京都のいぬぅ

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ボケないインド人 アルツハイマー病への備え(2)

2006年10月25日 14時02分26秒 | 
アルツハイマー病の早期発見の研究も進んでいます。

微小管と形成するタウと呼ばれるタンパク質がアルツハイマー病のバイオマーカーになると分かっており、
脳脊髄液にこのタウがあるかないかを調べることでアルツハイマー病が発症しているかを確認します。
(アミロイドベータの蓄積により神経細胞の微小管の構造が変わり、神経細胞が死滅すると、タウは細胞の外へと漏れ出ます。)

この診断では、初期段階からアルツハイマー病を発見することができますが、
発症前には確認することはできません。

そこで新たな方法として
PET(陽電子放射断層撮影)による画像診断が提唱されています。

アルツハイマー病の原因物質と考えられているアミロイドベータにくっつく放射性化合物を投与すると(危険はありません)、
放射性化合物はアミロイドベータが蓄積している箇所に集まり、
PETによって場所の特定ができるのです。
この方法なら、今までできなかった発症前にアルツハイマー病を見つけることが可能になり、
アルツハイマー病の発症予防に大いに役立ちます。

5,6年後には人間ドッグのオプションとしてこの診断が取り入れられるようになるかも知れません。



タウタンパク質検査 アルツハイマーの発病を診断
http://web.kumanichi.com/iryou/kiji/brain/40.html


アルツハイマー病の発症前診断へ大きく前進
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2005/050314/index.html

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