルでスジ彫りをしてそれっぽく仕上げました。
 
1号車と10号車は一般席の向きと車端部の壁色が反転しています。
 
展望席の最前席にある大テーブルはN小屋純正シールです。
また、展望ガラス下の空間はタイヤブラックとブラックを調色した色で落ち着かせています。

 

 
8号車の内装はダークブラウンで塗装し、客室の壁はエヌ小屋製です。
オリジナルの車椅子対応席と3Dプリントの2名席×2列で全席再現しました。
閉鎖されたカウンターや元喫煙スペースの壁は白いマステで再現しています。
 
車端部の座席は集電機構の立ち上げ部が迫っているため、座席の下半分を削り込んでシートピッチを確保しています。
削り込みは窓下に隠れるので違和感はありません。
通路の扉はフォグラスを貼っています。

 

次回で完成かな

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VSEに室内灯を付けよう【後編】

2024-12-29 15:07:32 | 車両工作(N)

こんにちは。今年も残すところ数日となりました。

 

純正室内灯を加工して搭載していたVSEですが、最終的に以下のような形態となりました。

前回記事からかなり変更が生じたため、前編と後編の副題を付けました。

左から、4~7・9号車用(5本共通)、2号車用、3号車用、8号車用、10号車用、1号車用

形態の違いを見ていきたいと思います。

 

まず中間車5両分から

4~7・9号車は進行方向を箱根湯本方とすると室内灯の取り付け台座が座席の後ろ側となってしまうため、前から照らせるようにLEDの向きを反転して設置します。

床板側の設置スペースは本来は室内灯の先端側を収容する部分のため、基板の厚み分と左右のテーパ部分を切削し、スプリングも短縮しました。床板の電極加工は進捗編を参照ください。

 

プリズムの天井面には白いマスキングテープを貼って照度を上げています。

照射面は前回も紹介した通り、フォグラスC-718サンドホワイトAを貼っています。

 

無加工の室内灯と点灯状態を比較しました。ムラ無く均一に光っていますね。

LED直下はアルミテープを貼り、光源全体を白マスキングテープで覆っています。

床下にセットするとこんな感じ。

 

続いて2号車用

前編のLEDの加工を除けばテープ類の貼り付けのみで、最も原型を留めています。

VSEは3号車に動力車が設定されているため、床下の構造は3号車を基準に対象な配置です。

このため座席を反転させた場合は2号車のみ純正の室内灯取付部が進行方向側となります。

 

パンタグラフ付きの3号車と8号車は、側窓の天地寸法が大きいため純正の室内灯だとプリズムが横から見えてしまいます。そこで室内灯クリアの導光板(白ライン印刷の旧版)に変更しました。

まず3号車用ですが、こちらは基板のところで元のプリズムをカットし、室内灯クリアのプリズム中央部を組み合わせています。スプリングは動力車なので所定の長さでカットしました。

光ムラ対策でプリズムの2/3くらいは天井側に白いマスキングテープを貼り、照射面はフォグラスC-718サンドホワイトAを貼っています。

 

8号車用は光源の位置を反転させる都合と、トイレ付近の照度を確保する目的で基板を自作しました。

プリズムは天井側の全面に白マステ、照射面はそのままとしています。

Tomix純正室内灯の使用している部品はLEDとスプリングのみです。チップLEDは側面を遮光して光量を調整、表面もクリヤーオレンジで色味を砲弾型に合わせています。

 

最後に1号車と10号車

通常席と展望席の間にあった室内灯の取付台座を撤去しているため、共通仕様の中間車と同じ方式で連結面側に接点を設けています。

展望席部もテープLEDをやめて専用基板+プリズム式に変更しました。

1号車の通常席用はシートの前側にLEDが来るように基板を分割しています。

展望室のプリズムも室内灯クリア(旧版)を加工したものになります。

なるべく先端まで照射できるようにボディに合わせて削り込んでいます。

先端部を磨いたあと、正面からの光漏れ防止で断面にホワイトを塗りました。

天井面は最初は座席の位置似合わせて横線を引いて見ましたが効果がイマイチだったため全面マステに変更しました。

 

シートを塗装するために分解したので、ついでにモーターをM-9からM-13に更新しました。

台車の集電シューが逆さまのような気がしたのですがこの向きで正解のようです。

年内の完成は叶いませんでしたが、もう一歩なので頑張りたいと思います。

それでは良いお年を

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中間車のハイライト VSEの3号車と8号車

2024-11-30 14:41:00 | 車両工作(N)

今回はVSEの中間車におけるハイライトとも言える3号車と8号車の内装に着手しました。

まずは模型では動力車に設定されている3号車から

中央部にカフェカウンター、室内灯の台座付近にトイレがあるはずなのですが何もありません。

ダイキャストフレームから外す際の柔軟性を確保するためでしょうか?

