京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

脳科学の挑戦 ~ビジネスへの転用~(2)

2006年11月14日 10時27分09秒 | 
さまざまな企業が脳科学に期待しており、
新たな商品開発に取り入れています。


 正面から見ると怒った人のようなデザインをしたバイクを本田が開発しました。
 特別に顔を認識する顔ニューロンの働きで視認性が高まり、
 バイクを認識するのが0.1~0.2秒早まるそうです。

 トヨタ自動車もfMRIでドライバーの脳活動を測定し、
 安全性の高い車の開発に役立てようとしています。

 松下電器産業は、使い勝手のよさと脳の反応を調べ、
 操作しやすいリモコンなどの開発に着手しています。

 竹中工務店では、住まいの心地よさを客観的に評価する手法の開発するために
 脳にとって落ち着く空間の研究をしています。


もちろん、ニューロマーケティングには問題点もあります。
脳スキャンは統計解析であって、その予測は研究者が証明に用いる統計変数によって大きく変わってくるものですし、
脳の中で起こっているすべてを説明するには現在の神経科学では無理です。
また、実験室で頭や顔にいろいろな器具をつけている状態と
ソファーでくつろいでいる状態では心理状態も変わってきます。
そしてfMRIにかかるコストは決して安いものではありません

それでも
この手法で得られる結果は魅力的であり、
今後、マーケティング戦略を決めるための標準ツールとなるでしょう

最新の画像もっと見る