どーぱみん

この前、心を作り出す代表的なものとして
セロトニン神経、ドーパミン神経、ノルアドレナリン神経を上げましたが
今日はドーパミンです。

ドーパミン神経は
快感や報酬、欲望などの感情を作り出す作用があります

充実感や感動により前頭連合野が活性化されると、
ドーパミンが分泌され、
人はときめきを感じたり、夢を抱いたり、希望が湧いてくるのです

ドーパミンが多くなると新しい経験やスリルを追い求め、飽きっぽくなります。
ただ、多すぎると幻覚や妄想などの弊害が出てきます。
たとえば、統合失調症や、メチルフェニデートなどの覚せい剤では
ドーパミンの過剰な分泌がみられます。

また、注意欠陥・多動性障害（ADHD）もドーパミンの量がいつも多いことが原因と言われています。
（ドーパミンをとりこむトランスポーターの異常により、
注意をつかさどる右前頭前皮質と大脳基底核の尾状核と淡蒼球、小脳の出部が
うまく働けなくなっていると考えられます）。

次に、ドーパミンが不足するとどうなるのか。
やる気や物事への関心がなくなり、無感動になるなどの精神機能の低下、
そしてパーキンソン病（症状として振るえ、動きにくさ）に代表されるように運動機能の低下がみられます。
（黒質や線条体のドーパミン産生ニューロンは、
自分の意識とは関係のない手足の震えといった不随意運動をつかさどる大脳基底核を負に制御しており、
パーキンソン病では、この神経が壊れ、大脳基底核の活動が活発になり、手足の震えなどが頻繁に起こります。
また、意欲、動機、学習などの報酬系に関与する前頭葉へ投射する中脳のドーパミン神経に変性しており、
機能低下がみられます。）


最近、やる気が出ないという方のために
ドーパミンの増やし方をご提示しましょう

　歩行やランニング
　他人を誉める→自分の考え方が明るくなる→ドーパミンの分泌
　（性別は関係なく）魅力的と感じる人と目が合う。（写真でも可）

好きな人と目があうと、胸がドキドキ、キュンキュンするのは
ドーパミンのおかげなのです
そして恋人以外でも目を見て話せば
ドーパミンが出て快感を覚えます

このようにアイコンタクトによってドーパミンが出るのは
ほかの霊長類には見られないことだそうです（ホントかな？）

コミュニケーションととる→快感→またコミュニケーションをとりたくなる
→・・・→ひとりがさみしくなる。

ヒトはこうして淋しがり屋になるんでしょうね

・・・

話が超飛躍しましたけど、
皆さん、ドーパミンをしっかり出して、
日々の生活を潤しましょう


ドパミン　フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3


パーキンソン病の解説
http://www.qole-acct.co.jp/mnd/pd.html

ADHDとてんかん　－診断と治療－
http://www5d.biglobe.ne.jp/~jea/netinfo/ADHD.html

脳の発達障害 ADHD はどこまでわかったか？　←専門的です。
http://www.banyu-zaidan.or.jp/symp/about/symposium_2005/seimei/sora.pdf