3ボックスあるサルーン席も車端部が盛り上がっており表現されていません。

 

というわけで、カフェカウンターとトイレはプラバンでそれらしく作りました。

カウンターは8号車と比べるとストレートに近い形状だったので作りやすくて助かりました。

営業停止後をイメージして、シャッターが降りた状態を再現しています。

サルーン席は壁をフラットにして手前の座席からお湯まるとアクリルパウダーでコピーしたモールドを貼り付けました。透明なので塗装しないとよくわかりません…

元喫煙スペースの壁や手前の席の上部にあるプラ棒は室内灯クリアの導光板ガイドです。

3号車と8号車は他の車両よりも窓の天地寸法が大きく、純正の導光板だと窓から見えてしまうため、厚みが薄い室内灯クリアに置き換えます。全体はこんな感じ

 

続いて8号車ですが、ここが10両の中で最も難工事でした。

本来は3列ある客室エリアですが、車椅子対応の1列のみ表現されています。

2列目は上げ底の床をフラットにできれば復元できると思い、改造に着手しました。

上げ底は集電シューの位置が高いためで、ここを短縮して配線で逃がす構造を考えました。

カットしたメインの集電板と集電シューはネジ止めして通電不良を防ぎます。

集電シューを固定する台座をカットし、切断した端部の集電板が安定するようにプラ棒でガイドを作りました。最後に切断したメインの集電板に配線を半田します。

シートも切断してプラ棒でフラットにしました。連結部のパーツは爪の縦半分をカットしているので強度的に少々不安ですが、一応形になりました。

シートはお湯まる&アクリルパウダーですが、今回は複製に難儀しました。

モールドが深いため、少しずつ固着させていかないと気泡が入ったり欠けたりしてしまいます。

 

ここで加工は一旦終了したのですが、仮組みしてみるとやはりもう1列も再現したい衝動に駆られ、改修工事を実施しました。その結果が下の写真です。

車端部の3列目を再現するために室内灯の台座を撤去して先頭車と同じ方式に変更しました。

台車の集電シューは室内灯クリアの集電板を加工してメインの集電板に接触させて高さを抑制。

写真がありませんが、シートをフラットにしたことによりボディを固定する部分が無くなってしまったため、ガラスの固定爪を車体中央よりに移設しています。

トイレ部はパーツを個別に切り出して床面を下げ置きました。

乗降口の窓が足元まで来ており、少しでも全体を光らせるためです。

カウンターは3号車と同様に営業停止後をイメージしてシャッターをつけました。

8号車は座席を4組用意する必要がありますが、歩留まりが悪いため3Dプリント品にする予定です。

 

なんとか形になった3号車と8号車。

この2両は内装が木目調なので他の車両とは別に塗装したいと思います。

今年中に完成するかしら?

つづく

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VSEの進捗

2024-09-28 18:51:34 | 車両工作(N)

VSEに室内灯を設置する工作の続きです。

折角室内灯を入れたのに、ロマンスカーの顔とも入れる展望席が真っ暗では興ざめです。

ここを照らすには天井に薄型のテープLEDなどを仕込む必要があるのですが、天井が窓上に迫っており真横や真正面からLEDが見えてしまいます。まずはここを何とかしてみます。

前面ガラスは上部の固定部をバッサリカットしてボディに接着することにしました。

ついでにiromizuのB-25ICを裏から貼ってスモーク調にしています。

ボディはテープLEDが入る幅に天井を切削し、運転席のガラスパーツが嵌る台座も合わせて薄くしました。見える部分を傷つけないように養生して慎重に作業を進めます。

表から見ると開口部は運転席のパーツで隠れるため分かりませんね。一安心、、

運転席パーツも内側を削ってテープLEDをより高い位置に貼れるようにしました。

 

続いて床下側の加工に入ります。

室内灯の接点は純正室内灯の先端側が載る位置に仕込みます。ここにスリット状の穴を2ヵ所開けて、KATOの室内灯用集電シューを加工した電極を設置しました。

裏からみるとこんな感じ、シャーシ側は銅板と接触するように少し立ち上げています。

 

室内灯はグランライトの切れ端(LED3列分)を並列に接続しました。→プリズム式に変更しました。

トミックスのVSEは座席が新宿方を向いた上り列車を再現していますが、旅情を感じられる下りの箱根湯本向きに仕立てることにしました。

そのため光源を座席の前側から照らせるように1号車はLEDの位置を反転させています。

集電スプリングを固定する金具は撤去し、短くカットしたスプリングを基板に半田漬け。

導光板はスプリングの周囲を床板の電極部に嵌るように現物合わせで削っています。

グランライトは白色を使用して色味調整用フィルターを貼りましたが、後で再調整する予定です。

グランライトに接続するポリウレタン線は天井側に透明テープで固定しています。

本来の室内灯の台座は不要になりましたので、ニッパで撤去してプラ板で埋めました。

ついでに展望席の一番後ろの席と乗降扉の間にあるカウンターを再現してみました。

参考用に実車1号車の扉付近の写真を載せます。

2023年に運転されたサイレントロマンスカーのツアーに参加した際、この展望席の一番後ろの席に乗車したため、カウンターの印象が強く残っています。

プラ板でそれっぽく作りました。茶色で塗装するので接着は後ほどに。

今回はここまで。次回は中間車を進めます。

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2025/1/1 追記 室内灯の構造変更につき訂正。

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